CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

Hip Hopってどうよ?

2022年01月23日 | R&B

Hip Hopのジャンルって私にとっては少々苦手な分野。

日本人アーティストの中でHip Hopで印象深い作品と言えば、個人的にはニューヨーク帰りの佐野元春が1984年に出したアルバム、Visitorに収録されたComplication Shakedownかな?

“システムの中のディスコティック!”って決め台詞にインパクトを感じた思い出が…

Hip Hopって韻を踏んだ歌詞をビートに乗せて早口で語られるのが一般的な印象で、私の程度の英語力では到底付いていくことが出来なく理解不能に陥る。また韻を含んだ歌詞は音としては印象には残るものの、単なる語呂合わせであまり意味の無い内容である事もしばしばで感情移入出来ないことも。

私にとってはメロディーが薄いので壺漬けなしで白飯を食べるような感じでどうも歯応えがないく、オジンにとっては少々厳しいジャンルですかね?

しかし白米だけでもずっと噛んでいると甘みが出てくるので、何度も聴けば案外味が出てくるのかも…

3人組のHip Hopグループ、フージーズの紅一点のボーカル、ローリン・ヒルが1998年にソロアルバム、The Miseducation Of Lauryn Hillなるアルバムを出した。

アルバム・タイトルとジャケのデザインから学校教育に関する内容だと思う。出だしのIntroで教師が出席をとる様子が収録されていて、名前を呼ばれるとHereと答える。

イモトアヤコ流に言うと、ここっ、ここですよ〜

このアルバムがバカ売れで全世界通算売り上げが2000万枚を超え、翌年のグラミー11部門ノミネートされ5部門獲得と大ヒット。

その時流に遅れてはならずと取り敢えず買ってみた。

Hip Hopやゆったりしたソウル調の曲がトータルで約80分ほど収録された大作。

何を語っているのかよく分からない。CDのブックレットには歌詞がびっしり書き込まれているがあまりにもフォントが小さ過ぎて読む気にもなれず少し退屈かな?

ただ音を絞ってバック・グラウンドとしてこのCD再生すれば、個人的には案外心を落ち着かせる気が…

ローリンの女性的な攻撃的に感じさせない歌唱が無音の室内に潤いを与えるのかも知れない。

ちなみに日本でもこのCDミリオン・セラーを記録、Hip Hop音痴の私としては、購入された100万人の方々それぞれにこのCDの楽しみ方ちょっと聞いてみたい気もする。

ローリンさん、天井見上げて一体何を思う?