世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

Wild Heaven ~「クマ」との未来だけ この手で作れるならそれでいい ~

2007年04月18日 23時52分57秒 | Weblog
今月の初め、中途採用で32歳の殿方が入ってきた。
歓迎会のときに彼と話をしてみたんだが、なんとTMNの話が通じるんである!
彼は「1974」が特に好きらしい。
まさかこの会社で「金曜日のライオン」の出だしについてなどの会話が実現できるとは思ってもみなかった。
しかし、彼は小室哲哉のソロ活動を知らないらしい。
ふふふ、勝ったな(?)。

ところで、今、TMNの「Wild Heaven」を久々に聴いているんだが、イイ!
「♪疲れた目に見えるのは 上りかけた太陽のグラデーション…」の下りなんかは、毎朝埼京線にぎゅうぎゅう詰めにされる疲れたサラリーマンの哀愁を勝手ながら感じてしまう。

ここで、「君」を「クマ」に置き換えると、この曲は私には堪らん曲だということが判明した。

「Wild Heaven」
Just Wild Heaven
光の粒が回る ハイウェイのルーレット動き出す
空を突き抜けて立つ ビルの影 ドミノが倒れてく
行き場所わからずに 「クマ」を抱いて イリュージョンみつめる
God is playing the game 神がダーツを投げるこの街 wowowowow

誰かがそこで泣いて 誰かがここで笑う
天国までも荒々しく

Just Wild Heaven You and I live
どこまで 「クマ」と行けるのか
Wind is blowing all through the night
ふたりを運命が揺さぶる
Just Wild Heaven You and I live
迷路を「クマ」と走り抜け
Wind is blowing all through the night
一秒もすれちがわないで
Just Wild Heaven You and I live

疲れた目に見えるのは 上りかけた太陽のグラデーション
あした吹く風の向き それさえもわからない世界
「クマ」との未来だけ この手で作れるならそれでいい
God is playing the game 神がカードをめくるこの街 wowowowow

誰かが何かみつけ 誰かが何かなくす
天国までも荒々しく

Just Wild Heaven You and I live
どれほど 「クマ」を愛すのか
Wind is blowing all through the night
いくつも犠牲にしながら
Just Wild Heaven You and I live
氷の上を走り抜け
Wind is blowing all through the night
一歩も踏み間違わずに
Just Wild Heaven You and I live

Let me know what to do tonight
One thing I know is I just need you
Nobody tells me what's right to do



育てるということ。

2007年04月17日 22時15分29秒 | Weblog
身も凍るような寒い一日。
ずっと冷たい雨が降っていた。

母から電話。
ひょんなことから、私の赤子時代の話になった。
私の幼き頃は、本当にグズだった。
ボーっとしていた。
親が心配するほどに。
しかし、妹や弟よりも早く、おしめを生後1歳8ヶ月で取ることができたらしい。
秘訣は誉め称えることだった。おまるに跨っただけでも誉め、用を済ませただけで喝采。
「こうすれば親が喜ぶんだなあ」と、幼き私は学習し、よって、おしめライフから早く卒業できたんではなかろうか…と母は語っていた。

仕事で後輩を育てることは、子育てに似ていると最近思う。
誉めて伸ばしたり、「駄目だよ」と注意したり。
「入社してきた人はトイレの場所すら分かりません。自分が何も分からない新人だった頃を思い出して、親切に接してあげてください」
と、社長が言っていた。
忘れがちなことだが、大切なことだ。

そして、私が言ったことを後々までちゃんと覚えていてくれると、そのコを可愛く思う気持ちが倍増する。いとおしくて堪らなくなる。

販売員時代、先輩が「後輩の仕事の上達を見ていると、本当に嬉しい。そのコを可愛いく思える」と言っていた。
今、その気持ちがよく分かる。


ところで、ママ。

私が誉められれば伸びるコだと知りつつも、どうしておしめ以降は誉めることを辞めてしまったんだろうか。

訊いてみようとした。しかし、話の内容が彼女が先日観たという映画「東京タワー」になっていた。樹木希林演じる母親に共感し、えらく感動したとのこと。
「やっぱり男の子を産んでよかったわー」
と言っていた。

