Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

スイカをいただく

2020-07-16 | Weblog
『天神さまのほそみち』上演中だが、今日は昼夜2公演。
そのツーステージのあいまに、頂き物のスイカを皆でいただく。
制作部の皆さんが食べやすい大きさに切り分け、カップに入れてくださる。
気取ってそうしているわけではなく、「密」を避け、一人一人が食べられるようにということである。工夫のたまもの。

スイカを食べるとき、タネを出すのが面倒だという人もいるが、タネを食べてもいいと考えると何でもない、と言う人もいる。
スイカのタネを食べると盲腸になるという噂があったがそれはデマだろう。
スイカのタネは(加工してだが)、自然食品屋などでよく売られていたりするからだ。
スイカのタネは(加工してだが)、自然食品屋などでよく売られていたりするからだ。
血流は良くなるらしい。
生でたくさん食べるのはやはりどうかなとは思う。

「誰何する」という言葉と「スイカ」は、あまり関係はないようだ。
尋ねてもスイカは答えてくれないだろうし。

いまは「Suica」というものがある、あれは「すいすい行ける」の、ほうが語源のようだ。

やれやれ。



<別役実メモリアル> 燐光群『天神さまのほそみち』

作◯別役実 演出◯坂手洋二
7月3日(金)~19日(日)全20ステージ
会場◯下北沢ザ・スズナリ
出演◯さとうこうじ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 円城寺あや 鬼頭典子 杉山英之 荻野貴継 樋尾麻衣子 武山尚史 町田敬介 中山マリ(voice)

【全席指定】 
一般前売 3,800 円 ペア前売 7,000 円 当日 4,200 円
U-25/大学・専門学校生 1,500 円 高校生以下 500 円 
U-25 以下は特別価格(前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示)。

タイムテーブル、アフタートークスケジュール等、詳細は燐光群 Webサイトを御覧ください。

http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html
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燐光群の別役実作品初上演は『象』だった

2020-07-16 | Weblog
燐光群の別役実作品初上演は『象』だった。
2003年7月の上演だった。
今回、『天神さまのほそみち』でニンジン売りの男4を演じている猪熊恒和が、「病人」の役を演じている。猪熊はその前に、新国立劇場『マッチ売りの少女』で、夫役を演じてもいる。

別役さんが観に来てくださったさいに「今までの『象』の上演で一番だった」と言ってくださったが、きっと多くの上演に対して、そうおっしゃっておられたのであろう。そういう現場に対する優しさを持っておられたのだ。



<別役実メモリアル> 燐光群『天神さまのほそみち』

作◯別役実 演出◯坂手洋二
7月3日(金)~19日(日)全20ステージ
会場◯下北沢ザ・スズナリ
出演◯さとうこうじ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 円城寺あや 鬼頭典子 杉山英之 荻野貴継 樋尾麻衣子 武山尚史 町田敬介 中山マリ(voice)

【全席指定】 
一般前売 3,800 円 ペア前売 7,000 円 当日 4,200 円
U-25/大学・専門学校生 1,500 円 高校生以下 500 円 
U-25 以下は特別価格(前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示)。

タイムテーブル、アフタートークスケジュール等、詳細は燐光群 Webサイトを御覧ください。

http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html







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安倍首相は「高い緊張感を持って注視」しているそうだ

2020-07-15 | Weblog
報道によれば、安倍晋三首相は14日、新型コロナウイルスの感染再拡大で不安が広がっている観光需要喚起策「Go Toキャンペーン」について、首相官邸で記者団に「現下の感染状況を高い緊張感を持って注視している」と述べたそうだ。

赤羽一嘉国土交通相は、「Go Toキャンペーン」開始時期を22日としたことに関し、「感染症の専門家の意見を踏まえた政府全体の方針の下、地方からの強い要望を受けて決定した」と強調。したとのことで、専門家や地方に責任を押しつけているようだ。
「単なる観光需要回復対策ではなく、『ウィズコロナ』における安全で安心な新しい旅のスタイルを普及定着させることも重要な目的だ」って、コロナウイルスと共に旅をしろというのは、旅してこられる地方の人にとっては迷惑でしかないだろう。
「チェックインの際の仕切り板の設置や検温、浴場など共用施設の人数・時間制限、消毒・換気の徹底など、観光事業者と旅行者双方が感染拡大防止策を講じる必要があると訴えた」そうだが、そんなにまでして旅行に行かせるな、と、誰もが思うはずだ。

