自分にとってカゲロウは不吉な知らせとなっている。学生時代に実家のベランダにカゲロウがウドンゲと呼ばれる卵を産卵しているのを見つけ翌日親戚に不幸があった。数年後またカゲロウを見つけて一度は追い払うも戻ってきて産卵。数日後に祖父が他界。そんなことが3度ほど続くと偶然では済ませられなくなった。元々「優曇華の花」は三千年に一度しか咲かないとされ、優曇華の花が咲くと100人の人に見てもらい厄払いするような迷信を母から聞いた。現に子供の頃、街路樹に張り紙がしてあり「優曇華の花が咲きました、どうか見てください」と優曇華の花(たぶんカゲロウの卵)が貼り付けられているのを見た記憶がある。稀有な出来事をして「盲亀の浮木、優曇華の花」との諺もあるくらいだ。
今朝出勤の途中でウドンゲではないけれど壁にとまるカゲロウを見つける。一瞬不吉な予感と胸騒ぎがするも急いでそれを否定しその場を去った。そして今夜、親友の悲報を聞く。なんとも遣り切れない気分になる。
今朝出勤の途中でウドンゲではないけれど壁にとまるカゲロウを見つける。一瞬不吉な予感と胸騒ぎがするも急いでそれを否定しその場を去った。そして今夜、親友の悲報を聞く。なんとも遣り切れない気分になる。