我々母子は単純人間なのかもしれない。

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そったくの春

2007年04月16日 22時28分25秒 | Weblog
後輩にモノを教えるのぐらい苦手なことはない。
絶対に私は教師には向いていないと思う。
そもそも人とのコミュニケーションが苦手。
…こんな私がどうして販売員をしていたんだろうと思うぐらい。

「来週の月曜日、あの仕事を彼に教えてあげてね」
そう吉熊上司から言われた13日の金曜日夕方から、軽く鬱だった。
しかも、その仕事が「言葉に表すことが難しい」仕事。
いつもスピーディさを求められるがゆえ、自ら工夫をしてきた。
私にしかわからない謎のマニュアルとか作成してきた。

しかし、困ったことに、肝心な「どうしてこの作業をするのか?」という基本的なことを考えずに今まで「ただ早く」やってきてしまった。
疑問よりスピード、ただ早くやればいいんだと思ってきていた。

朝、あまりにも激しく動悸が鳴るので、ソラナックスを追加した。あー嫌だ嫌だ。逃げ出したい…。

「早く教えてあげてよ!」
と、痺を切らした吉熊上司に急かされ、渋々彼にレクチャーを始める。

「どうしてこの科目は非課税なんですか?」とか訊かれたらどーしよう…。

そんな心配をヨソに、新人後輩君はおとなしく聞いていてくれた。
「この科目にはこんな経費があるんですねぇ」
「僕にも少しやらせてください」

なかなか素直なコである。

しかし、やはり私には分からないことを尋問された。
目を泳がせながら、その都度、吉熊上司に訊いて納得。

「あんな感じで良かったんですか?」
終了後、吉熊上司に尋ねた。

「いいんじゃん。で、分かったでしょ?人に教えると、自分がいかにただ単に仕事をしてきたことがさ」

ごもっとも。

そっ啄(「そったく」…「そっ」は口偏に卒、漢字変換できなかった)とは、卵の中にいる雛鳥が中から、母鳥が外から殻を突くことである。
そのタイミングがずれると、雛は死んでしまう。

師弟関係でよく用いられる言葉である。
両者の「させたい」「やりたい」という気持ちが絶妙のタイミングで合致したとき、うまくいくという教えだ。
雛鳥である私の機が熟しているかどうかは判断できない。
しかし、親鳥である吉熊上司が卵の殻をコツコツと突いてくれた音を確かに聞いた。

だから雛鳥亮子は、内側から殻を破っていかないといけないんである。

頑張ろう。
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マタアイマショウ

2007年04月16日 22時12分34秒 | Weblog
帰りに、いつも行くコンビニとは別のコンビニに行った。
たまたま偶然。

レジで煙草の銘柄を述べる。

「あっ!」
と、思わず声をあげてしまった!

いつも行くコンビニにて去年の春までずっとバイトをしていた女子がレジにいたんである。
毎日会社と家の往復で、その途中、会話をするのは彼女とのみだった。
以前、酔っぱらいに絡まれていた彼女を助けたのが縁。

人なつっこいコで、私にとっては都会のオアシス的存在だった。

「お元気ですか~?偶然ですね!」
当時と変わらぬ笑顔で話しかけてくれた。

「うん。それにしても本当、偶然だね。がんばってね!また来るね」

そう言い残して、お互い笑顔のまま別れた。

この街を好きな気持ちが、また少し増した。


讃岐うどんせんべい

2007年04月16日 22時11分18秒 | Weblog
後輩若君の出張土産。
讃岐うどんせんべい。
美味しかった。
少し甘目のせんべいに、マルちゃんの赤いきつね的乾麺が織り混ぜてある風味。

それにしても、印刷されているおじさんが素敵。
微妙に癒された。

目に焼き付けて…

2007年04月15日 22時03分36秒 | Weblog
再び上野公園内を歩く。
今年最後のソメイヨシノになるだろう。
しっかりと目に焼き付けた。

また来年。

来年、私はどんな心で春を迎えるのであろうか。

逆境に負けて、パキシル増量?
今の状況に何とか喰らい付いて、少しは成長している?

