気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

「いそしぎ」の真実・チュウシャクシギ疲労困憊

2021年05月12日 | シギの仲間 2018~
イソシギは私の地域では一年中見られるなじみの深い鳥です。
イソシギ(磯鴫)という名前ですが 内陸の川や池など海以外の場所で見かけることが多いです。

エリザベス・テイラー主演の映画「いそしぎ」で名前が広く知られていますが、
野鳥図鑑によると映画の舞台のアメリカにイソシギは分布していません。
ネットで画像検索してみると ヒロインといっしょに映っているのはハマシギの仲間のように見えます。
同様の疑問を抱いた方の記事がネット上に数多く掲載されています。
興味のある方は「イソシギ  映画  ハマシギ」のキーワードで検索してみてくださいね。








イソシギ(磯鴫) Common sandpiper  全長約20㎝
チドリ目シギ科イソシギ属


この日はもう一種 チュウシャクシギ
6羽がスーッと上空を旋回して水辺に降り立ちました。
「これはにぎやかな採食シーンが見られる」と期待したのですが
シギたちは砂浜に上がって休憩モードになってしまいました。


一本足で立ったり翼に顔をうずめたり よほど疲れていたのでしょう。

ほどなく左の二羽は砂と漂着物に紛れるように座り込んで丸くなってしまいました。


チュウシャクシギたちがどれほど長い距離を飛んでここまで渡ってきたのか想像できる姿でした
休息のじゃまをしないよう静かにその場を離れました。

チュウシャクシギ(中杓鴫)Whimbrel 全長約42㎝
チドリ目シギ科ダイシャクシギ属


◆チュウシャクシギの渡り  平塚市博物館
https://hirahaku.jp/web_yomimono/tantei/khgchush.html
チュウシャクシギの渡りルート、繁殖地、越冬地が地図に示されています。
日本が中心の世界地図ばかり見慣れた私は 天地がひっくり返った地図に戸惑ってしまいました。

最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (14)
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