錆鉄人と天女は涸沢へは紅葉の時期だけでも6回か7回行っているのですが(ほかには6月と7月に各1回)
自慢はテントから半径200m以上動いた事がないという事でした。
つまり売店とトイレへ行くだけで、あとはずーっと飲んでいたのでした。(天女は主に「お昼寝」)
しかしながら、
愛妻家の錆鉄人はコーヒー好きの天女を北穂に連れて行き、
小屋名物のコーヒーを飲ませてあげようという野望を持っていたので、今回は涸沢に2泊する事にしたのでありました。
が、涸沢に到着すると・・・
天女が意外な告白!
「私、もうコーヒーはそれほど好きじゃないの・・・、最近はあまり飲んでいないでしょ?」
ガーン!
更年期で嗜好が変わったのでしょうか・・・
しかしながら隣のテントの山男と話をしていると、
「北穂小屋のコーヒーは確かにうまい!でも景色はこっちのほうがダントツですよ!」
と言って、スマホで前穂北尾根Ⅵ峰から北穂方面を写した写真を見せてくれました。
北穂の右肩に槍も写っています。
「北穂は記録に残る山だけで、こちらは記憶に残る山ですよ。病みつきになります!」
北穂往復なら6時間程度かかりますが、Ⅵ峰なら3時間程度との事。
天女にどっちにする?と聞くと、聞くまでもなく「こっち」
という事で、涸沢から「初めての遠足」に出掛けました。
ルートの概要はこんな感じ((ピンクの点線は写真では見えない部分)
涸沢ヒュッテの洗い場から右に進むと階段があって「↓池」と書かれているので、池に向かって進みます。
途中ヘリポートがあり、池までは明瞭なルートがあります。
これが池
3年前には水面に映る見事な紅葉の写真を撮りましたが、この日はガスっていて風で水面に波があるので景色が写りません。
池を過ぎると岩のガラガラが続き明瞭なルートがない所もありますが、岩は安定しているので適当に岩の上を進みました。
こんな感じです。(池から約15分でこんなに景色が変わります。)
森を回り込みます。
さらに進むと傾斜がきつくなってジグザグのルートがあります。
だいぶ高度が上がってきました。
そのうちに鞍部(Ⅴ・Ⅵ峰のコル)に到着(池から1時間6分)
※下からの順番かと思っていたら上からの順番だったので訂正しています。
ここまで天女は昨日の登りが足に来ていたのか、錆鉄人は30秒歩いては1分待つの繰り返しでした。
Ⅴ峰はダイナミックな岩が続きますが簡単に登れそうな気がしました。(Ⅳ峰はザイルが必要らしい)
向こう側側には上高地や奥又白池が見えました。
目指すⅥ峰方面(てっぺんの岩は見えません)
お隣の山男が「岩を登らなければならない。」と言っていましたが、
彼らがパノラマコースへ行くと聞いたので、そちらは2回通った事があると言うと
「それなら全然問題ない」と言われた通り、手も使わずに登れる5mほどの岩があるだけで
むしろその先のハゲた急斜面のほうがズルズル滑って登るのが大変でした。
ハイマツ帯を超えるとちょっとした平地があって花が咲いていました。
天女は大感激
「ここへ来て良かったわ!」
そこからは、ちょっとした岩が続きますが、簡単に頂上に到着しました。
四方の眺めが素晴らしい頂でした。
涸沢を真上から見おろしているような高度感です。
頂上の向こうにはパノラマコースや屏風の頭が低く見えていい気分です。
上高地も見えました。
一応カップラーメンを作る準備をしてきましたが、雲行きが怪しいので下山することにしました。
トイレに行ってテントに戻ったのはちょうど3時間後でした。
Ⅵ峰、涸沢から登る人はほとんどいないようですが、「遠足」にちょうど良い山でした。(おススメです!)
自慢はテントから半径200m以上動いた事がないという事でした。
つまり売店とトイレへ行くだけで、あとはずーっと飲んでいたのでした。(天女は主に「お昼寝」)
しかしながら、
愛妻家の錆鉄人はコーヒー好きの天女を北穂に連れて行き、
小屋名物のコーヒーを飲ませてあげようという野望を持っていたので、今回は涸沢に2泊する事にしたのでありました。
が、涸沢に到着すると・・・
天女が意外な告白!
「私、もうコーヒーはそれほど好きじゃないの・・・、最近はあまり飲んでいないでしょ?」
ガーン!