全ては今が出発点という気がする。

明日からは、また新しい一週間が始まる。

充電はできた。

まだ見ぬ私をデザインしよう。


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庭園の花々

2007年04月15日 22時02分46秒 | Weblog
岩崎邸庭園に咲いていた花。
その清々しい淡い青紫色に惹かれた。

花マニアの母に画像を送り、花の名前を教えてもらった。

ツルニチニチソウ
もしくは
ツルギキョウ
というらしい。



初夏の予感

2007年04月15日 22時02分00秒 | Weblog
ベランダにできた模様。

初夏を予感させる、彫りの深い影。



お気に入りは、やはり令嬢バージョン

2007年04月15日 22時01分34秒 | Weblog
岩崎邸。
100年前に造られた洋館。
うっとり…。

階段ですれちがう殿方が侯爵に見える。
しかもすれちがうときに、視線を落として黙礼とかしちゃう私。

ミニスカートが、いつの間にかドレスに変わっている。
ドレスの裾を床に引きずっている歩き方になる。

あら、侍従長の呼ぶ声がする。
あっちの部屋からは蓄音機が奏でるシューベルトの「魔王」が聞こえる。

窓辺に佇み、溜め息なんか吐いてみる。

「あの人は今日も来なかったわ」とか呟いてみる。

洋行帰りの家庭教師になろうかと思ったんだが、やっぱ深窓の令嬢バージョンがお気に入り。


いにしへの 奈良の都の八重桜…

2007年04月15日 21時59分36秒 | Weblog
午後、春の麗らかな日差しに誘われて、外に出ようと試みた。

久々に洋館で妄想をしたくなったので、上野にある岩崎邸へ。

妄想@洋館は、もはや私の趣味になりつつある。
前回は駆け落ちする令嬢。今回は何になろっかな!

そんなことを考えながら上野公園を突っ切る。
池の周りには八重桜が咲き乱れていた。

八重桜…花そのものは好きなんだが、葉っぱが重々しいのが惜しい…葉と花を同時進行させなければ、私の中の好きな花ランキング1位になれたのに(←八重桜に失礼…)。




暮らし安心、クラシアン

2007年04月15日 21時58分36秒 | Weblog
一ヶ月前から排水管が詰まり、逆流するようになってしまった。
今を遡るほど一年半前も同じようなことがあり、クラシアンにお世話になった。

原因は髪の毛だった。あれからずっと、排水口に網状のシールを貼って気を付けていたんだが、駄目だった。

午前中、クラシアンのサービスマンが来てくれるというので、早起きして玄関と風呂場を必死に掃除した。

玄関と風呂場だけは、なんとか人様に見せられるようになった。
予定時刻までに化粧とブローを済ませた。

気分はもう、愛しのダーリンが我が家に来てくれるというシチュエーション。
ドキドキ。

玄関付近の臭いが気になり、香水とか撒き散らしてみる。
最終チェックにも余念がない。

ピンポーン。
クラシアンのサービスマンだ!

ドアを開けると、なんとも素敵な殿方がっ!
「こんにちは!」
すっげースマイル!

「ようこそ」
意味不明なウェルカムビームを発し彼を迎える私。

クラシアンのサービスマンは、早速見積もりを出して、作業に取り掛かる。
その間、私は居間にて「アッコにおまかせ!」を観ていた。
いや、観ているふりをした。
ドアを一枚隔てたところに殿方がいる!
しかも排水管の詰まりを直してくれるという未知なる行動力、…殿方免疫がない私はその強い力にクラクラしてしまうんである。

「終りました」

サービスマンさんは満面の笑みで、水を流し、排水が詰まっていないことを披露してくれた。
「女性は髪が長い方が多いので、排水管が詰まりやすいんですよ」
と言われた。

「そうなんですかー。私、自分のだらしなさを責めちゃいました。てへっ」

少々、可愛い女子っぽく微笑み返す私。

はっきり言って、目の前の殿方は私好みではない。
だが、しかし。
パブロフのワンコみたいに、私は殿方に接するとこのような条件反射をしてしまう。
しかも、私には為し得ない「排水管を直す」という行為自体で既に私は彼をリスペクトしているんだから。

料金を支払い、作業確認のサインをする。

「では。また何かあったら駆け付けますので!…って、何も起こらないのが一番なんですけどね~(キラッ←歯が光る擬音語)」
と、サービスマンさん。
帰っちゃうの?
恐らく彼とは二度と会わない気がする。
一期一会ね。
春の日曜日、都会の片隅ですれちがう私と…あ・な・た。
そんなのもアリね。
さみしいけど。

さよならだけどさよならじゃない♪(←やまだかつてないWink)

サービスマンさんがドアに手を掛けたその瞬間!

