CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

Oldies, But Goldies!、その2

2023年08月09日 | BEATLES-BADFINGER関連

ビートルズの活動期に出た唯一のベスト盤は1966年のクリスマス商戦にヨーロッパで投入された編集盤、オールディーズ (A Collection Of Beatles, Oldies, But Goldies!)。

(1992年 TOJP-7078 30周年記念、オデオン・レーベル黒盤、英国旗帯)

当時のビートルズは1966年の8月にリボルバーを出したばかりで、クリスマス前に出せる曲の在庫がなかったことので編集版を作らざる得ない状況だった。過去のシングル・ヒットを寄せ集め、それにまた英盤では収録されずアメリカ編集のBEATLES VIのみ収録されたBad Boyがプラスされたアルバムを制作。

後にBad Boyはパスト・マスターズVol.1に収録されることになり、1987年に過去のオリジナル・アルバムのCD化のためのデジタル・マスターを制作においてEMIはこのアルバムを廃盤とした。

それでもジャケ裏の日本公演の際撮影された初出の4人の集合写真は価値が有るし、それにその写真の画像は日本盤と海外盤では反転して印刷されていることから、ビートルズのアルバムのコレクターにとっては、欠けてはならない一枚で残念無念。

ところが英オリジナル盤だけでなく初期には日本編集盤、更に米編集盤の発売など何でも来いの我が国では、1992年に30周年記念盤としてオリジナル・アルバムがデジタル・マスターの音源を使用して各限定5000枚で復刻、このどさくさに紛れて商魂発動、オールディーズも日本だけで復活!

ただオールディーズは既に廃盤となっていてデジタル・マスターが作成されなかった事から日本での復刻は旧音源が使用されたとのこと。

なぬ〜!旧規格と同じ音源?! このアルバムを持つ事に何か意味はあるのか?

ただ単に収集するだけで違いの分からぬオジンが今更ながら呟く。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