CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

Big River Bandに改名?

2018年04月04日 | AMERICAN ROCK/POPS
オーストラリア出身のアーティストといえば、古くはビー・ジーズ、オリビア・ニュートン・ジョン、AC/DC、エア・サプライMen At Workなんかが浮かぶ。

おっと、このバンドも忘れてはならない。

小川バンドこと、Little River Bandである。

70年代後半から80年代初め頃に出した数枚のアルバムがアメリカでもそこそこヒットした。

1981年発売の通算7枚目のアルバム、Time Exposureが手元にある。

(ジャケ表のデザイン)

(ジャケ裏のデザイン)

(シンガポール・プレスなので歌詞はスリーブの両面に印刷されていない。その代りペラ紙の歌詞カードが一枚附属)

(キャピトル・レーベル、この時代キャピトルは通常紫色のレーベルを使っているが、レコードがシンガポール・プレスなので青色となっている。)

キーボード無しのギター・バンドで、コーラスを多用した爽やかなサウンドが売りとなっていて、今回はプロデューサーにジョージ・マーチンを起用し、いい感じに仕上がっている。(全米21位の中ヒットを記録)

現在ネット配信では音源を入手出来るみたいだが、CDでのフォーマットは90年代に一度再発(既に廃盤)されただけの模様。

CDが売れなくなって久しい。なんでも20年ほど前と比べると、日本でのCD生産量は4割以下になったと言われているそうな。

メジャーのバンドはあの手この手で再発を繰り返すが、それ以外の地味なバンドにはあまり日の当たらない状況が続いている。

いっその事、名前を小川からメジャーな一級河川に変更すればCDが再発されるかもなん〜て…

そんなに甘くはないか….

無粋なお方。

2018年04月03日 | BEATLES-BADFINGER関連
リンゴ・スターは1983年ソロ・アルバムの発売以降は他のアーティストのレコーディング・セッションに参加する以外は目立った活動はしていなかった。

アップル・レーベルから離れた後に制作したソロ・アルバムがことごとく不発となり意気消沈したのかあるいは怠惰な生活習慣が続いたからだったのか、アル中になってしまった。

1989年に、ようやくアル中から解放されて、心機一転自らがリーダーとなって70年代のロック・スターをバンド・メンバーとして迎え、世界各地をツアーして回ったAll-Starr Bandがそこそこ受けたみたいで、創作意欲を取り戻したようだった。

そして1992年、ついに待望の復帰ソロ、Time Takes Timeの発売と相成る。

EX-ビートルズの肩書きだけでは実現しそうもない、起用された複数のプロデューサーのメンツが凄い!

ドン・ワズ、ジェフ・リン、ピーター・アッシャーにフィル・ラモーンと超一流どころが集結。

リンゴの人柄が彼らを惹きつけたのであろう。

残念ながらヒットには至らなかったが、いつものリンゴらしいほのぼのとした癒し系のアルバムで、個人的にはどの収録曲も悪くはない出来と感じた。

そして時は流れて、2016年All-Starr Bandの再来日を記念し、このアルバムが再発された。

この日本盤はイエロー・カラーのレコードが1500枚の限定で 唯一生き残った東洋化成がプレスし、さらに ジャケットもゲート・ホールドで制作と、なんとも贅沢な仕様となった。

(現在ほとんどの日本盤レコードは、海外制作のジャケットと盤に帯とぺらの解説書がつくだけで、値段が大幅に上がるため、ほとんど買わない。したがって久々にみる帯は新鮮)


しかしながら、何とお値段4000円也!と結構お高く手が出なかった。

さらに時は流れること2年あまり、このアルバムがバーゲン価格で販売されていたのに気づいた。

やっぱりビートルズのファンではあっても、売り出し当時の定価4000円では他の人も中々手が出なかったのじゃないかと….

相変わらず悪い癖で、バーゲン価格ならまあいいやと思いポチってしまった。

しかし商品が到着して、価格もさることながら商品が発売されて2年も立っているのに何故1500枚の限定盤がいまだに売れ残っているのかようやく解ったような気がした。

何と、レコードのジャケットに無粋にも日本語の宣伝スティッカーが直張りとなっているではないか!

(直径8センチぐらいのスティッカーがジェケットに直張り)

幾ら何でもこれはない、ジャケットのデザインが台無し! 

アメリカ盤でも宣伝のスティッカーは、直接ではなくシュリンクの上から貼られている。

レコード全盛時代を知らない若い人の仕業なんだろうか?

それはともかく、これでは精神衛生上よくないと思い、この無粋なスティッカーをジャケットの表面にダメージなしで剥ぎ取ることにした。

しかしスティッカーの裏面に付いている糊の材質によっては、表面の紙の部分は取れても、カチカチに固まった糊がジャケットの表面に残ってしまい、これなら剥ぎ取らなければよかったと後悔してしまうと最悪のケースにもなりかねない。

幸い、ダメージ無く上手く剥がせたみたいで….

(時間がかかったが、無傷で何とか剥がれた。)

これで糊の良い、いや違った、ノリの良いリンゴのロックが気分良く聴けるってもんだ。