世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

月とメメントモリ

2016年09月15日 | Weblog
夕方から吉熊上司は外出。
明日の午後に帰社する予定。
「これを明日の朝、お願いね」
と言われて、緊張感が漲っているなう。


お昼はオムライス。




今日は中秋の名月だ。
今宵、残念ながら我が家からは名月は見えぬ。

幼き頃、十五夜の日は母ヨーコたんに「すすきを取ってきてね」と頼まれて空き地まで取りに行った。
当時から他人にお願いされる現象に嬉しくなる子だった。

妹を連れて空き地ですすきを手折り、南に面した廊下に生ける。
私たち子供が団子を捏ねてる間、母はけんちん汁をこしらえる。
十五夜にけんちん汁って群馬と栃木特有の文化らしい。

「うーさぎ、うさぎ、何見てはねる~♪」をジャイアンの如く熱唱しながら、妹と弟と一緒に歪な団子を製作。
図画工作みたくて楽しかった。

けんちん汁の美味しさは理解できなかったが、きな粉を塗した団子は子供心に美味しかった。
「これ、夕ご飯にカウントしてもいいの?」というクリスマスケーキに匹敵する非日常を感じたものである。

廊下に生けられたすすきのフワフワ部分の隙間から見える、雲にたなびく風雅な月にうっとりもしていた。




大人になった私は、十五夜というと、まず映画「かぐや姫の物語」を思い出してしまう。
姫が天人に連れ去られるシーンが不意打ちすぎて、「嗚呼、死ぬってこういうことなんだ」って思った。
天女がこの世の記憶を消す羽衣を姫に掛けるあのシーン。
無機質で否応無く、待った無し・・・死ぬってこういうことを指すのだなと思い知ったのである。


あの映画を観てから、
月→かぐや姫の物語→死
という連想が起こるようになった。

中秋の名月に・・・メメントモリ、死を想え。




もう一つ。
十五夜ったら、うさぎ。

我が家の「うさくみゃ」を引っ張り出した。
うさみみフードを被った、これでもクマなんである!!うさくみゃ。



BABY,THE STARS SHINE BRIGHTというメゾンの商品である。
が、私は4年前、下妻のイベント「世界で最も偉大なロリータのパーティ」で購入した。(2011年10月23日「世界で最も偉大なロリータのパーティ」)


死ぬ前にやらなくて後悔することがあるとしたら、ロリータのお洋服を着ることなく死ぬことだろうか。
いつも「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」のサイトは見るものの「あと20年若ければ」とため息を吐きながら、消す。
2つ年上の友人はロリータ現役なのだが、私は着こなす勇気が無い。自信が無い。「20年」の数字だけが年々加算されていく。


今日気づいたのだが、今年の初めに読んだ小説「メメント・モリ」の作者の原田宗典さんも、最近「落花生」でやはりメメント・モリについて書かれている嶽本野ばら先生も、大麻で逮捕されている。

メメントモリ、死を想え。

されども、今宵、月は見えぬ。




秋といったら、やはり読書の秋!!
月とクマのコラボ書籍を発見。

「ぼく、お月さまとはなしたよ」



弟がまだ小さい頃、我が家の本棚にあった。
内容は忘れちゃったけれども。
機会があったら読んでみたい。




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小市民のつぶやき

2016年09月14日 | Weblog
今日は経費分析を終え、ワークフローの作成を進められた。
ようやく、何となくだが、形にできそう。
仕事って希望の光が見えてくるとモチベーションがアップする。
久々に仕事で高揚した。

帰りに工場女子に声をかけられた。
いきなり「わっ!」って驚かすのだもの。びっくりしてしまった。
もう一人の女子も誘って来月一緒に飲むことになった。
彼女たちと飲むのは2年ぶりぐらいだろうか。
楽しみである。


夕食はかき揚げそばにした。


うまい!うますぎる!(十万石まんじゅうのCMふうに)


今日は気温が低くて凌ぎやすかった。
そういえばまた台風が来ているらしい。
精神科医クマ医師が「今年は台風が多いですねえ」と言っていたが本当にそうだと思う。


14号16号が来るらしい。
15号はベトナムの方へ行ったっぽい。

三連休の邪魔をするなYO!
それでなくても、家族には「私=雨女」のイメージが強く、私が帰省すると雨になるって言われているのだから。


明日の朝、新しい化粧品を3つ、使い始めることになりそうだ。



アイシャドー
→資生堂 マキアージュ トゥルーアイシャドー(RS721)
7月にドラッグストアの溜まったポイントで買った。1年に1個消耗している。


チーク
→アナスイ ローズ チーク カラーN300
夏の旅行で羽田空港で買った。以前I係長からプレゼントされたこの色。以来、いつもこの色をチョイスしている。


コンシーラー
→資生堂 パーフェクティング スティック コンシーラー 33
先日、BAさんに薦められて購入。

従来使っていたものでも、新しい化粧品を使うときには気分がアガる。
なぜだか、ちょっとした緊張感をも伴う。

以前、会長が朝礼で「昔は正月は特別な日だった。新しい靴や服は正月に下ろしていた。今はそういう風潮が薄れている」と言っていた。
そういえば私も正月は母が用意してくれた新しい下着や靴を下ろしていたっけ。

