沖縄知事選。玉城デニー(前衆院議員)・佐喜真淳(前宜野湾市長)両候補の一騎打ちである。
それにしても最近の「期日前投票」の多さはどうだ。
今年2月の名護市長選挙では、総投票数約3万7000票の6割に当たる約2万票が「期日前投票」だった。もちろん過去最多。
今回の知事選も始まったばかりだが、前回知事選の同時期を大きく上回っているらしい。期日前投票開始の初日(14日)の段階で、二倍、三倍以上。那覇市、沖縄市では四倍以上という。
もちろん特定の組織からの働きかけがあるからだろう。「大動員をかけて集めた人たちをそのままバスで投票所へ」「会社ぐるみで終業後に連れていかれる」という話も聞かれる。監視役も配置されて、投票の様子をチェックするのだという。後日、得票数を綿密に調べ、割り当て数に足りなければ仕事を干してしまうと恫喝されているのだ。それに加えて、従業員・家族・親戚・友人・知人に期日前投票を依頼、実際に行った人の名簿提出も要請されている例もあるという。
「期日前投票」はそんな大量投票動員工作のために作られたシステムではないし、そもそもそうした投票強制行為が選挙違反にならないというのが不思議でならない。
証拠があれば、投票妨害にあたるはず。まあ、敵は証拠を残さないのであろうけれど。
「正義が勝つ」のがスタンダードでないと、それを通すにせよ、ひねるにせよ、「物語を綴る」仕事は、むつかくしくなってしまうのですよ!!