世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

見られても恥ずかしくないモノ、恥ずかしいモノ。

2007年03月07日 | Weblog
「あそこの店の制服(ブラウス)、生地が薄くてさぁ。ブラジャーがスケスケなんだよね。〇〇さん(私)みたいに赤やピンクのブラジャーが似合うスタッフだったらいいんだけど…あはは」
と、昨日の朝、某部署の某さん(年輩殿方)に言われた。

このテの「昭和の香りが漂うレトロなセクハラ発言」を被るのは、本当に久々。
…自分自身、とっくに女子を引退したかと思っていたので、何故か照れてしまう。

「ひどいですぅ。
嫌です、そんな色。
…私のブラジャーは、黒ですよ、黒」
と発言してみた。悪戯心で。

途端にその部署が失笑に包まれた。

と、まあ最近の私は機嫌が良い。
昔だったらセクハラ発言にムキになったり、
「赤やピンクのブラジャーを身に付けなければならないのだろうか」
と怪し気な鬱の方に思考のベクトルが作用していたのだが。

彼の部署から帰ろうとしたときに
「…をまとめておいてよ。お願いだよ。頼むよ」
と彼におねだりされた。

予算は調整の域に到達したのだが、まだまだ忙しい。
一瞬、嫌だと思う。
でも、できなくもない。
二時間でできると見積もる。

「良いですけれど。高くつきますよ?」
と言って承諾した。

席に戻り、吉熊上司にホウレンソウ。…ちゃんとブラジャーの件も。
「そこまでして頼まれたんじゃ、仕方がないね。じゃ、やっておいてよ」
呆れ顔で言う、吉熊上司。

こんな毎日を私は生きている。

誰に見られても恥ずかしくない仕事をすることの大切さを、私は吉熊上司から教わった。
ブラウスに透けるブラジャーを見られるのは嫌だが、でも、仕事は誰に見られても恥ずかしくないものにしたい。

某さんにブラジャーで冷やかされたことよりも、店舗の人に不快な思いをさせてしまった方が恥ずかしいし、申し訳ない。

どうにかせねば。

…って、仕事は溜まる一方だ。
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