明日は普通の木曜日になる予定だ。
だけどそんな普通の日に、偶然のタイミングとはいえども3つの化粧品を同時に使い始めるだなんて、個人的に贅沢を感じてしまう。
・・・小市民なだけなのだろうか。


シトラスマリンの風に吹かれて

2016年09月13日 | Weblog
朝から雨。
でも昨年に比べたらだいぶマシ。
たしか9/1~10までずっと雨だった気がする。
鬼怒川が氾濫して大きな被害をもたらした。
あれから1年。早いものである。


昨日まで引きずっていた請求書の件はなんとか片付いた。
今日は経費分析を行った。


後輩女子Cちゃんと退社。
今週末の三連休は実家で友人らとBBQをするらしい。
リア充の象徴・BBQ。ウェェェイ!!

私もこの三連休は芋子と実家に帰省する。
ベトナムのお土産を贈呈する予定。
楽しみだ。


今日は久々にご飯を炊いた。
勘が狂ってしまったのだろうか、少し硬めになってしまった。
私は柔らかいご飯が好きなのだけれども・・・。

レトルトカレーは実家からもらったもの。
「夏カレー」と銘打っているものを秋が見え隠れするこの時期にようやく食する。




今日は吉熊を入浴させた。
最近少し黒くなってきたので。

私「お痒いところ、ありませんか?」
吉熊「ううんとね、右後頭部が少し・・・ああ、そこそこ・・・気持ち良い」



ハミング風呂に入ったので、シトラスマリンの香りがする吉熊。
さっぱり!!


これで芋子に「汚いクマ」と呼ばれずに済むはずだ。
なんてったって、シトラスマリンの香りを放ってるんだもの。



吉熊との仲も13年半。
いつも一緒にいてくれてありがとう、吉熊。






N極とS極

2016年09月12日 | Weblog
会社に行くまでが大変。
会社が磁石のS極だったら私もS極のようだ。
行ってしまえば、どうってことが無いのだが、行くまでが辛い。

でも今日は比較的涼しくて、そんなに汗を出さないで出勤できた。
妹・芋子とLINEで「このまましれっと秋になってしまえばいいね」というやり取りをした。


今週の会社の花はピンクのガーベラ。
私の好きな花だ。
華やかでいて優しい気持ちにさせてくれる。


花言葉は「熱愛」「崇高美」「童心に帰る」



昼休みの喫煙所にて。
先輩紳士が面白い煙草を吸っていらした。
「BODY SHOT」という名前らしい。
ラムコークの香りがする。


先輩紳士はいつもマニアックな煙草を吸っていらっしゃる。
メロンの香り、薔薇の香り、キューバの煙草、など。あと煙管やパイプも。
すごいなあ。

さて。
請求書である。
数字が業者と合わずにモヤモヤしていた件。
なんとなく解消したっぽい。

午後はワークフローシステムの自主学習。難しい。耳の穴から煙が出そう。



夕方、東証のHPで開示をチェックしていたら王将のリリースがあった。
台湾に進出するらしい。

台湾進出に関するお知らせ
http://www.ohsho.co.jp/pdf/20160912.pdf


王将のIRの開示を見ると王将に行きたくなる。
帰りは王将に吸い込まれるように入店。
王将が磁石のN極だったら私はS極のようである。

でも今日は餃子ではなくてラーメンをチョイス。
オーダーを取りに来るおばちゃん、びっくりしていた。
「え?違うの?」という視線を感じた。



友人が王将のラーメンを酷評していたけれども、私は美味しいと感じた。
吉熊も「美味しいね」って太鼓判を押していた。



帰宅してネットを徘徊。
今日は宇宙の日なのだそうだ。
毛利衛さんが日本人で初めてスペースシャトルにのって宇宙へ旅立った日(1992年9月12日)にちなんだ「宇宙の日」。
今宵もそうだけれども暫くは天気が悪くて星が見えない日が続くであろう東京。
はやく冬の大三角の季節にならないかな。






