Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

九月第一週、東京の路上で

2018-09-06 | Weblog

9月も、もう六日。九十五年前、関東大震災のとき、各地で朝鮮人虐殺事件が起きた。

『九月、東京の路上で』をやったこともあり、九月になってからの数日間は、ああ、九十五年前のこの日、かの地ではこんなことが、ということが想起されてしまい、なんとも落ち着かない。三日間は大分にいたが、戻ってくると、平和にみえる路上の向こうにある光景を幻視し、不意に胸をつかれる。

 

各地で犠牲者の追悼式典が行なわれている。

写真は、9月1日、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典。 村山富市元首相、鳩山由紀夫元首相、民主党・枝野代表、共産党・小池書記局長、ソウル市・朴元淳市長から追悼文が寄せられた。そうなるとやはり、小池都知事からの追悼文がなかったことに違和感がある。朴元淳市長の「歴史は、記憶する者にこそ与えられます。」という言葉には、重みがある。

同じ日、神奈川・久保山墓地や、埼玉・熊谷市で、追悼会が行われたはずである。熊谷市では市が主催している。

9月2日は、亀戸事件の追悼会。そして、千葉・船橋市、翌9月4日は、さいたま市・常泉寺でも、追悼行事が行われている。

9月8日(土)は、 東京・八広、荒川河川敷で追悼式典がある。虐殺された朝鮮人の遺骨がきちんと発掘・埋葬される日は来るのだろうか。藤岡・成道寺でも、追悼式が行われる予定である。

9月9日(日)は、水道橋で中国人受難者慰霊式、千葉・八千代市でも慰霊行事が行われる。

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