世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

「映像の世紀 コンサート」

2016年09月10日 | Weblog
昼までどっぷりと寝た。
いい天気だったので布団を干す。
干しながら、いつの間にか蝉の声が聞こえなくなったことを感じた。
でもまだまだ暑い。

夕方、渋谷へ。
今日はオーチャードホールで「NHKスペシャル 映像の世紀コンサート」が行われる。
前々から加古隆氏による「パリは燃えているか」を生で聴きたかったので、楽しみにしていた。


音楽・ピアノ:加古 隆
指揮:岩村 力
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
ナレーション:進藤晶子



久々の渋谷。
スクランブル交差点では多くの外国人観光客が撮影していた。




会場前まで来て、小腹を満たそうと周囲を見渡すとフレッシュネスバーガーを発見。
喫煙所の先輩紳士がオススメしていた店だ。美味しいと言っていたので入店してみる。
様々な種類のハンバーガーがあったのだが、ホットドッグにした。


これがすこぶる美味しかった。


喫煙席で男性に声をかけられた。
ライターを忘れてしまったとのことなので貸してあげた。
少し話したら知り合いの知り合いということが判明。
世の中狭い。


オーチャードホールに急ぐ。


オーチャードホールには初めて行く。
会場はシューボックス型コンサートホールでドキドキした。
3階席だったので高さを感じた。

前面に広がる巨大スクリーン。


パンフレットを開くと、「パリは燃えているか」が幾度も出てくるではないか。




これは期待大。

やがて照明が落とされ、演奏者が入場。
そして指揮者と加古さんが登場。
白のシャツと黒のパンツと帽子。
加古さん、テレビで見たままだ。


初っ端の「パリ燃え」で既に涙が出てきた。
時代のうねり、その狭間で起きた出来事をまっすぐに響かせた曲だと思う。
高校時代から「この曲を生で聴いてみたい」と思っていたので、やっとその念願が叶った。

オーケストラとピアノの音に酔いしれる。
他の曲も番組中で聴いたことがある馴染み深いものなので飽きなかった。
スクリーンでは番組で流れていたシーンがコンパクトに纏められて流れていた。個人的にはアポロ11号の月面着陸のシーンが好き。


加古さんが自ら奏でる「パリ燃え」のピアノソロバージョンで鳥肌が立った。
研ぎ澄まされた一音一音が輝いていた。

コーナーとコーナーの間で進藤アナウンサーの解説があり、とても分かりやすかった。


スクリーンの最後は「パリ燃え」と人々の笑顔・笑顔・笑顔・・・。
これにはグッときた。
涙が止まらなかった。
子供と笑うガンジーの笑顔が印象的。

心に迫る演奏会だった。


「パリは燃えているか」 加古隆氏インタビュー&演奏


主催がavexというのにびっくり。
こういうのもやるのだな。知らなかった。
日フィルの演奏は年末の第九でも聴く予定。
あと3ヶ月後に、また。



人ごみでごった返す渋谷を歩く。
耳の奥からさっき聴いたばかりの「パリ燃え」のうねりが蘇ってきた。




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