電子ブロック ST-155
年末に豊国(とよのくに)の左門先生から大きな箱で贈り物をいただく。開けてびっくり、最高級「ST-155」(155回路)の電子ブロックセットだった。自分は小学校3年生のとき、お年玉でSR3Aという100回路のものを買って遊んでいた。内容は似ているが今回いただいたものはそのデラックスバージョンとなる。ノーマルの電子ブロックは9V(006P)電池1本で駆動する。今回のセットでは回路部本体は9V駆動ながら、それとは別にスピーカー一体式のアンプユニットがあり別電源の単二電池4本、6Vで音声信号を増幅する。それゆえ本編のブロック回路は増幅部分の割り当てを省ける分だけ豪華に石が使えるという寸法。cdsやメーター、ランプにVRはフロントのパネルに内蔵されていて一々リード線の端子を回路に接続しなくてもよい。電池をセットする前にトランジスタとケミコンをテスターでチェックせねばなるまい。なにせ発売より50年の歳月が流れている。1973年発売、定価11,000円也。左門先生、ありがとうございました!
70年代のコンピューターはこういう雰囲気のパネルだった。センター部分がHAL(2001年宇宙の旅)に似ている。
こちらは小学生時代に遊んでいた「SR3A」100回路 左下の電鍵が泣かせる
貰ったまま死蔵していたST-155も、著名人の元に嫁げて幸せでしょう。
実は、発送作業をすすめながら、「あ〜、これ3台保有してるんですよね」なんて返事が返ってくるんじゃないかと戦々恐々でした。
お送りした今も、多少、疑っています。(^^;
その昔、私が買って貰ったのはマイキット20か50?でした。…捨てた記憶はないのに、どこに行ったんだろう。(__;
いずれにしても、保有するにふさわしい方の元に行ったので、余生は安泰でしょう。
ノーマルよりも高品位なコンデンサやトランジスタをおごって貰えるでしょうし、それだけでも、しばらく遊んで貰えるのかな。
どうぞ、御存分に。(^^)/
素敵な贈り物をありがとうございました。
当時の製品は企画製作者側の配慮や意図を
読み解き想像する楽しさもあり2倍楽しませて
いただいております。回路図や付属品を見るにつけ
当時のことが色々と思い出され3倍楽しいです。
電子ブロックのメインとなるターゲット設定は
小学生だと思われますが今よりませていたように
思えます。日本は沈み空から大王が降ると
脅かされいただけに全てについて貪欲でした。