本日はイギリスのロック・バンド、テン・イヤーズ・アフターが1969年に出したブルースに軸足をおいた3枚目のスタジオ・アルバム、Ssssh。
このアルバムの邦題は、何らかの擬音のようなアルバム・タイトルをカタカナで表現するのも何となく印象がぼやけるので、このアルバムの最後の曲、I Woke Up This Morningに付けた邦題、夜明けのない朝を拝借した。
(オリジナルはDERAMから1969年に発売、そして1975年クリサリ・スレーベルから再発。このレコードはレーベルのデザインから判断して多分1987年頃クリサリスから再々発されたアメリカ盤)
夜明けのない朝って詩的で趣のある響のタイトルであるが、歌詞を読んでみると何てことはない軽〜い感じ。
夜明けのない朝
今朝起きたら、
俺の彼女はいっちまった
今朝起きたら、
俺の彼女はいっちまった
俺を愛してたって思ってたのに
どうも間違ってたみたい
そう、間違ってた
毎晩泣いたさ
君が帰ってくるなら、そうするさ
毎晩泣いたさ
君が帰ってくるなら
ひどく孤独を感じるのさ
一人取り残されて
そう、一人取り残されて
今朝起きたら、
雨だった
今朝起きたら、
雨だった
ひどく孤独を感じるのさ
泣きたい気持ちさ
雨が地面に降り注ぐ
夜明けの朝って、何と!彼女に逃げられガックリしたアニキの朝イチの嘆きでしたか?
なるほど、これがブル〜スっていうもんなんですね。
アルビン・リーの奏でるリード・ギターとベースやキーボードの絡みなど、このアルバムには聴きどころ盛りだくさんです。
おヒマなら是非ご一聴を。