愛猫のネズミのオモチャ、“チュウチュウ”。
それがいつしか片付けたコタツの足と壁の間に入ってしまう。
いや、入ってしまうというよりは本人がわざと入れているようにも見えるんですけど…。
その隙間に入った“チュウチュウ”を取りだそうと、愛猫が手を突っ込んでもがいている。
最初は①の所から。
手の先に“チュウチュウ”が触れると、“ここだっ”とばかりにガシガシと手を動かす。
人間ならば、それ以上奥にいかないようにとある程度慎重に引き寄せるのですが、猫にそんな“知能”はない。
故に、あっという間に“チュウチュウ”が奥にいってしまった。
それでも小さな脳みそを使って、“ならば…”と移動したのが②の場所。
奥に行ったのならここから取れるはずだ…と、そこから手を突っ込む。
“チュウチュウ”が手の先に触れ再びガシガシと動かせば、獲物は角の丸くなった隙間に入っていき、結局、同じようにもがく羽目になる…。
①と②の行動を繰り返すものの取れる見通しが立たず、それでも何とかして取りたいんでしょう。
愛猫が取った最終手段は、なんと③番の場所。
なぜに…?
いや、気持ちは分かる。
分かる、けどさ……。
いくらコタツの天板の厚さが邪魔だからって、そこからじゃ届かないんだよ…?