最近CDよりもレコードをよく聴くようになった。
我が家は70年代の初め頃からレコードを買い始めたので、ほとんどが70年代に発売されたものなので、CDよりも愛着がある。
昔は、レコードの表面の少しのキズでもついていれば怒り心頭だったのが、最近ではそれも当時の思い出として針が飛ばない限りはプチ音もあまり気にならない。
リンダ・ロンシュタットのSimple Dremsでも久々に聴いてみようと、棚から出すと埃かカビなのか区別はつかないが結構表面が汚れていて、また細かな擦り傷も散見されたのでレコードを丸洗いした。
溝に沿って綿に染み込ませた中性洗剤で表面をゴシゴシ洗う。
いつもは乾かすのに部屋の壁に立て掛けているのだが、たまに床にずり落ちこともあったので、何かそれ専用に使えるスタンドは無いかと普段から思案していた。
通販サイトでは、LPレコード10枚を一度に立てかける金属製のスタンドが売っているのだが、4000円ほどして高価なのと、レコードを 一度に10枚も洗うことはないので、近所のスーパーに何か適当なものはと探しに行ってきた。
目に留まったのはキッチンでまな板を立てかける鉄製のフレームで、そのフレームは樹脂コーティングされているのでメッキ仕上げのフレームよりはレコードの表目に傷をつけにくのではないかと....
またレコード3枚立て掛けることが出来るので当方としてはそれで十分。
で、それに決めた。お値段税込で773円也。
中性洗剤で溝をしっかり洗い、フレームに立てかけて暫しの間レコードを乾燥させる。
プチ音が連続で出そうな傷があったのだが、洗浄したからなのかレコードに針を落としても雑音がほとんど聴こえなかったので、にんまり。
リンダが40年前と変わらず Blue Bayouレトロちっくなサウンドに乗せて歌うのが心地よい。
しからば、今宵は雲海の麦焼酎、大河の一滴をお湯わりで一杯。お値段税込で1077円也。