世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

クマライフ

2016年09月22日 | Weblog
祝日出勤。
しかも今日は防災訓練があり、いつもより早めの出勤。
疲れてしまった。

しかも雨だし。
最近ずっと雨。
先週の初めから太陽を見ていない気がする。
涼しいのは助かるけれども、そろそろお日様を見たい。


今日はパスタを食して帰った。
昔ながらのナポリタン。
パスタの原価ってあまりにも安いよね?と思い始めて以来、この店からは足が遠のいていたのだが、やはり美味しい。






先日の帰省で父からペン立てをもらった。


ああ、これ父の部屋にいつもあったやつね。
北海道のお土産だったっけかな、たしか。


インク入れのところにクマさんが鎮座しているので私にくれたらしい。
クマさん!!カワユス!!!!!!


当時はまだクマに覚醒していなかったので然程興味は無かったのだが、クマ好きとなった今、ときめきが止まらない。
パパ、ありがとう!!!!!!

無論、我が家のクマたちも興味津々。


「なんだ、なんだ?このクマ、なんだ?」
「この帽子はなんだ?」
「井戸もあるぞ?」

好奇心を具現化したかのような我が家の風景。




クマさんが鎮座している万年筆のインク入れボックス。



本来の使い方。

この万年筆はNYのモンブランで購入した。名前入り。
カートリッジのインクを補充すれども、使うときにはインクが飛んでいるという・・・。





先日の帰省で購入した花瓶もこの通り。
クマの餌食になるんである。




さて、どんな花を活けましょうか。



そしてそんな独り言に、今宵も嶽本野ばら先生の「落花生」を思い出す。

「京都の女子 母、或いは妹に就いて」

大麻で捕まって執行猶予中の野ばら先生。
京都の実家でお母様と妹さんと三人で暮らしている。
お母様は、お花を活けるのが好き。
スーパーを往来する道すがら、たくさんの磯菊が庭からはみ出して咲く家があり、気になっていると言う。
主が手入れをしている様子も無い。

お母様と野ばら先生の会話が面白い。

「外に咲いているものを採っても罪にはならない筈だから、何時も鋏を持っていこうか迷うけど、泥棒だと思われると癪だしねぇ」
「狂言にもありますし、花盗人は風雅ですよ」
「それは解っているのですが、もしも咎められ、素性を知られ、お前の母親と知れたら何とします。息子は前科二犯ですよ。母の窃盗の嫌疑、容易に晴れやしません」
「どうして、蒸し返すのですか」
「腹が立つからです。お前のそのことに未だ、腹を立てているからです。赦しやしませんよ。執念深いのです。幸いなのは離婚しているから私達は旧姓、名前だけならお前が家族とバレないことです。そのような珍奇な漢字での苗字、滅多にありませんからね」
「珍奇な漢字での苗字の人と結婚したのはお母様ではないですか」
「今、思えば魔が差してしまったのです。うっかり籍を入れてしまったもののお父様のことは一年足らずで大嫌いになりました」
「それでは虎視眈々と離婚の機会を狙っていたということですか?」
「ええ。私はそのように準備のよい人間です」


という部分が特に好き。
文章が紡ぎだすリズムも気持ち良くて内容も笑える。
たぶん以後、花を活ける行為をする度にこの部分を思い出すだろう。



本日、妹夫婦は、妹夫の誕生日祝いで横浜デートを堪能してきたっぽい。
ラーメン博物館に行った後、カップヌードルミュージアムでチキンラーメンを作ってきたそうだ。
パッケージにイラストを描けるのだそう。

妹の力作!
クマさん!!(妹夫もクマ好き)



さて明日は金曜日。
あと一日、頑張ろう。