しかし、「高い緊張感を持って注視している」というのは、良く言えば「見守っているだけだが何か?」、悪く言えば「現状肯定、何もしない」ということである。
決断しない、というだけのことである。

写真は、鮭フレークの瓶詰めである。これが、賞味期限が先でも、開封後どのくらい持つかが謎の食べ物である。佃煮とか、塩の度合いが濃いとか、そういうものはけっこう持つ気がするのだが、鮭フレークについては、謎である。私より若い劇作家・演出家某氏が、開封してしばらくたったものを、それでもいいや、と思って食べてしまうことをいつだったか記していた気がするが、私はなかなか決断しがたい。冷蔵庫から取り出してこの瓶をテーブルの上に置いて、「高い緊張感を持って注視している」ことも、多々ある。
日本語の使い方が適切ではない? いや、私はその後に、決断はしている。

「高い緊張感を持って、注視する」が、じつは「何もしない」という意味で使っている方とは、違う。
ほんとうに、この方の御陰で、日本語がどんどん薄っぺらいものになっている。
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『天神さまのほそみち』、上演は、あと5日

2020-07-15 | Weblog
『天神さまのほそみち』、上演はあと5日。7ステージ。
言うまでもなく、世間の情勢の影響を受けて、厳しい思いの中での上演です。
まだ空席はございます。
19日までです。
お見逃しなく。

演劇評論家の大笹吉雄さんがゲストの昨夜で、アフタートーク、すべて終了。
こんな時期のアフタートークは、人の情に触れる思いがして、ありがたい。

写真は、猪熊恒和、荻野貴継、鴨川てんし、川中健次郎。(撮影・姫田蘭)



<別役実メモリアル> 燐光群『天神さまのほそみち』

作◯別役実 演出◯坂手洋二
7月3日(金)~19日(日)全20ステージ
会場◯下北沢ザ・スズナリ
出演◯さとうこうじ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 円城寺あや 鬼頭典子 杉山英之 荻野貴継 樋尾麻衣子 武山尚史 町田敬介 中山マリ(voice)


この『天神さまのほそみち』をもとにした動画が、東京都「アートにエールを!」で、公開されています。
ある意味、独自の短篇映画でもあり、また、『天神さまのほそみち』予告編のようでも、あります。
タイトルは、『天神さまのほそみち』で、もっとも繰り返される、せりふである、『あなたの家の前を、虎が通りましたか』。
上演中の『天神さまのほそみち』には出演していない、大西孝洋、中山マリも登場しています。
ぜひご覧ください。

https://cheerforart.jp/detail/1232

【全席指定】 
一般前売 3,800 円 ペア前売 7,000 円 当日 4,200 円
U-25/大学・専門学校生 1,500 円 高校生以下 500 円 
U-25 以下は特別価格(前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示)。


タイムテーブル、アフタートークスケジュール等、詳細は燐光群 Webサイトを御覧ください。

http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html


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「ルールを固定したくない」が、守らなければならないことはある

2020-07-14 | Weblog
大学の同窓生からメールがあり、日本経済新聞夕刊に記事が出ていた、と聞いた。
コロナ禍下での演劇活動の再開について、十日以上前に取材は受けていたので、それが出たのだと思った。
で、演劇再始動にさいしてのいろいろな現場の取り組みが紹介されている中の一つ、と思っていたら、記事のタイトルになっている〈演劇再始動「ルール固定したくない」 新たな運営手探り〉の、「ルール固定したくない」は、どうやら自分の発言だった。

同記事がFacebook等ネット上で紹介されているときの見出しは「演劇再始動「観客半分では……」 手探りのコロナ対策」となっている。
「観客半分では……」というのも、「50%の入場率では「興行として成立しない」と、演劇関係者は口をそろえる」という地の文の記述の後に、私が、「日々の観客数を「はっきりとは決めない」とし、「観客数は満員時の半分」というルールの固定化を否定した発言が載っている。
そのまま引用すると以下の通りである。

