3/20(火)
歓送迎会。
二次面接で圧迫してきたり、
書類を投げつけたり、
「お前なんか何もできないくせに」と言っちゃったり、
私があげた尾道の土産を「まずそうだから」という理由で他の人にあげちゃったり、
「結婚しろ」とか言ってきたり、
しつこくて細かくて、もう、どうしょうもないぐらい大嫌いだった部長。
でも、よく考えてみれば、店から私を拾って本社に入れてくれたのは彼だ。
社長への対応の仕方、他部署への根回しなどの、ありがたい教えと併せて考えると、絶大な存在感があった。
彼は責任感が強く、自分の娘が交通事故で脳死になり、連日早退していた時、社長に「私事で早退し、そしてご心配をおかけしてしまいまして、申し訳ございません」と頭を下げていた。
そんな彼は前にいた会社で長年社長秘書をしていた。
先日、その時の手帳を読み返したらしい。
「俺はこんなに辛い人生を歩んでいたのか。…人生とは辛い辛いものなんだよ。その中で生きていかなくっちゃ、いけないんだよな」
昨日の会で語りかけるようにそう言っていた。
クールに送ってやろうと思っていた私だが、その言葉に涙が止まらなかった。
嫌なことも良いことも全てミックスされた思い出が、感情と絡んで涙となったのだ。
隣で吉熊上司も泣いていた。
二次会のカラオケは、男性9人、女性1人(私)の参加。
新部長も参加。
新部長は、未来の社長と囁かれている人だ。
煌びやかな経歴と育ちの良さそうなオーラが、そこはかとなく漂っている。
「酒は飲んでも飲まれるな」という代々から伝わる教えを「余裕じゃん」と構えていた私は、一次会からジャンジャン飲んでいた。
二次会でカルピスサワーを飲んだ辺りから…記憶がない。
「I'm proud」を気持ちよく歌い、
「♪あなたに会えた夜から~」の部分を
「テツヤ(←吉熊上司の下の名前)に会えた夜から~」と歌い、大ウケ。
そんなこんなで、和やかに終ろうとしていたんだが。
時間が来て、みんなカラオケの部屋からぞろぞろと出ていった。
新部長のコートが忘れられて放置されているのを発見。
「これ、●●●(新部長の下の名前)のじゃないですか~!●●●、●●●ィ~!」と連呼していた私。
しかも本人が目の前にいたという斬新なオチつき。
「失礼なことをしでかしまして、申し訳ございません」と謝罪したら、
「いえ。Don't mindですよ。Don't mind」
とニヒルに笑われた。
気にするなと言われても気にしちゃうわよ!
嗚呼。
「酒は飲んでも飲まれるな」って、こういうことだったんだね、パパ。
亮子、甘かったよ…。
帰りの電車。
新部長と一緒の電車に乗ることに…!
気まずいよ。こあいよ。
「生きていて楽しいですか?」
とか、真顔で尋問された。
酔った頭で、一生懸命に模範回答をするが、どうも呂律が怪しい。
私の下車する駅に着き、「気を付けて帰ってくださいね。危ないのでタクシーに乗ってくださいね」と心配された。
私が去るまで、電車内で頭を下げ続ける新部長。
未来の社長と言われている新部長の名前を呼びつけにし、
「生きていて楽しいですか?」と言われた、
なんともアドベンチャーな飲み会が終わった。
千鳥足で帰宅し、翌日(本日)目覚めてドン引き。
昨日、帰ってきてそのまま寝てしまったらしく、黒スーツとヴィトンのスカーフにファンデーションがべったり。しかも買った覚えがないサラダが玄関に散乱していた。
…プラス、生理が来ていた。
生理前のアルコールは、悪酔いするって誰かが言っていたよなあ…。
「酒は飲んでも飲まれるな」という教訓に、新たな教訓が加わった。
「生理前の酒は危険」
異動かな?…私。
まいっか。
終わったことは仕方ないもんね!
