ディジタルフォトフレームのファームアップデートを行う。キャラクター表示の一部にバグがあったらしい。最近ではデジカメや家電、そして一眼用レンズにまでファームウェアーのアップデートを求められる。機能の追加などは歓迎するのだけれど、バグフィックスなども高い頻度であるように思う。短期間での開発ゆえに品質管理が追いつかないのは心情的にはわかるのだが、それに頼り過ぎるのは好ましい状況とはいえない。それは消費者が不完全な不良品を買わされている事に他ならない。それにカスタマー登録しPCから手軽にソフトをダウンロードする環境のユーザーは良いとして、そういう操作が苦手で情報に疎いユーザーとの不公平感は否めない。メーカーはウェブサイトで最新情報を公開していることをして責任を果たしている事にはならないのだ。
因みにこの東通工のフォトフレームはあまり賢い製品企画とは言いがたい。ランダム再生では妙に再生画像の重複・偏りが見られる。電源投入してのスタート画像はいつも同じもので始まる。昔、ポケコンで乱数発生処理(初代PC-1210には乱数関数が無かったのだ)するプログラムを自作した時でさえ、誰に教わるでもなく電源投入から裏でカウンターを廻しておき、毎回違うパターンの乱数を発生させる工夫をしたものだ。内部メモリーからランダム再生する機能では同社ネットワークウォークマンも選曲に同じような偏りの傾向がある。もしや事業部は違えど社内で同じアルゴリズムを使いまわしているのか?それにカレンダーや時計表示機能もあるが、画像と時計のランダム表示を選択すると、時計は現在時刻を表示せず、ランダム表示された画像の撮影時刻を大きなアナログ時計で表示するのだ。誰も昔撮影した画像の撮影時刻を知りたいとは思わないのだ。技術屋が組んだにしてもお粗末な出来なのだ。