CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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クイーンのボックス・セット、その3

2015年11月05日 | Queen

クイーンのボックス・セットが届き、猫の小判状態になって1ヶ月以上の時が過ぎた。

箱が金色でできているので、本当に小判状態である。

“やっぱり、限定特別仕様のカラー・レコードを、しばらく針を交換していないオンボロ・ターン・テーブルで試し聴きするのはリスクがある。” と思うのだが、メーカーによるレコード針の適切な交換時期もあんまりあてに出来ない。なぜなら、100円でゲットした中古レコードでも、目視で表面に傷がなければ、中性洗剤でゴシゴシと洗ってやれば雑音が気にならないレベルなる気がする。

せっかく買ったんだから、なんとか聴く事が出来ないかなと思っていたところ、このセットに全曲をMP3のフォーマットでダウン・ロード出来るクーポンが付いてくることを見落としていた。早速ボックスを調べたところ、最初ゴミかと思われた三つ折れになったダウンロードのクーポン紙切れが箱の底から現れた。


早速サイトに接続し、全ての楽曲をゲット。

このボックス・セットの音源は、ブラインド・テストの選考を経て選ばれた、ボブ・ラドウィックの手によるもので、当初オリジナルのマスター・テープからラッカー盤を直接カットするとのことだったが、マスター・テープの劣化があり、劣化を修復し96KHz/24Bitのデジタルマスターを作成し、それを使ってカッティングしたとのこと。そしてそのついでに、320kbitsのMP3音源が作成された。

QUEENの場合、21世紀になってから今日までに、2001年にEMIがリマスターした音源(東芝が2004年と2008年の紙ジャケCDにその音源を使用)と2011年にEMIがユニバーサルの傘下になってからの再リマスター(コンパニオン・ディスクをつけた2枚組CD)と2回あり、今回はその音源とは異なる3回目のリマスターとなる。

2011年のリマスター盤は所有していないので、2001年のリマスター盤をアイ・チューンにAAC 256bitsのフォーマットで取り込み、今回のMP3の音源と聴き比べたところ、今回のリマスターは2001年のリマスターとより音圧(音量?)が高く設定されているような…  つまり、アンプのボリューム設定が同じなら少しだけはっきりと聴こえる感じが…

ただし、これが良い音かどうかは各個人によって考えは違うだろうし、子供達が聴くことの出来る高周波をもはや捉える事が出来なくなっている私の駄耳では果たしてどちらがよいかという客観的な判断は出来ない。

ただ、今回MP3の音源をゲットしたことから、クイーンの楽曲を久しぶりに発売順に聴く事が出来て良かった。

そこから得た結論は、クイーンで最も印象に残るアルバムは、やっぱり初期の三作、QUEEN、QUEEN IIとSHEER HEART ATTACKだった。オンタイムで聴いていたので、その思い入れも強かったのかもしれないが、特にQUEENとQUEEN IIのサウンドには当時びっくりした。

ファースト・アルバム、QUEENは、1971年の末ぐらいから開始されていたのだが、レコーディングのやり直しや、レコード会社との契約の遅れなどで、発売されたのは1973年の7月となった。そのため、予定より1年以上も発売が遅れたため、彼らが意図した新しいサウンドは若干時代遅れとなった。多少アレンジが荒くとも1972年にファーストを出すことが出来ていれば、T.REXのTHE SLIDERやMOTT THE HOOPLEのALL THE YOUNG DUDESなどと同年の発売となり、相乗効果でさらに人気のアップが期待できたのではと今更ながら思うのだが。

それから、FLASH GORDONのサントラは、デジタルで聴くに限るとわかった。映画の中のセリフが登場するところで、レコードでよくある“プチパチ”の ノイズを聴くと興ざめするからだ。

MP3音源ゲットにより、ボックス・セットは当面お蔵入り。

新しいターン・テーブル欲しい~

買ってもないのに、宝くじでも当たればな~ と思う1日でした。



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