真っ赤

2016年09月11日 | Weblog
10時ぐらいに起きて、昨日スーパーで買っておいたサラダとグラタンを食した。
部屋を片付けようと思っていたのだが、すっかり(意図的に?)忘れ、先日買った「落花生」(嶽本野ばら先生)を読んでいた。
順番通りに読むではなく、ランダムに読み進めている。
あと2話残したところで読了するのが急に勿体無くなり、以前のエッセイ「それいぬ」に移行。

野ばら先生が明石市立天文科学館に行ったときのことが記載してあり、嬉しくなった。
明石のプラネタリウム、いつか行ってみたいと思っていた。




子午線の街にあるかなり有名な科学館だ。HPを見て知ったのだが、「軌道星隊シゴセンジャー」とか、めっさ気になる。
あと「落花生」にも「それいぬ」にも書かれている、中書島の菜の花畑にも行ってみたい。


気づけば夕方。
一年前に新宿伊勢丹のエスティローダーで買ったコンシーラーが尽きそうなので、買いに行くことにした。
といっても今回は資生堂のコンシーラーにしようと決めていた。
前回別の商品を買った際に薦められたものが良かったので。
接客してくれた人の提案型接客に感動したっていうのもある。
「このお客さんのシミを何とかしてけしてあげよう」という強い気持ちが感じられたのである。
今日は生憎あの店員さんは公休日らしく、いつもと同様、研修生の女子が接客してくれた。

制服が赤色になっていたので
「なんで?広島カープが優勝したから?」
というつまらないジョークにもコロコロと笑ってくれる可愛い女子だ。


コンシーラー、ゲット!

私のシミを隠しておくれ!!
ビバ・隠蔽。


試供品もたんまりとくれた。



赤は資生堂のイメージカラーである。



なかなか物が売れない時代であるが、物が良ければ買うし、提案型接客で潜在欲求を擽られれば、買う。少なくとも私は。
あと、増税してからはあまり無駄なもの・中途半端なものを買うのを控えているのだが、コスパや耐久性をよく見極めて購買活動をしているなと自分でも感じる。研ぎ澄まされているというか。


帰りは夕ご飯をミスドで摂った。
飲茶とドーナッツを食べた。
ミスドの飲茶、大好き。



ブックオフを徘徊して帰宅。
入ったことがないお店だったので、どこにどのジャンルの商品があるのかが分からず、わくわくした。

日曜日の時間の進み具合っていつも早く感じる。
小学生の頃より思っていたけど年々酷くなっている気がする。



明日からまた仕事。
初っ端から合わない伝票と対峙せねばならねども、週末は実家に帰省する予定なので今から楽しみだ。
シミを隠蔽しながら頑張ろう~。






「映像の世紀 コンサート」

2016年09月10日 | Weblog
昼までどっぷりと寝た。
いい天気だったので布団を干す。
干しながら、いつの間にか蝉の声が聞こえなくなったことを感じた。
でもまだまだ暑い。

夕方、渋谷へ。
今日はオーチャードホールで「NHKスペシャル 映像の世紀コンサート」が行われる。
前々から加古隆氏による「パリは燃えているか」を生で聴きたかったので、楽しみにしていた。


音楽・ピアノ:加古 隆
指揮:岩村 力
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
ナレーション:進藤晶子



久々の渋谷。
スクランブル交差点では多くの外国人観光客が撮影していた。




会場前まで来て、小腹を満たそうと周囲を見渡すとフレッシュネスバーガーを発見。
喫煙所の先輩紳士がオススメしていた店だ。美味しいと言っていたので入店してみる。
様々な種類のハンバーガーがあったのだが、ホットドッグにした。


これがすこぶる美味しかった。


喫煙席で男性に声をかけられた。
ライターを忘れてしまったとのことなので貸してあげた。
少し話したら知り合いの知り合いということが判明。
世の中狭い。


オーチャードホールに急ぐ。


オーチャードホールには初めて行く。
会場はシューボックス型コンサートホールでドキドキした。
3階席だったので高さを感じた。

前面に広がる巨大スクリーン。


パンフレットを開くと、「パリは燃えているか」が幾度も出てくるではないか。




これは期待大。

やがて照明が落とされ、演奏者が入場。
そして指揮者と加古さんが登場。
白のシャツと黒のパンツと帽子。
加古さん、テレビで見たままだ。


初っ端の「パリ燃え」で既に涙が出てきた。
時代のうねり、その狭間で起きた出来事をまっすぐに響かせた曲だと思う。
高校時代から「この曲を生で聴いてみたい」と思っていたので、やっとその念願が叶った。