そんな問題意識もあって、小劇場のザ・スズナリ(同・世田谷)で始まった燐光群(りんこうぐん)の公演「天神さまのほそみち」(19日まで)ではあえて、日々の観客数を「はっきりとは決めない」と演出の坂手洋二はいう。「観客数は満員時の半分」というルールが固定化されると「演劇だけでなくライブハウスや映画館などの活動も苦しくなる」からだ。ただし、換気や消毒、密集を避ける対策などは丁寧に行っているという。 

以上。

「演劇だけでなくライブハウスや映画館などの活動も苦しくなる」というのは、演劇・映画館・ライブハウスと超ジャンルでコロナ禍被害への援助を求める〈We Need Culture〉の仲間である皆さんとの共闘のつもりではある。場所ごとに条件が違い、客席形状も多様な中で、物理的に「半分のお客」と区切られてしまっては、ライブハウス等の運営は成り立たないからだ。

見出しにされたのは、それなりに、今の「常識」に対して疑う意見ととられているからだろう。「前後左右を空けた席配置」を守ろうとすると、自動的に客席数はおよそ半分になる。「観客数は満員時の半分にしさえすればいい」ということではなく、それぞれの環境に即した対応が必要だろう。ルールを固定したくないという言い方の先で、多くの人に考えていただく契機になれば、と思う。

ところが先週、新宿区の小劇場で、6月30日~7月5日に上演された舞台周辺で、多数の出演者や観客らが新型コロナウイルスに感染したことが明らかになり、クラスター(感染者集団)が発生した、と報じられた。
結果、マスコミ・世間の演劇に対する非難が高まり、ワイドショーやこれまでのネット記事では、かなり辛辣な対応が出てきているようだ。

先週から都内で「一日の新感染者数二百人越え」が始まったさい、「検査数が増えたのだから当たり前」と言っていた演劇関係者たちも、俄に、「今のままでいいのだろうか」と、浮き足立っている。

「ルールを固定する必要があるのか」という問題提起は大切だと、今も思うが、誤解のないように言っておけば、私の発言は、必ずしも現在多くの人に共有されている感染対策じたいを、否定するものではない。
守らなければならないことは、あるだろう。

前提として、私は、ウイルス学の専門家・宮沢孝幸京大准教授による、ウイルスの量を「マスク」と「こまめな手洗い」によって削減することで感染を「1/100」に防ぐことができるという提言には、説得力があると思っている。
宮沢准教授は、そもそも映画館はローリスクであり、来場者の皆さんにマスクをしていただくことが基本になっていれば、別に席数を限る必要すらないのではないか、というのだ。
劇場に限らず、家を一歩出れば、マスク着用、手洗い・消毒の徹底、顔を直接触らない、という基本が守られていれば、ということでは、ある。

「ソーシャルディスタンス」という考え方は、もともと人々がマスクをしない欧米の常識から生まれ、その前提で考えられてきたのだろうと思う。
そもそもこのウイルスが空気感染するのであれば、電車の中でも感染は爆発的に流行しているはずである。
私は外出のほぼ三分の二は自転車で移動しており、電車に乗ることが少ないことで、それが少しでも我が身への感染を予防することに繋がっているようにも思ってしまうのだが、身内には電車とバスを乗り継いで片道一時間半以上かけて通勤している者がおり、「電車でなく自転車だから安全」と思ったり口にしてしまうことが、そうした長距離通勤を余儀なくされている人たちの気持ちを苦しめるものだということも、知っている。
「劇場は満員電車よりもよほど安全ではないか」という言い方をすることについては、賛成するときもあるが、局面によっては、慎重にならざるを得ない。

先日、観に来てくださった映画関係者の皆様と、終演後、近くの店に行った。
来場された女優さんたちと監督一人、私は、基本的にはマスクをしていた。
しかし、写真に撮られてしまうと、ましてや求められてそのため一瞬だけでもマスクを外してしまうと、誤解される。勘違いされそうな写真のFacebook等への掲載は、控えていただくことにした。