更年期で嗜好が変わったのでしょうか・・・
しかしながら隣のテントの山男と話をしていると、
「北穂小屋のコーヒーは確かにうまい!でも景色はこっちのほうがダントツですよ!」
と言って、スマホで前穂北尾根Ⅵ峰から北穂方面を写した写真を見せてくれました。
北穂の右肩に槍も写っています。
「北穂は記録に残る山だけで、こちらは記憶に残る山ですよ。病みつきになります!」
北穂往復なら6時間程度かかりますが、Ⅵ峰なら3時間程度との事。
天女にどっちにする?と聞くと、聞くまでもなく「こっち」
という事で、涸沢から「初めての遠足」に出掛けました。
ルートの概要はこんな感じ((ピンクの点線は写真では見えない部分)
涸沢ヒュッテの洗い場から右に進むと階段があって「↓池」と書かれているので、池に向かって進みます。
途中ヘリポートがあり、池までは明瞭なルートがあります。
これが池
3年前には水面に映る見事な紅葉の写真を撮りましたが、この日はガスっていて風で水面に波があるので景色が写りません。
池を過ぎると岩のガラガラが続き明瞭なルートがない所もありますが、岩は安定しているので適当に岩の上を進みました。
こんな感じです。(池から約15分でこんなに景色が変わります。)
森を回り込みます。
さらに進むと傾斜がきつくなってジグザグのルートがあります。
だいぶ高度が上がってきました。
そのうちに鞍部(Ⅴ・Ⅵ峰のコル)に到着(池から1時間6分)
※下からの順番かと思っていたら上からの順番だったので訂正しています。
ここまで天女は昨日の登りが足に来ていたのか、錆鉄人は30秒歩いては1分待つの繰り返しでした。
Ⅴ峰はダイナミックな岩が続きますが簡単に登れそうな気がしました。(Ⅳ峰はザイルが必要らしい)
向こう側側には上高地や奥又白池が見えました。
目指すⅥ峰方面(てっぺんの岩は見えません)
お隣の山男が「岩を登らなければならない。」と言っていましたが、
彼らがパノラマコースへ行くと聞いたので、そちらは2回通った事があると言うと
「それなら全然問題ない」と言われた通り、手も使わずに登れる5mほどの岩があるだけで
むしろその先のハゲた急斜面のほうがズルズル滑って登るのが大変でした。
ハイマツ帯を超えるとちょっとした平地があって花が咲いていました。
天女は大感激
「ここへ来て良かったわ!」
そこからは、ちょっとした岩が続きますが、簡単に頂上に到着しました。
四方の眺めが素晴らしい頂でした。
涸沢を真上から見おろしているような高度感です。
頂上の向こうにはパノラマコースや屏風の頭が低く見えていい気分です。
上高地も見えました。
一応カップラーメンを作る準備をしてきましたが、雲行きが怪しいので下山することにしました。
トイレに行ってテントに戻ったのはちょうど3時間後でした。
Ⅵ峰、涸沢から登る人はほとんどいないようですが、「遠足」にちょうど良い山でした。(おススメです!)
手持ちの山地図を見てもルートが描いてないですが
迷うようなことはないのでしょうか?
2峰から8峰までピークの位置だけ書いてあります。
岩場はザイテングラート位の感じですか?
行ってみたいです。
奥又白池の写真を見ても踏み跡が見えるように、
前穂の北尾根のルートの一つに奥又白池経由で
このⅥ・Ⅶ峰のコルに来てⅦ峰から前穂に登るルートがあるようです。
前穂の北尾根ルートとしては、Ⅰ峰から順番にう登るより
涸沢経由で今回のコースでⅥ・Ⅶのコルに行き、
前穂に登るルートが一般的かもしれません。
従って、Ⅵ・Ⅶのコルまでは7~8割は明確なルートがあり、
岩がゴロゴロしてルートがわからない所も
しばらく適当に登ればルートに見えてくる感じでした。
写真に点線で描いたようなルートのイメージで行けば迷うことはないと思います。
奥穂は4~5回登っていますが、
槍からの縦走以外は新穂高から白出沢ルートばかりなので
ザイテングラートを登った事がありません。
逆にこの白出沢のような感じです。
岩は安定していてジグザグのルートを無視してまっすぐに下っても問題ありませんでした。
でも、これは自己責任で!
簡単に登れて「いいところ」でした。
是非登って、北穂の右肩に見える槍を拝んできて下さい。