歯医者デー。
今日は左下の犬歯の治療をした。
カキ氷を食べると決って凍みる歯だ。
私が痛がりだと知っている真田先生は、麻酔を打って治療をしてくれた。
ありがたい。
ありがたいのだが・・・。
嗽をするときに、左顔面が麻痺しているため、水がピュ-ピュ-でてしまう。
人間水鉄砲か?私は・・・ってな具合に。
ついでに治療後4時間は煙草が吸いづらい。
私は読書中、咥え煙草をするのだが、下手をすると火のついた煙草を落下させてしまう。
汁物も然り。
痺れた左顔を抑えながら診察室を出ると、待合室に工場長が・・・!
しかも他部署の女性の先輩もいるではないか!
「きゃ~!お疲れさまです~!」
って、ここは当社の保健室か?
いくら会社の近くにある歯医者だからといって、集合しすぎではないか。
そして、会社の人と社外で遭遇するとテンションが1.5割増になるのは何でだろう。
帰り道、母親に今日一日の報告連絡相談をする。
大事な日課である。
30年間娘をやってきたけれども、ここまで母親と蜜に連絡を取り合うようになったのは最近のことである。
私が鬱になってからだろうか。
思わぬ産物だ。
祖父(父方)の話になった。
私が6歳の時に亡くなった祖父。
幼かった私には彼の記憶があまりない。
強いて言えば飲兵衛だったことぐらいだろうか。
伯母(父の1番目の姉)曰く、戦時中、祖父は麦ご飯の麦の部分が好きだと言ってよく食べたらしい。(麦ご飯は炊くと、麦と白米の部分が分離する。)
「俺は麦が好きなんだ」
しかし、祖父が倒れて入院した際、伯母が
「おじちゃんは、白いご飯の部分を子供たちに食べさせたくて、麦の部分を自ら進んで食べていたんじゃないかしら」
と言っていたらしい。
祖父はなんて優しい人だったのだろうかと思った。
死後25年を経て知った祖父の優しさは、私をあたたかく包んでくれた。
切れていない麻酔がかかった頬に、涙がそっと零れていった。
今日は左下の犬歯の治療をした。
カキ氷を食べると決って凍みる歯だ。
私が痛がりだと知っている真田先生は、麻酔を打って治療をしてくれた。
ありがたい。
ありがたいのだが・・・。
嗽をするときに、左顔面が麻痺しているため、水がピュ-ピュ-でてしまう。
人間水鉄砲か?私は・・・ってな具合に。
ついでに治療後4時間は煙草が吸いづらい。
私は読書中、咥え煙草をするのだが、下手をすると火のついた煙草を落下させてしまう。
汁物も然り。
痺れた左顔を抑えながら診察室を出ると、待合室に工場長が・・・!
しかも他部署の女性の先輩もいるではないか!
「きゃ~!お疲れさまです~!」
って、ここは当社の保健室か?
いくら会社の近くにある歯医者だからといって、集合しすぎではないか。
そして、会社の人と社外で遭遇するとテンションが1.5割増になるのは何でだろう。
帰り道、母親に今日一日の報告連絡相談をする。
大事な日課である。
30年間娘をやってきたけれども、ここまで母親と蜜に連絡を取り合うようになったのは最近のことである。
私が鬱になってからだろうか。
思わぬ産物だ。
祖父(父方)の話になった。
私が6歳の時に亡くなった祖父。
幼かった私には彼の記憶があまりない。
強いて言えば飲兵衛だったことぐらいだろうか。
伯母(父の1番目の姉)曰く、戦時中、祖父は麦ご飯の麦の部分が好きだと言ってよく食べたらしい。(麦ご飯は炊くと、麦と白米の部分が分離する。)
「俺は麦が好きなんだ」
しかし、祖父が倒れて入院した際、伯母が
「おじちゃんは、白いご飯の部分を子供たちに食べさせたくて、麦の部分を自ら進んで食べていたんじゃないかしら」
と言っていたらしい。
祖父はなんて優しい人だったのだろうかと思った。
死後25年を経て知った祖父の優しさは、私をあたたかく包んでくれた。
切れていない麻酔がかかった頬に、涙がそっと零れていった。