オーケストラとピアノの音に酔いしれる。
他の曲も番組中で聴いたことがある馴染み深いものなので飽きなかった。
スクリーンでは番組で流れていたシーンがコンパクトに纏められて流れていた。個人的にはアポロ11号の月面着陸のシーンが好き。


加古さんが自ら奏でる「パリ燃え」のピアノソロバージョンで鳥肌が立った。
研ぎ澄まされた一音一音が輝いていた。

コーナーとコーナーの間で進藤アナウンサーの解説があり、とても分かりやすかった。


スクリーンの最後は「パリ燃え」と人々の笑顔・笑顔・笑顔・・・。
これにはグッときた。
涙が止まらなかった。
子供と笑うガンジーの笑顔が印象的。

心に迫る演奏会だった。


「パリは燃えているか」 加古隆氏インタビュー&演奏


主催がavexというのにびっくり。
こういうのもやるのだな。知らなかった。
日フィルの演奏は年末の第九でも聴く予定。
あと3ヶ月後に、また。



人ごみでごった返す渋谷を歩く。
耳の奥からさっき聴いたばかりの「パリ燃え」のうねりが蘇ってきた。




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晩夏の風物詩

2016年09月09日 | Weblog
昨夜は寝たのが2時半だったので今日は大変眠かった。

お昼は日替わり。
そぼろ丼とうどんのコンビネーション。
ボリューミー!!


請求書の数字をチェックしたのだが、なぜだか合わない。
週明けに解明せねばならず、土日がモヤモヤしそう・・・。

昨日、心療内科のあとに薬局のポストに処方箋を入れておいた。
薬を用意しておいてくれるので待たずに済む。ありがたい。
すっかり顔馴染みになった薬剤師さんに
「昨日も診察が終わる時間、遅かったの?」
と訊かれて、そうだと答える。



帰宅後、「高校生クイズ」を鑑賞。
決勝戦の舞台がNYで懐かしかった。


我が高校は、私が高校2年生のとき、3年生の先輩が優勝した。
もう22年も前になるらしい。
どうりで歳を取るわけだ。
体育館の舞台に飾られている日テレの優勝旗を友人とわざわざ間近まで見に行ったのを覚えている。

高校生が力を合わせて問題に挑戦し、泣いたり笑ったりしている姿を見てると、心が晴れ晴れとする。

そして秋はもうすぐと思う。
高校生クイズは晩夏の風物詩だ。



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クマ医師道場

2016年09月09日 | Weblog
出勤時に嶽本野ばら先生のブログを読んで、涙が失禁。

サイン会を終えて


>沢山の人が並んでくれました。
いつものように泣いたり、喜んだりしてくれました。
一人一人に、また逢おうね、いって
手を振って別れました。
無論、怒る人もいました。
ポカポカ、殴られたりもしました。
とても謝りました。
その光景を観て
皆が笑っていました。
でもその人も、最後、また逢おうね
というと、頷いてくれました。


このポカポカ殴った人が、私の少し前に並んでいた「あの人」だったら、この状況に私もいた。
きっとそうだ、あの人だ。そう確信した。

笑いあり、涙ありの、あたたかいサイン会だった。
そして、私があのとき見た風景を、作家がブログにアップするという奇跡に涙が溢れてきた。




今日は心療内科デーだった。
待ち時間5時間。

いつか遭遇したワンちゃんを連れてくる外人さん(イタリア人)に近寄られる。
ワンちゃんは実は介助犬なんだとさ。
吉熊のことも覚えていた。

・・・そう、別に彼と話したくなかったのだがイタリア出身という気質がそうさせるのかは分からぬが、すんげー勢いで喋りかけてくるんで対応せざるを得なかった。

英語で。
この前のベトナム旅行同様、いつもとは違う部分の頭を使用して会話をした。

「ワンちゃんに餌を上げてみる?」
とジャーキーを差し出されたので、ちぎってワンちゃんに差し出す。

「ハアハア」
と言いながらワンちゃんは私の手元を凝視する。

イタリア人が
「なんちゃら!←読解不可能」
とイタリア語を話すと、ワンちゃんはすんげー勢いで私の手元からジャーキーを貪り食う。

満足そうなイタリア人。

「ベリー、クレバー」
と繰り返す私。

「ハアハア」
とワンちゃん。


物音を察知した受付の女子がすっとんできて
「○○さん、ナンパ、ノーですよ!!ノー」
とイタリア人を抑制する。
しょんぼりとしたイタリア人の背中が個室に入っていく。
ハアハアしながら、ワンちゃんも個室に消えていった。


