第1回 「プロ市民」人権賞。
唐突に、新設されたという。
え? え? 「プロ市民」というのはネトウヨが使う、市民運動に携わるリベラル陣営に対する、ひどい蔑称のことでは?
9月1日の、横網町公園での関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式に出たさい、知り合いから渡されたチラシに、ビックリ。
どうやらこれを思いついた人たちは、「プロ市民」のパブリックイメージを逆手にとってみよう、ということらしい。
「プロ市民」という言葉は、そもそもは「地域に根ざし、地域のことに主体的にかかわり責任を果たし続けることを引き受けた人」という意味で、佐賀県鹿島元市長の桑原允彦氏が考え出した造語だというのも、知らなかったよ。
「社会運動をガンバルあなたへ」「たまにはホメあおう」というサブタイトルもついている。
現場のしんどさを、ユーモアで乗り越えようということ。
「福岡地区合同労組の争議解決金の一部」が基金になっているというのも、いいなあ。
受賞者にちなんだオリジナルTシャツも作るという。
詳細は、以下。
↓
「プロ市民」人権賞がスタートします。
これは労働運動・市民運動で活躍する団体・個人を表彰する賞です。
受賞者には、賞金10万円+副賞オリジナルTシャツ(毎年、受賞者仕様で作成)を贈呈します。「福岡地区合同労組の最近の争議解決金の一部を賞委員会に託していただき、基金のスタート台として動きはじめます。」
「プロ市民」という言葉は、社会運動をやる人たちを侮蔑的に呼びかたで知られているようです。しかし、そもそもは「地域に根ざし、地域のことに主体的にかかわり責任を果たし続けることを引き受けた人」という意味で、佐賀県鹿島元市長の桑原允彦氏が考え出した造語。この「社会を切り開く、豊かな可能性のことばの復権」と「共同のネットワークを紡ぐことを求めて」を胸にして、名づけました。
つまり、戦争、原発、差別、弾圧などを押し返すために活動している人を「プロ市民」とあえて呼ぶ事、草の根的に頑張っている方々へスポットライトを当てる事で、社会運動でがんばる人たちへささやかな希望につながれば、という想いから賞を立ち上げます。
候補者のご推薦、基金へのご支援・ご協力をいただきながら、この小さな賞をみなさんと一緒に大きく育てていけたらと願っています。
(2018年7月 「プロ市民」人権賞・委員会)
https://proshimin.jimdofree.com