70年代の古~いシングル盤を保管している段ボール箱を探っていると、1971年のイギリス映画、Melody Fair(小さな恋のメロディー)のシングル盤発見!
ビー・ジーズが1969年に出したアルバム、OdessaからMelody FairとFirst Of Mayの2曲がカップリングされている。
ところでこの映画当時大ヒットしてたね。
朧げな記憶によると、主演のマーク・レスター、トレーシー・ハイドにジャック・ワイルドらの写真が映画雑誌によく出ていたような…
ただストーリー的には他愛もない子役が主演のコメディーで、本国イギリスやアメリカでは全くヒットせず、なぜか日本だけヒット。
日本の若い人からすれば、主演の子役達がとてもキュートな存在に思え、またイギリスの学校生活に憧れ的なものがあったのかもね。
例えば、小学校なのにブレザー羽織ってネクタイを締め、何とも洗練された出立ちで、校舎も伝統ある古めかしさがあった。それに対して、当時オイラは中坊で真っ黒な詰襟の制服に頭は丸刈り。女子もブラウスの上にやぼったいセーターを羽織り、髪型はおかっぱもしくは三つ編みが定番。おまけに木の床がギシギシ撓むオンボロ校舎。
日本の産業が高度成長期に入っていく時期だったが、人口も増えていく中で一般庶民の生活はまだまだ追いついていなかったから、まあ仕方なかった。
少し前にオイラが通っていた中学校が廃校となり、跡地は更なる人口流出を防ぐため再開発されタワマンが建つらしいって話を聞いた。
そんな風の便りを耳にすると、あの頃はあの頃でよかったなってノスタルジーを感じるね。
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