イタリア人は会計後も受付女子と絡み、豪快に笑って去っていった。


ようやく戻った静けさの中、野ばら先生の「落花生」を読みすすめた。
たまに「カフェー小品集」も。





23時過ぎに名前を呼ばれた。
クマ医師、今日はグレーの服を着用していた。
髪が少し乱れているのは台風による湿気のためだろうか。


ここ最近2週間のことを言う。
仕事で難しいことを任され、試されている感満載ではあるが、身を滅ぼすようなプレッシャーではないこと、
台風に伴う湿度で体調が悪いこと、
マイスリーを減薬する気持ちはあれども少し迷った挙句、寝る前に飲んでしまうこと
・・・などを話した。

電子カルテに書き込むクマ医師。

その他色々確認されて、おしまい。

次回は連休を挟むので3週間後だ。
「お大事に」が「Bon voyage!」に聞こえるのは気のせいだろうか。
三週間の大航海。
乗り越えられるかな?と自問。


そういえば今日の帰り道、会社付近で、2年前に私をいじめた後輩の女子と道端で遭遇した。
が、急いでいたのと、先日の野ばら先生のサイン会由来の多幸感溢れる私は無敵状態だったので、そんなにビビらなかった。

また、「後輩と道端で遭遇した」、そう脳内で文章にすると、そんなことは無機質なことのように思えて、怯える気持ちなどが霧消するではないか。鼻ホジで対応できっから、マジで。

これはクマ医師に教わったことが生きているのだと思う。
だてに10年も通院しているわけじゃない。
クマ医師道場の生徒として当たり前のことなのだ、きっと。


処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散、清暑益気湯エキス



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陽炎のなかで

2016年09月07日 | Weblog
朝から蒸し暑く、出勤時にふらふらする。
全ての事象がまるで陽炎のなかでの出来事のように思える。
輪郭を持たない、ぼやけたものに見えるのである。

この気温、湿度は先月行ったハノイを思い出させる。
現地の人の話だとハノイを訪れる日本人観光客で熱中症になる人が多いらしい。
今日の湿度が頬や腕、首筋に貼りつく様子は、ハノイでのあの感じとほぼ一緒だ。
ハノイ旅行からもうそろそろ1ヶ月が経過しようとしている。
なのにまだ暑い。
あと1ヶ月後はきっと涼しくなっているはず・・・そう自分を励ましている。


学校の先生をしている友人は、この暑い中、体育祭の練習で3時間も運動場にいたそうだ。
私以上に過酷だ。



蒸し暑い原因の一つに台風接近がある。
13号。


この「全国ツアー開催!」みたいな進路はいったい何なんだろう・・・。
願わくば、電車の遅延だけは免れたい。


今日は冬服の大量発注とACCESS台帳への記入などをした。


帰りに蕎麦を食べた。
暑いので冷やし蕎麦だ。
最近食傷気味なのだが、これはぺろっと食べてしまう。
かき揚げがボリューミーなので、野菜不足が解消されるのではと期待。




帰宅後、母ヨーコたんと電話。

その後、昨日の嶽本野ばら先生のサイン会の余韻を引きずりつつ、「落花生」を読む。
精神科医との会話で、薬物依存の症状が出てきたら、という話で
「我慢するしかあらへんで」
「我慢、ですか?」
「うん。我慢やな」
という会話があるのだが、そこで「嗚呼、野ばら先生は京都の病院に・・・本当に・・・通院してらっしゃるのだな」とリアルに実感した。

今回の逮捕後、初のエッセイ。
半分まで読んでみて、読者に媚を売らない、以前と変わらない姿勢が清々しいなと感じた。
そして野ばら節が私の心に、体に、指先の隅々まで浸透するのがただただ嬉しい。

サイン会のとき
「またね」
と仰ってくださった野ばら先生の言葉を信じ、また生きていこう。

暑くても、昨日の素敵なサイン会での出来事は陽炎のようにはならない。
しっかりと心の中で原型をとどめていて、私の心の奥のほうで、きらきらと光っている。


本のあと半分は、明日の心療内科の待合室で読む予定。






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涙で枕を濡らした夜

2016年09月06日 | Weblog
会社帰りに下北沢のヴィレッジバンガードへ。
嶽本野ばら先生のサイン会に行ってきた。
昨晩はドキが胸胸して眠れなかった。

ご実家がある宇治から野ばら先生がやってくる。
「今頃新幹線の中かな」
と今日はずっとそわそわしていた。

脳内で「サリシノハラ」が鳴り響く。
野ばら先生のことを知らなければ「サリシノハラ」も知らずに人生を終えていたかも。


下北沢に上陸。

野ばら先生のサイン会でしか上陸しない下北沢。ざわざわ下北沢。

ヴィレバンのレジで整理券を予約している旨を伝え、会計。
整理券を手配している店員さんに
「今回の装丁、だいぶ攻めてますね。横まで真っ赤!」
と思わず言ってしまう。
店員さんも
「そうなんですよ~!すごいですよね」
と笑っていた。