Don't mindですよ。Don't mind…。
歓送迎会。
二次面接で圧迫してきたり、
書類を投げつけたり、
「お前なんか何もできないくせに」と言っちゃったり、
私があげた尾道の土産を「まずそうだから」という理由で他の人にあげちゃったり、
「結婚しろ」とか言ってきたり、
しつこくて細かくて、もう、どうしょうもないぐらい大嫌いだった部長。
でも、よく考えてみれば、店から私を拾って本社に入れてくれたのは彼だ。
社長への対応の仕方、他部署への根回しなどの、ありがたい教えと併せて考えると、絶大な存在感があった。
彼は責任感が強く、自分の娘が交通事故で脳死になり、連日早退していた時、社長に「私事で早退し、そしてご心配をおかけしてしまいまして、申し訳ございません」と頭を下げていた。
そんな彼は前にいた会社で長年社長秘書をしていた。
先日、その時の手帳を読み返したらしい。
「俺はこんなに辛い人生を歩んでいたのか。…人生とは辛い辛いものなんだよ。その中で生きていかなくっちゃ、いけないんだよな」
昨日の会で語りかけるようにそう言っていた。
クールに送ってやろうと思っていた私だが、その言葉に涙が止まらなかった。
嫌なことも良いことも全てミックスされた思い出が、感情と絡んで涙となったのだ。
隣で吉熊上司も泣いていた。
二次会のカラオケは、男性9人、女性1人(私)の参加。
新部長も参加。
新部長は、未来の社長と囁かれている人だ。
煌びやかな経歴と育ちの良さそうなオーラが、そこはかとなく漂っている。
「酒は飲んでも飲まれるな」という代々から伝わる教えを「余裕じゃん」と構えていた私は、一次会からジャンジャン飲んでいた。
二次会でカルピスサワーを飲んだ辺りから…記憶がない。
「I'm proud」を気持ちよく歌い、
「♪あなたに会えた夜から~」の部分を
「テツヤ(←吉熊上司の下の名前)に会えた夜から~」と歌い、大ウケ。
そんなこんなで、和やかに終ろうとしていたんだが。
時間が来て、みんなカラオケの部屋からぞろぞろと出ていった。
新部長のコートが忘れられて放置されているのを発見。
「これ、●●●(新部長の下の名前)のじゃないですか~!●●●、●●●ィ~!」と連呼していた私。
しかも本人が目の前にいたという斬新なオチつき。
「失礼なことをしでかしまして、申し訳ございません」と謝罪したら、
「いえ。Don't mindですよ。Don't mind」
とニヒルに笑われた。
気にするなと言われても気にしちゃうわよ!
嗚呼。
「酒は飲んでも飲まれるな」って、こういうことだったんだね、パパ。
亮子、甘かったよ…。
帰りの電車。
新部長と一緒の電車に乗ることに…!
気まずいよ。こあいよ。
「生きていて楽しいですか?」
とか、真顔で尋問された。
酔った頭で、一生懸命に模範回答をするが、どうも呂律が怪しい。
私の下車する駅に着き、「気を付けて帰ってくださいね。危ないのでタクシーに乗ってくださいね」と心配された。
私が去るまで、電車内で頭を下げ続ける新部長。
未来の社長と言われている新部長の名前を呼びつけにし、
「生きていて楽しいですか?」と言われた、
なんともアドベンチャーな飲み会が終わった。
千鳥足で帰宅し、翌日(本日)目覚めてドン引き。
昨日、帰ってきてそのまま寝てしまったらしく、黒スーツとヴィトンのスカーフにファンデーションがべったり。しかも買った覚えがないサラダが玄関に散乱していた。
…プラス、生理が来ていた。
生理前のアルコールは、悪酔いするって誰かが言っていたよなあ…。
「酒は飲んでも飲まれるな」という教訓に、新たな教訓が加わった。
「生理前の酒は危険」
異動かな?…私。
まいっか。
終わったことは仕方ないもんね!
Don't mindですよ。Don't mind…。