Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

加計学園理事長のやり逃げ会見

2018-06-19 | Weblog
学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長がきょう午前11時から、岡山市内の加計学園で記者会見。
その報せは開催二時間前に地元マスコミにのみ知らされた。

なぜこのタイミングで会見をしたか。
そもそも二時間前に知らされたのでは東京からでは間に合うはずがない。
岡山にはボランティア記者が一人だけのネットニュースIWJも、突然で対応は無理だったようだ。
理事会の後にという言い訳はあるだろうが、理事会日時はあらかじめ決まっていたとしても、もっと前に会見のことは報せるべきだし、とっくにやっておくべき会見だ。
きのう関西で起きた死者も出た地震の直後、西日本マスコミの混乱の現状ということを考えても、このやり方は無神経そのもの。
誤魔化すためだけのやり逃げ会見だ。

愛媛県今治市での獣医学部新設をめぐり、愛媛県の文書に書かれていた理事長と安倍晋三首相の面会がなかったと学園側が謝罪した問題について、「担当者が独断で実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出した」とする説明は、信じがたい。
一連の問題を「学園担当者が起こした不適切な言動による重大なコンプライアンス違反」として、理事会で自分自身と当時の職員の給与月額10%返上だか減額だかが「処分」なのだそうだ。そんなの痛くも痒くもないはずだ。
これまでマスコミ取材を拒否し続けてきたが、今後は「記者会見はすませた」と、誤魔化していくつもりなのだろう。

加計学園関係では、オープンスクールも各関連校で始まる。職員組合からも厳しく言われているということもあり、愛媛県に嘘の情報を流した事務局を処分でもしなければ収まらないだろうという内部的な判断ではないかという声もある。

質問する地元記者も準備不足でなかなか鋭い質問は出にくいだろう。
加計理事長は「仮定の質問には答えられない」「わからない」で国会議員や官僚のような答えばかりだったようだ。
首相の国会でのごまかし対応の真似をしたわけだ。さすがはお友達だ。指南されたのかどうかは知らないが。

なんでもかんでも「会っていない」と答えたようだ。獣医学部の事で愛媛県や今治市と会ったのかと聞かれても「会ってない」と答えていたようで、いくらなんでもそこは逆におかしいでしょうと突っ込む記者もいなかった、と聞く。


コメント
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