Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

じゃあ新聞を読めばいい

2018-06-25 | Weblog
毎日新聞が23~24日に実施した全国世論調査で、安倍内閣の支持率は5月の前回調査から5ポイント増の36%、不支持率は同8ポイント減の40%だった。

史上最悪の内閣がさらに恥の上塗りのような愚挙を重ねているときに、どうしてこんなことが起きるのだろうと思ったら、理由を麻生太郎副総理兼財務相が教えてくれた。

「10~30代は一番新聞を読まない世代だ。新聞読まない人は、全部自民党なんだ」

彼は24日、新潟県新発田市で講演し、昨年秋の衆院選に関し、30代前半までの若い有権者層で自民党の得票率が高かったとした上で「はっきりしていることは10代、20代、30代前半、一番新聞を読まない世代だ。読まない人は全部自民党(の支持)だ」と述べたのだという。先の同県知事選で与党系候補が当選した要因の一つとしても挙げた。団塊世代の定年退職により、自然に補充するためにそうなっているはずの社員就職率の向上にも触れ、「経済が良くなった理由が何かと言えば、ひとえに政権が安定したからだ」と述べ、安定政権の重要性も訴えた。 

若年層の支持動向も考慮して選挙戦略を考えるべきだと訴える中、自身や安倍政権への批判が目立つ新聞報道への不満を漏らした発言ともみられる、という。
麻生氏は「インターネットや放送、通信を当たり前のように使いこなせる若い世代の自民党支持率が高いということが、ものすごく大事だ」とも説明したそうだ。新聞と、インターネットや放送・通信とは、どう違うのか。扇情的な見出しだけで熟読しないとか、難しそうな記事ははじめから読まないとか、見方、読み方にも問題があるのだろう。なるほど、よい示唆だ。
そして、「新聞取るのに協力しない方がいいよ。新聞販売店の人には悪いが、つくづくそう思った」と、新聞販売店勤務の指示者がその場にいたかもしれないのに、迂闊にも自民党躍進の秘訣を漏らしてしまった。
彼は麻生派議員の政治資金パーティーでそう語ったわけで、麻生氏はそこにいる人たちに「君たちは新聞なんか読まないいい子だよね、これからも読んじゃダメだよ、大事なことを目立つようにしっかりわかるように書いてあるからね」と言ったことにも、なる。

ほとんどの理性ある人間は、なるほど、彼の言う通りで、じゃああらためて、10代、20代、30代前半、自民党支持の人々に、「新聞を読めばいい、読ませればいい」と、悟ったことと思う。
そうだな、読みさえすれば。その世代の人達でも麻生氏や安倍首相よりはちゃんと漢字は読めるだろうし。
なにしろ10代になったばかりの沖縄県浦添市立港川中学校3年の相良倫子さんが、「生きる」という名文を、書けるのだ。
あとは日々の新聞を読みさえすればいい! もちろん他の世代の皆さんもだ!

で、それって、とりあえずどの新聞でもいいのかい?!
コメント
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