世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「没後20年 特別展 星野道夫の旅」

2016年09月04日 | Weblog
今日も昼まで寝た。
テレビを見ながらごろごろし、夕方、支度をして外出。



銀座の松屋で開催されている「没後20年 特別展 星野道夫の旅」に行ってきた。



星野道夫さんについて(Wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E9%87%8E%E9%81%93%E5%A4%AB


星野さんの写真展には過去に数回行ったことがある。
その度に感動する。
今回も然り。

撮影される際の一瞬一瞬の時の輝きが写真の隅々にまで広がっているのを感じた。
添えられた文章も分かりやすくてダイレクトに伝わってくる。

私はクマ好きなのでクマの作品ばかり見入ってしまったが、アザラシやクジラやカリブー、そしてオーロラや草花アラスカの人々の写真もとても良かった。
星野さんが愛用した万年筆や直筆の原稿も展示してあり、どれも興味深かった。
じっくりと見ていたので、全てを見るのに2時間ほどかかった。


展覧会の会場はけっこう混んでいて、星野氏の人気の高さがうかがえる。



グッズ売り場で色々と買い込んでしまった。


「BRUTUS №830」の表紙のホッキョクグマは一番好きな作品だ。
クマの毛の質感、寝息が圧倒的な力を持って伝わってくるかのようでドキドキする。


今週末は割とゆっくりとできた。
来週は月初の業務もあるのでまた気を引き締めて乗り越えよう。




映画「君の名は。」

2016年09月04日 | Weblog
1時過ぎまでたっぷりと寝た。すっきり。今日は雨が降るという予想だったのに外は晴れているではないか。
得した気分で布団を干してブランチ。

だいぶ以前から観たかった映画「君の名は。」をレイトショーで観た。




2時間前に券売機の前に立つ。
レイトショーなのに既に席はほぼ満席。
プログラムも完売。
そういえば興行収入が半端ないと聞いていたが、まさかここまでとは。


夕食は豚のひつまぶし。ひまつぶしではない。ひつまぶし。
ショッピングセンターのフードコートって珍しいお店が入っているので、つい、いつも食べないものをチョイスしてしまう。


21時スタート。

あらすじ
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。(シネマトゥディ)



「君の名は。」予告



ストーリーは思っていた以上に伏線がびっしりと張られていて飽きさせなかった。
最初の入れ替わりのシーンは、大林宣彦監督の「転校生」へのオマージュだと感じた。
大林ファンの自分はそこが嬉しかった。


小野小町の古今和歌集
「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」
(あの人のことを思いながら眠りについたから夢にでてきたのだろうか。夢と知っていたなら目を覚まさなかっただろうものを。 )
から着想を得たと監督がインタビューで応えているように、本作は、夢をモチーフにした作品である。



疾走感のある前半で一気に引き込まれる。
後半は東日本大震災を思わせるようなことも絡ませていて「そうきたか」と・・・。


そして新海監督のお家芸といえば絵。
今回の作品でも精緻な描写がスクリーンいっぱいに広がっていた。
観ていて「これは実写か?」と思わせるぐらいに。
そして、彗星(星空)の描き方!!!
ひたすら美しい。



リアリズムを追求した絵と非現実が織り成すエンターテイメント性が高い作品だった。
出会うべくして出会った人と人の絆、今ある生活のどの部分もかけがえのないものだということを深く実感できた。

十代~二十代前半に観ていたら、きっともっと楽しめたのだと思う。
エンドロールで隣の席の女子がおいおい泣いているのを暗闇で察知し、自身の感性の老化を嘆いてしまった。
「秒速5センチメートル」のあのモヤモヤ感が好きな私は今回のハッピーエンドを全力で喜べないのである。
本作品もかなりの良作だと思う。でも歴史改変は・・・ちょっと。ね?と思ってしまう。


映画館を出たら、ロビーで若い男子が「あのシーンはああだった、こうだった」と激しく議論を交わしているのを見て、ほっこりした。
いいよな、そういうの。


★ビクセンさんが宙ジュエリーで「君の名は。」とコラボをしているもよう。
http://www.vixen-m.co.jp/other/sora_jewelry/71172-7.html

★TeNQでは展覧会も。
映画「君の名は。」×TeNQ『新海誠が描く宙(ソラ)展』開催中!
https://www.tokyo-dome.co.jp/tenq/exhibition/7/

すごいな。本当、人気があるんだな。


彗星というと天文学者の渡部潤一先生。
http://www.athome-academy.jp/archive/space_earth/0000001101_all.html



久々に「秒速5センチメートル」を観たくなった。
「秒速5センチメートル」予告編 HD版 (5 Centimeters per Second)


ロケットの発射のシーンだけで、ご飯3杯はいける。






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