カメラを整備して一昨年の暮れに数枚撮影したまま放置していたフィルムを現像に出す。ネガとスキャンデータのCD-ROMが届く。まったく何も写っていなくても文句は言えないとドキドキの開封。果たしてきっちりと撮影に成功していた。フィルムの後半はブランク。こんなことなら6×6で撮影しておけば良かったと後悔。カメラは叔父の遺品、被写体は今はもう取り壊された妻の実家。ネガをルーペで拡大してチェックしてみる。周辺部まで破綻なく解像度も高い。コントラストもありきっちりとした描写に驚く。デジタルでラフに撮影することに慣れきっていたが、久々の銀塩はやはりディジタルとは似て非なる世界だった。そして現像があがるまでのドキドキ感は宝くじのそれに似ている。
中判の現像 Prinet1(丁寧な仕事と対応でお勧め!)