世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

懐かしさは…

2008年10月11日 | Weblog
実家のベランダからの夕焼けを見つめながら、ゆっくりと過ごした。
何かに行き詰まるとこうやってよくベランダに出ていたっけ。



夕方6時から、地元の友達わかめちゃんと遊んだ。
彼女は中学時代からの大切な友達。
中学2年生の夏休みから、私は彼女の通う塾に行き始めた。
学年でトップクラスだった彼女にすがるように入塾し、パラサイトしたんである。
あれから私の人生が変わった。
家族もそう言っている。

今の私がいるのも彼女のお陰である。
感謝してもし尽くせない。


彼女は先生をしている。
幼い時から見ていた夢を彼女は叶えた。
生徒やPTA、同僚の先生たちとの人間関係に起こる様々な悩みを一つづつ乗り越え、今、彼女には大輪の花が咲き誇っているのを感じた。
来年の卒業式、彼女の袴姿を見るのを楽しみにしている。

羅布乃瑠 沙羅英慕(ロブノオルサラエボ)で、ご飯。
ここは洋館のような内装が施されていて、とっても素敵★




中学校時代の話、そして仕事の話、家族の話、語り尽くせない思いを語り合った。そして爆笑。


大平山へドライブに。
ここからの夜景は最高に綺麗で、空気が澄んでいれば東京タワーも見渡せるらしい。
黒の天鵞絨の上に宝石のルースを散りばめたような夜景にうっとり。

「きれい★」
と囁き合う三十路の乙女が二人…。

枯葉の匂いと少し冷たい空気が鼻孔を掠める。
そういえば、中三年生の冬、卒業前に思い出を作ろうと、学校の帰り道をうろうろと徘徊したよね。
あのときと同じ香りだ。
話している内容も折原みとの話で、あの頃のまんま。


帰りの車の中で、携帯電話が鳴った。
これまた中学時代の友達O君だ。九州に単身赴任に行っているらしい。

放課後の男子と女子の間に芽生える甘酸っぱい空気が胸に蘇る。

懐かしい気持ちは前に進むために不必要なものだと思っていた。
過去を懐かしむことに後ろめたさを感じていたんである。
でも、それは違うと思う。

過去を懐かしむことで、前に進む原動力を私は確かに得ているから。

みんな、友達でいてくれて、ありがとう。
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土曜日の電車

2008年10月11日 | Weblog
雀宮に帰省。

今、電車で大宮を過ぎたところ。

大学時代、自宅から埼玉の学校まで通っていた私。
土曜日のゼミが終わったあと、今ぐらいの電車で帰っていた。
そのあと5時から地元でバイトをしていた。
今よりも、かなりハードな大学時代だったと思う。


帰省中、世話になる両親にはいつもスタバのコーヒーを土産にしている。
あと、豆が好きな母には、ゆでピーナッツを。

電車は故郷に向かっている。

あの頃と同じように、窓から夕日が射していて。

あの頃と同じように、ヘッドホンからは小室さんの音楽が聴こえている。

あの頃は「帰宅」だったのが、今は「帰省」になった。

変わったのは、それだけだ。
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