このたびの「生活保護」受給問題が、ついに日本を飛び越えて、
アメリカの 「ウォールストリート」 に 取り上げられた。
記者会見をした某芸人さんの写真が、一面に掲載されている。
日本の不十分な年金支給や終身雇用制の衰退のため、
貧困層が拡大している一方で、日本の伝統的な家族の
支援システムは崩壊しつつあると指摘。
この一件で同制度の専門家や、各メディアの投稿者が
激しく議論している――と結んでいる。
その他、ドイツや、中国など、いくつかの外国媒体にも、
日本のマイナスの現実として 報道されてしまった。
大阪などの福祉事務所では、「私も受給したい」 「うちは、
あの家よりも、もっと苦しい」などの依頼が殺到して、
生活保護の受給に関してだけで、過去の5倍の問い合わせに
なったという。
今もまだ、対応に追われているのだろうか・・・。
「タダでもらえるなら、もらっておけ!」
これが、最初に問題になった某芸人さんの言葉らしいが、
御本人が謝罪したように「甘い」の一言だし、国民の気持ちを
逆なでする言葉である。
今週の週刊誌には、「年収5000万円の場合」というのと、
「ローン4000万円の場合」との見出しがデカデカ出ていて、
それに合わせた生活保護受給ケースが詳しく書かれていた・・・。
今後、きちんと対処されず、放置されていたりしたら、また
何らかの抗議運動が起こりそうな予感がする。
関連団体やテレビ局は、何事もなかったかのようにコメントをした。
明らかに社会をまどわし、騒がし、複雑な風をふかせたけれど・・・、
何のペナルティも、自発的自粛などもないようだ。
よくぞ、公になったものだと、今となっては思う。
一部では「○○流 生活保護 受給システム」とまで言われ、
法の隙間をついたやり方に、悪質な雰囲気が漂っている。
それについて、いろいろな公人が意見を交わしていた。
これは・・・決して、放置してはいけない問題である。
国の仕組みを変えるだけでなく、もう少し厳しい周囲の対応と
本人の自覚を促してほしいと、個人的には思うけれど・・・
実際、擁護派も多く、そういうわけにもいかないようだ。
結局は、芸能界の不穏な関係性が、明るみに出たようなものである。
不透明で、明確じゃない状況だ。
だから、簡単に理解できるほど、クリアな現実ではないのだ。
まさに、芸能界は、政治の世界と、似ているように感じてしまう。
そういえば、二世が多いのも、そっくりだ。
根ざしているものが、似ている(一緒?)のだろうかと、切なくなる・・・。
私は、問題になった芸人さんが、テレビに出てきたら、
心地よくないので、自然とチャンネルを変えるようにしている。