きょう文化の日は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」であると、法律としては定義されている。
憲法と文化の繋がりに「?」となる人もいるかもしれないが、基本的人権を守り戦争放棄を宣言した日本国憲法が、平和と文化を最も重要視したとしても、不思議なことはない。
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」。(憲法第25条)
確かに11月3日はそれ以前、「明治節」だったらしい。明治天皇の誕生日である。それを復活させようとするのは、「戦前回帰」「大日本帝国回帰」の、政治的意図を持った勢力である。
昭和の天皇誕生日・4月29日は、「みどりの日」から「昭和の日」へとあらためられてしまったが、元号ごとに祝日を作るのはナンセンスだ。そもそも大正天皇の記念日はないのはなぜか。
文化の日の由来が、日本国憲法にあることは、素晴らしいことだと思う。
演劇『憲法くん』は、1947年5月3日、憲法が施行された日に生まれた子どもが「憲法」と名づけられたことを紹介して始まる。
御期待ください。
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『憲法くん』舞台化、始動。
あの、松元ヒロさんの『憲法くん』が、ほんとうに、演劇になるのです。
11月29日(金)から、座・高円寺。伊丹、名古屋、岡山でも上演します。
こんにちは、憲法くんです。
わたしは、一九四七年五月三日に生まれました。
わたしは、国の力を制限するための、「国民から国への命令書」です。
へんなうわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか。
わたしがリストラされるかもしれない、というはなし。
「現実にあわないからだよ」、というひとがいます。
でも、理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。
でも、わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。
わたしは、みなさんのわたし、なんですから。
わたしを、みなさんに、託しましたよ。
http://rinkogun.com/Kenpo-Kun_Tokyo.html