Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

ドゥテルテ大統領にミサイル提供を申し出て「私は第三次世界大戦を見たくない」と断られた安倍首相

2017-01-16 | Weblog
フィリピンのドゥテルテ大統領は、フィリピンにミサイルを提供したいという日本の総理大臣安倍晋三による申し出を辞退し、「私は第三次世界戦争を見たくない」と言ったという。

フィリピン・スター紙の報道による。
https://sg.news.yahoo.com/duterte-rejected-japan-missile-offer-000000071.

ドゥテルテ大統領は、「もし私達が三度目の世界大戦を始めるならば、それは世界の終わりであるであろう」「実際、私は安倍総理大臣に、私にはミサイルが必要ではないと話した」と言った。「ロシアが、フィリピンに潜水艦を提供する申し出を始めた後に、日本の申し出が来たけれども、国防長官もそれを持つ余裕がないと言っている」。
ドゥテルテ大統領は、国がどのような外国とも軍隊同盟を持つことを拒否する自身の意思を繰り返した。
「私は外国の兵士がない国を望んでいる。今のままがいい。」
じっさい、フィリピンは、米軍基地を追い出したのだ。

安倍首相は、戦争をやりたがっている駄々っ子であるという印象を全世界に持たせていると同時に、戦争で儲けようとしていることを恥じない厚顔を晒している。本人はそれがどんなに醜悪なことであるかを知らないのである。

日本のマスコミはドゥテルテ大統領を「暴言」「野蛮な政策」でトランプと同列に扱おうとしているが、じっさい、九割近い国内支持率を誇るドゥテルテ大統領の人気は、彼の政策と外交能力に裏打ちされている。少なくとも安倍首相より遥かに賢明で大人だ。

私は最新作『天使も嘘をつく』の中で、南シナ海の「ドゥテルテ大統領が数ヶ国の交わる領土問題に於いて、、棚上げ」を選択している理知があることに言及した。

「中国の脅威」を言い募る人たちは、それを煽っているのが日本政府自身であることを知るべきだろう。
外交能力のない、努力さえしない国が、開き直って「戦争こそが解決法だ」と言い募っている姿である。

日本政府が南西諸島に自衛隊を配備しようとして、「中国の脅威」キャンペーンを張っている。
ドゥテルテ大統領同様に、私たちもきっぱりと拒否すればいいだけである。
まずは、自衛隊配備問題で揺れる選挙戦、宮古島市長・市議補選に於ける民意で、それが示されることに期待する。投票は22日である。

写真は、昨年九月に訪ねた、フィリピン・セブの障害者職業訓練学校内の、スロープ。
コメント (8)
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