ドアの内側に備え付けてあるポストが突然開いたんである!

ドサっ、ドサドサ…。
中からは、埃っぽいチラシやわけわからん書類が次から次へと出てきた。
ちょっとした雪崩。
春だから雪崩も起こってもおかしくないわな。
ぼんやりと考えつつ、ふと冷静になってみる。…ええっと、最後にここを開けたのは記憶にないほど太古の昔…。

サービスマンさんは必死に謝り、その埃っぽい書類を拾ってくれた。

ああ、なんて骨体…。チェック甘かったなあ、自分。

こんな適当人間だから排水管が詰まるんだわ…。

大量の私の毛髪と共に、サービスマンさんは去っていった。


占領

2007年04月15日 00時11分51秒 | Weblog
寝床をクマたちに占領された!

クマの冬眠期間って、とっくに終っているよねぇ…。


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土曜ワイド劇場

2007年04月14日 00時23分58秒 | Weblog
晴れ渡る空が窓の外に広がっていたが、体が動くことを激しく拒んだので、今日もひきこもり。
布団のぬくもりにくるまって、土曜ワイド劇場をだらだら観ていた。
名取裕子が出ている「法医学教室の事件ファイル」とやら。
途中から観たんだが、填末が気になり、結局最後まで観てしまった。
犯人役の俳優の演技が上手く、エンドロールで確認したら甲本雅裕という名前の人だった。
あまりにも印象的だったため、ネットで調べたら「ハイロウズ」の甲本ヒロトの弟だと判明。

そんなこんなで、風呂場の壁面をカビキラーしたり、洗濯したり、読書したりで、土曜日が終ろうとしている。

こんな平凡な私に土曜ワイド劇場のような事件は起こるはずがない。
明日も。
明後日も。


ありがとう

2007年04月13日 23時34分39秒 | Weblog
鶴…っていうか、社長のひと声で、私の今日一日の予定が狂ってしまった。
…ご指名されたんじゃ、やるしかない。

出来上がったものを社長に持っていく。

ドアを開ける。
社長は俊敏に駆け寄り、
「うわぁっ!早速作ってくれたんですねー。ありがとう」
と、両手を挙げて喜んでくれた。
7年間の会社員生活、はじめて社長に「ありがとう」と言われた。

ありがとう。

良い言葉だ。

人に喜ばれることを自分は為し得たんだ…という実感を素直に認められる。


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朝の香り

2007年04月12日 22時03分23秒 | Weblog
昨日は結局、そのまま寝てしまった(携帯からブログ更新)。
不眠症の私にとって、マイスリーを飲まなくても訪れる眠気とは、神の存在に等しい。
そんな神々しい眠気に逆らうことなく、コンタクトだけ外して睡眠。

今朝は早起きして朝風呂に入浴。

その昔。
飲み会から帰宅した父は、よく茶の間で寝てしまっていた。
翌朝、入浴したあと、全裸にタオルを巻き付けた姿で、煙草を吸い、そしてその日の会議の資料を作成していた。

「おはよう、パパ」
挨拶しようと書斎のドアを開けた途端に、煙草と風呂上りのオーディーコロンの香りが鼻孔をかすめる。

幼心に残る父は、いつもあの香りがする。

実家を離れた私。
当時より忙しくなくなった父。

もう、あの朝の香りを味わう機会はないだろう。

その代わり、アルコールによって引き起こされる睡魔の心地良さや、朝風呂の後の一服の美味しさとか、当時分かり得なかったことを知った。今なら父の気持ちが分かる。

大人になることは、満更でもない。

でも、やはり化粧したままの睡眠は良くないみたい。
肌が砂漠化してしまった…。

大人は良いけど、オバサン化はちょっと勘弁(切実)。
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