おばさんの料理教室

家庭菜園の野菜を使い皆で料理を楽しもう

おばさんの料理教室No.1771 ラ・フランス

2014年12月08日 | 日記

                                                         ラ・フランス

                            

 先日、友人からラ・フランスのプレゼントを頂きました。ル・レクチェに似ていますが、これも大変美味しい。

 ラ・フランスは、不正円の果実で果皮部には斑点がある。外観は良くないが大変香りが良く、濃厚な甘みと滑らかな舌触りで、上品な味である。食感はリンゴモモにも似ている。

 1864年に、フランスのクロード・ブランシェが発見した品種で、日本へは1903年明治36年)に農商務省農事試験場園芸試験地(静岡県)へ食用としてではなく、受粉用として導入された。日本では盛んに栽培されているが、本国フランスなどヨーロッパ各国では、気候が合わなかったためにほとんど生産されていない。

 本国フランスでの品種名は発見者の名を取り、Claude Blanchetとなっている。

 収穫は実の固いうちに行われる。収穫直後の実は堅く甘味もなくまずい。収穫後に常温で10日から2週間程度追熟されることで初めて生食に適すものになる。追熟の間、果実に含まれるデンプンが分解されて果糖ショ糖ブドウ糖などの糖となることで甘味が増し、ペクチンゲル化により舌触りの滑らかさが増す。一段と芳香が強くなり、赤ん坊の頬くらいの柔らかさになったときが食べごろである。冷蔵庫などで冷却することにより、追熟を中断することもできるが、一旦食べごろを迎えると一気に熟成が進む。生っているときに枝に近い部分が褐色を帯び柔らかくなってから1日程度が完熟の目安である。

 日本における主な産地は山形県長野県で、10月上旬-中旬頃収穫し、保存して11月上旬-中旬にかけて食べ頃となる

 

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