CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

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私見、リレーヤー

2024年10月10日 | PROG ROCK

2枚組の大作、Tales From Topographic Oceans完成後の1974年、リック・ウェイクマンがイエスから脱退。

その交代要員としてパトリック・モラーツがキーボード担当として加入し制作されたのが同年末に発売された通算7枚目のスタジオ・アルバム、Relayerだった。

リックの抜けた事からか、シンフォニックやメロディアスなる要素が薄れ少々尖ったサウンドの展開にはイエス・ファンの間からは不満が出た。とは言え英・米チャートではそれぞれ4・5位とよく売れた。

ジャズ系のパトリックが加入したからなのかサウンドに少しばかり変化が… オイラとしては特にフュージョン・サウンドで手数の多いSound Chaserの弾けっぷりには感動して何度もリピートし、逆に従来路線の大作、The Gates Of Deliriumにはちょっぴり食傷気味と感じた。個人的には後半以降に登場するSoonと分割し再構築した方が音的にはメリハリがついて良かったのかな?

本作の後ツアーを行い一旦バンド活動を休止し各自ソロ活動に勤しみリフレッシュを図る。その結果、翌年にイエス再始動し制作した次作、Going For The Oneではリックが復帰しまたレコード片面が1曲のみと言う大作志向が無くなった。

そういう意味では、リレーヤー、即ちタイトル通り彼らにとって繋ぎのアルバムだったのかな?

なんて独り言を呟いてみる。



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