新刊「落花生」






緊張して喉が渇いてきたので、ファーストキッチンへ。
下北沢のファッキンは広くて好き。
ここで夕食を済ませ、化粧室で化粧を直して、集合時刻に再びヴィレバンへ。


既に多くのロリータさんがいらした。
嗚呼、懐かしい!この雰囲気。
私はといえばレッセパッセの花柄ワンピ。
自分的にヲサレをしてきたつもり。


サイン会開始。
お客さんの頭と頭の間に見える野ばら先生。
逮捕されてから1年半。
寝る前にチェックしている野ばら先生のブログを読んでは枕を涙で濡らした日々を思い出し、感極まってしまった。
あの野ばら先生が目の前にいる!
ツイキャスじゃない。これは生の野ばら先生、生ノバだ!!
ううっ・・・。
化粧が取れるので、グッと涙を堪える。

自分では感じなかったのだけれども、野ばら先生が東京にいないことの喪失感ってけっこう自分の中で大きな比重になっていたんだなと感じた。

嗚呼、落ち着け、自分!
何度も自分に言い聞かせて順番を待つ。

泣いているファンに
「ごめん」
と謝る野ばら先生。
その度にすすり泣く音や笑い声が漏れた。
化粧が剥げるのが嫌で我慢していたのだが、このときばかりは前に並んでいる女性と一緒に泣いてしまった。
私だけじゃなく、皆さんもこの日を待っていたんだ・・・。


いよいよ私の番になった。
挨拶をし、カロリーメイト(チョコレート味)の差し入れをした。
「ありがとー。助かるー」
と野ばら先生。

「この手で私が大好きな『カフェー小品集』や『十四歳の遠距離恋愛』を書いたんだな」
と改めて思うとフラフラする。
鼻血ぶーしそう。
気が遠くなる・・・。

サクサクとサインをしてくださり、一緒に写真に収まって下さった。
吉熊と三人でハイポーズ!

・・・昇天。


去り際、失礼であるだろうし、恐らく言ってはいけないんだろうけれども、つい
「頑張ってください」
と言ってしまった。

そしたら
「またねー」
と野ばら先生は笑っていた。しっかりとアイコンタクトがとれた。


・・・昇天2。



興奮醒めぬまま、出口に向かうと、先ほど私の前に並んでいた女性と再会。
少しだけ話をした。
宇宙のイベントでもそうだが、好きなものが一緒の同志と話をするって面白くて好きだ。
「また会いましょう」
と挨拶をして別れた。


装丁の赤を意識なさったのだろうか。
黒のジャケットに赤のネクタイの野ばら先生。
下はスカートとジャージ。素敵だった。

サイン会もあたたかい感じだった。
作家の人柄によるものだと思う。




おかえりなさい。野ばら先生。



小田急線で新刊を読んだのだが、これは電車内で読んではいけないレヴェルだと思った。
特に「京都の女子 -母、或いは妹に就いて」が面白い。

野ばら先生のお母さんは鴨川の水を産湯に使っていたので、透き通るような肌になるのだと威張る。
娘時代はお前なんぞよりよっぽど綺麗だったのですと意味不明に張り合ってくる。
中京区で生まれ育ちなので、中京区以外は京都じゃないと差別をする。

読んでて笑ってしまった。

お疲れ様でした!!
https://twitter.com/MILKPUNKSEX/status/773167004006031360



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欲望

2016年09月05日 | Weblog
今朝は鉛のように体が重く、眩暈を覚え、会社に行くまで休み休み行く始末だった。
暑い。暑すぎる~!
いったいいつになったら涼しくなるのだろう・・・。


今日は吉熊上司から新しい仕事を与えられた。
「これ、マニュアルね」
と超分厚い資料を渡された。
試されている感があり、下手な質問ができない雰囲気だ。

これは今まであった通過儀礼のうちの一つなのだろう。
10年以上前、一週間、吉熊上司が不在のときがあり、売り上げの更新やその他諸々を頼まれたことがあった。
あの時ほんの少し成長したと後々自分でも思うし、吉熊上司もそう述べていた。
あれと同じような雰囲気だ。
頑張ろう。


今日のお昼はカツカレー(日替わり)。
まいうー。



残業をし、化粧品を買いにドラッグストアに行く。
今日はポイント2倍デーなのである。
ドラッグストアなのだが資生堂のカウンターがあり、肌の様子を見てもらえた。
ファンデーションの秋冬物と春夏物のどちらかにしようと迷っていたら「どうぞ、こちらへ」とカウンターに促されたのでそのまま座った。

器具を私の頬に押し当てる店員さん。
緊張の一瞬。

水分量は標準をキープしているもよう。
よかった!

