Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

憲法を持ち出すやつらは、「お上」に逆らう不届き者。憲法裁判の記録が多数廃棄されている

2019-11-25 | Weblog

こんかい『憲法くん』のために不慣れな勉強をしているとき、ちょうど出た共同通信の報道により、合憲違憲などが争われた戦後の重要な民事裁判の記録多数を、全国の裁判所が既に廃棄処分していたことがわかった。

自衛隊に一審札幌地裁で違憲判決が出た長沼ナイキ訴訟や、沖縄の米軍用地の強制使用を巡る代理署名訴訟などである。自衛隊や基地問題を、過去からの経緯で検証することが不能になっているのだ。

代表的な憲法判例集に掲載された137件について共同通信が調査した結果、廃棄は118件、保存は18件、不明1件だったそうだ。

判決文など結論文書はおおむね残されていたが、審理過程の文書が失われ、歴史的な憲法裁判の検証が不可能になっている。裁判所の規定は重要裁判記録の保存を義務づけ、専門家は違反の疑いを指摘する。米国などでは原則永年保存され閲覧できるはずである。

やはり、日本は「隠す」のだ。

憲法を持ち出すやつらは、「お上に逆らう不届き者」なのだ。

誰かがお上に逆らおうとした歴史など、残っていてはいけないのだ。

ひどい話である。

「憲法くん」は、そんなお上のと庶民の関係の「常識」に揺さぶりをかける。

松元ヒロさんが始め、微力だが私たちも繋いでゆく。

 

写真は、左から、中山マリ、鴨川てんし、木下祐子、樋尾麻衣子、吉村直、杉山英之。撮影・姫田蘭。

 

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『憲法くん』舞台化、始動。

あの、松元ヒロさんの『憲法くん』が、ほんとうに、演劇になるのです。

11月29日(金)から、座・高円寺。伊丹、名古屋、岡山でも上演します。

 

こんにちは、憲法くんです。

わたしは、一九四七年五月三日に生まれました。

わたしは、国の力を制限するための、「国民から国への命令書」です。

 

へんなうわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか。

わたしがリストラされるかもしれない、というはなし。

「現実にあわないからだよ」、というひとがいます。

でも、理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。

 

でも、わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。

わたしは、みなさんのわたし、なんですから。

わたしを、みなさんに、託しましたよ。

 

http://rinkogun.com/Kenpo-Kun_Tokyo.html

 
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狂っているということ

2019-11-25 | Weblog

ものをつくる人のことを「狂っている」ということは多々あるようだ

 

つくる人自身である自分は、必ずしもそうは感じない

だがたまに「狂気」を指摘される

 

ただ 

とんでもないことをやっているなあ、たいへんだ、まいったな、と感じる瞬間はある

そういうときに、なにも迷わずそのことをやっている、というその文字通りの姿で、俳優たちが立っている、

そのことに励まされ、

ひょっとしたら残っていた迷いを捨てる勇気をもらい「当たり前だよな!」と返したりしているときがある

結果として私自身も大きく変容している

たいていがそういう「現場」である

 

四半世紀の仲間ならそれは当たり前のことかもしれない

なのでそれは今は触れぬのだが

二十一世紀になって仲間になった人たちにも、ときに逆にがそれが濃厚にある そう感じる時がある

 

たとえばこの 杉山英之という男

この男がいないと私はなかなか劇をつくることは難しい

そう思うことも最近、多々ある 

いやいや杉山君はふだんは極めて普通な部分を持っている男であるはずなのだが

私たちはある意味、演劇上の狂気のようなもので繋がっているのだなあと感じる瞬間がある

 

まあ、今の日本じたいが、とてつもなく狂っている、ということに対抗するために、私たちも狂わざるを得ないということでもあるのかもしれないが……

 

そんな雑感の中、すすんでいく「憲法くん」なのである……

 

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『憲法くん』舞台化、始動。

あの、松元ヒロさんの『憲法くん』が、ほんとうに、演劇になるのです。

11月29日(金)から、座・高円寺。伊丹、名古屋、岡山でも上演します。

 

こんにちは、憲法くんです。

わたしは、一九四七年五月三日に生まれました。

わたしは、国の力を制限するための、「国民から国への命令書」です。

 

へんなうわさを耳にしたんですけど、ほんとうですか。

わたしがリストラされるかもしれない、というはなし。

「現実にあわないからだよ」、というひとがいます。

でも、理想と現実が違っていたら、ふつうは、現実を理想に近づけるように、努力するものではありませんか。

 

でも、わたしをどうするかは、みなさんが決めることです。

わたしは、みなさんのわたし、なんですから。

わたしを、みなさんに、託しましたよ。

 

http://rinkogun.com/Kenpo-Kun_Tokyo.html

 

 

けっこう面白い演劇になると思うよ

 

 

 

 

 

 

 

 

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