そりゃあ、週末によく寝たから・・・。
春夏物をゲット。
また、マキアージュの試供品をどっさりもらいご満悦。

化粧品を目の前にすると元気が出てくる。
そんな私を更に興奮させる商品が陳列棚にあるではないか。

なんと資生堂のロスタロットが売っているんである。



最近めっきり見かけなくなったあの美容液。
最後に見かけたのはどこかの空港の免税店でだった。

ロスタロットは大学時代に愛用していた。
当時デパートに勤務していた母ヨーコたんが使用していて、私も真似をして買った。
むくみを取って小顔にしてくれる秀逸なコスメだ。
スーッとする清涼感溢れる使用感がたまらなく好きだった。
いつの間にかあまり目にしなくなった。
まだ売っていたんだ・・・。

お値段もこのドラッグストアではだいぶ安い。
手を伸ばしたくなる衝動を抑え、今回は見送った。

そのかわりNINAの香水が入荷(しかも安い)されていたので即買い。



他にもマニアックな商品が販売されていた。

正直、「もう化粧品もマツキヨ一本にしようかな。その方がポイントが貯まりやすいし」と思っていたのだが、やはりここでないと手に入らない商品もあるので、またポイント2倍のときに来ようと思った。(ここのドラッグストアのキャッシュバックはけっこう高いというのもある)


あと資生堂のコンシーラーも欲しいんだっけ・・・。
欲しいものがいっぱい。
困っちゃう~!

あれこれ考える私の足取りは、でも少し軽やかだ。
欲しいものがある方が心身ともに元気になれると思うのは私だけだろうか。




帰宅して朋ちゃんの記事を発見。
【LIVE SHUTTLE】
華原朋美のボイスが会場全体を「幸せオーラ」で包む最大の理由

先月のライブの様子が蘇ってきた・・・!
楽しかったなあ。





猫にゃん

2016年09月05日 | Weblog
昨日、銀座に行く前に猫に遭遇。
いつも会う猫にゃんだ!!
恐る恐る近づいてみる。

猫「にゃんだよ?」

珍しく近くで撮らせてもらった。


カワユス!!

ありがとう!!


「没後20年 特別展 星野道夫の旅」

2016年09月04日 | Weblog
今日も昼まで寝た。
テレビを見ながらごろごろし、夕方、支度をして外出。



銀座の松屋で開催されている「没後20年 特別展 星野道夫の旅」に行ってきた。



星野道夫さんについて(Wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E9%87%8E%E9%81%93%E5%A4%AB


星野さんの写真展には過去に数回行ったことがある。
その度に感動する。
今回も然り。

撮影される際の一瞬一瞬の時の輝きが写真の隅々にまで広がっているのを感じた。
添えられた文章も分かりやすくてダイレクトに伝わってくる。

私はクマ好きなのでクマの作品ばかり見入ってしまったが、アザラシやクジラやカリブー、そしてオーロラや草花アラスカの人々の写真もとても良かった。
星野さんが愛用した万年筆や直筆の原稿も展示してあり、どれも興味深かった。
じっくりと見ていたので、全てを見るのに2時間ほどかかった。


展覧会の会場はけっこう混んでいて、星野氏の人気の高さがうかがえる。



グッズ売り場で色々と買い込んでしまった。


「BRUTUS №830」の表紙のホッキョクグマは一番好きな作品だ。
クマの毛の質感、寝息が圧倒的な力を持って伝わってくるかのようでドキドキする。


今週末は割とゆっくりとできた。
来週は月初の業務もあるのでまた気を引き締めて乗り越えよう。




映画「君の名は。」

2016年09月04日 | Weblog
1時過ぎまでたっぷりと寝た。すっきり。今日は雨が降るという予想だったのに外は晴れているではないか。
得した気分で布団を干してブランチ。

だいぶ以前から観たかった映画「君の名は。」をレイトショーで観た。




2時間前に券売機の前に立つ。
レイトショーなのに既に席はほぼ満席。
プログラムも完売。
そういえば興行収入が半端ないと聞いていたが、まさかここまでとは。


夕食は豚のひつまぶし。ひまつぶしではない。ひつまぶし。
ショッピングセンターのフードコートって珍しいお店が入っているので、つい、いつも食べないものをチョイスしてしまう。


21時スタート。

あらすじ
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。(シネマトゥディ)



「君の名は。」予告



ストーリーは思っていた以上に伏線がびっしりと張られていて飽きさせなかった。
最初の入れ替わりのシーンは、大林宣彦監督の「転校生」へのオマージュだと感じた。
大林ファンの自分はそこが嬉しかった。


小野小町の古今和歌集
「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」
(あの人のことを思いながら眠りについたから夢にでてきたのだろうか。夢と知っていたなら目を覚まさなかっただろうものを。 )
から着想を得たと監督がインタビューで応えているように、本作は、夢をモチーフにした作品である。



疾走感のある前半で一気に引き込まれる。
後半は東日本大震災を思わせるようなことも絡ませていて「そうきたか」と・・・。


そして新海監督のお家芸といえば絵。
今回の作品でも精緻な描写がスクリーンいっぱいに広がっていた。
観ていて「これは実写か?」と思わせるぐらいに。
そして、彗星(星空)の描き方!!!
ひたすら美しい。



リアリズムを追求した絵と非現実が織り成すエンターテイメント性が高い作品だった。
出会うべくして出会った人と人の絆、今ある生活のどの部分もかけがえのないものだということを深く実感できた。

十代~二十代前半に観ていたら、きっともっと楽しめたのだと思う。
エンドロールで隣の席の女子がおいおい泣いているのを暗闇で察知し、自身の感性の老化を嘆いてしまった。
「秒速5センチメートル」のあのモヤモヤ感が好きな私は今回のハッピーエンドを全力で喜べないのである。
本作品もかなりの良作だと思う。でも歴史改変は・・・ちょっと。ね?と思ってしまう。


映画館を出たら、ロビーで若い男子が「あのシーンはああだった、こうだった」と激しく議論を交わしているのを見て、ほっこりした。
いいよな、そういうの。


★ビクセンさんが宙ジュエリーで「君の名は。」とコラボをしているもよう。
http://www.vixen-m.co.jp/other/sora_jewelry/71172-7.html

★TeNQでは展覧会も。
映画「君の名は。」×TeNQ『新海誠が描く宙(ソラ)展』開催中!
https://www.tokyo-dome.co.jp/tenq/exhibition/7/

すごいな。本当、人気があるんだな。


彗星というと天文学者の渡部潤一先生。
http://www.athome-academy.jp/archive/space_earth/0000001101_all.html



久々に「秒速5センチメートル」を観たくなった。
「秒速5センチメートル」予告編 HD版 (5 Centimeters per Second)


ロケットの発射のシーンだけで、ご飯3杯はいける。






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退職!?

2016年09月02日 | Weblog
今日で最後の業務があった。
各部を回る仕事だ。
15年以上やってきた仕事なので、最後となると色々と感慨深いものがある。


某部署に行った際、某室長に
「色々と今までありがとう」
「寂しくなるな」
とお菓子をもらった。


・・・いえいえ。
退職するわけじゃないですからね。
そこんところ、夜露死苦ぅ~!



似非退職を味わい、なんとも悲しい気持ちで自席につく。
吉熊上司にもらったお菓子のことを報告したら
「じゃ!自分の机も片付けておくんだぞ!」
とニヤニヤしながら言われ、もうね、なんつーのかな?・・・切なくなったことはたしか。
ガクガクブルブル・・・。



そんなこんなで8月分の経費の締めを経理部に華麗に提出し、稟議書を書いたりして定時を迎えた。


夕ご飯はケンタッキー。
暫く行かない間に、ポテトの形が不思議なものへと変貌を遂げていた。


カ~ネリングポテト、とのこと。
味の違いは分からない。
薄くなったので食べやすくはなっていた。


ぼんやりとネットを検索していたらかわいいニュースを発見。
母グマのサケ狩り見守る子グマたち
http://www.narinari.com/Nd/20160939536.html

母熊の狩りを見守る子熊たちの後姿が何とも言えない。
かわいい。かわいすぎる!!



明日はやっとやっとの休み。
今週は辛かった。
夏風邪で痰が絡んでいた前半、後半は月初の業務があり、だいぶ疲れた。
昨日は吉熊が瞬きをするのが見えたんだが・・・。
あれは錯覚だったのだろうか。ヤヴァイぜ。

土日はゆっくりと休もう。