昨今、打ち合わせ等でも、なるべく正面に向き合わないよう、少しずらして座るのが、基本である。失礼になったり違和感がないギリギリに、正面からそらすように顔を向けることを心掛ける。飲食を伴う場合でも、食べるとき以外はなるべくマスクをして、必ず取り分け用の箸を用いる等、ふだんとは違う「ルール」がある。だがそもそも、なるべくそういう機会を避けるに越したことはないのである。
「ルールを固定したくない」のも本音だが、これだけ演劇が敵視されかねない状況の中、ストイックに舞台に向き合っているスタッフ・キャストのことを思い、気を引き締めたいと思う。

「正しく恐れる」を主張する、国立感染症研究所や米疾病対策センター(CDC)などで研究してきたウイルス学者、西村秀一さんの意見は、頷ける。
推定死者数も含めると、ピーク時には1日で800人近くの死者が出ていたニューヨークでは、州内を10地域に分けガイドラインを作成、1日の6万件を超えるPCR検査や抗体検査の拡充を徹底して実施、検査は症状問わず、希望者全員が無料で受けることができる。7月11日にはついに、新型コロナによる死者数はゼロを記録。陽性率は2%程度に止まっているという。
日本もニューヨークやドイツ並みに、無料での徹底的な検査を施す必要があるのではないかと思う。地方の人達が東京に来ることも、東京の人間が訪問してくることへも拒否反応がある現実の下、「Go To キャンペーン」(本当にやるのか?!)以前に、東京でPCR検査や抗体検査を徹底して行い、現実をあからさまにすべきと思う。
そして、検査は、一度すればいい、というものではない。医療関係者、舞台芸術関係者、スポーツ関係者等も含め、人と人との接触が避けられない業種は(時としてマスクを外す必要のある業種はとくに)、費用をかけず定期的に検査が受けられるべきだと思う。


日本経済新聞の記事は以下で読めます。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61381200Q0A710C2BE0P00/
(編集委員 瀬崎久見子、北村光両氏が担当)


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『天神さまのほそみち』公演、折り返しました

2020-07-13 | Weblog
『天神さまのほそみち』、全20ステージ中、10ステージを終え、折り返しました。
19日までです。
お見逃しなく。

写真は、後ろ姿の荻野貴継と、奥で支えている杉山英之。(撮影・姫田蘭)
『九月、東京の路上で』の自衛官役で注目された荻野くんの、新生面であり、持ち味であり、それぞれが今回、遺憾なく発揮されていると思う。
とりあえず彼は、風鈴の音と共に、屋台を曳いて、出てくる。


<別役実メモリアル> 燐光群『天神さまのほそみち』

作◯別役実 演出◯坂手洋二
7月3日(金)~19日(日)全20ステージ
会場◯下北沢ザ・スズナリ
出演◯さとうこうじ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 円城寺あや 鬼頭典子 杉山英之 荻野貴継 樋尾麻衣子 武山尚史 町田敬介 中山マリ(voice)


アフタートークは、あと一回。
演劇評論家の大笹吉雄さんがゲストで、14日(火)夜になります。
本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。


この『天神さまのほそみち』をもとにした動画が、東京都「アートにエールを!」で、公開されています。
ある意味、独自の短篇映画でもあり、また、『天神さまのほそみち』予告編のようでも、あります。
タイトルは、『天神さまのほそみち』で、もっとも繰り返される、せりふである、『あなたの家の前を、虎が通りましたか』。
上演中の『天神さまのほそみち』には出演していない、大西孝洋、中山マリも登場しています。
ぜひご覧ください。
https://cheerforart.jp/detail/1232


【全席指定】 
一般前売 3,800 円 ペア前売 7,000 円 当日 4,200 円
U-25/大学・専門学校生 1,500 円 高校生以下 500 円 
U-25 以下は特別価格(前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示)。

タイムテーブル、アフタートークスケジュール等、詳細は燐光群 Webサイトを御覧ください。
http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html




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アートにエールを! に、『天神さまのほそみち』原作の動画が登場 !

2020-07-12 | Weblog
現在下北沢ザ・スズナリで上演中の『天神さまのほそみち』をもとにした動画が、公開されました。

東京都「アートにエールを!」企画に参入した、『天神さまのほそみち』原作の動画です。
ある意味、独自の短篇映画でもあり、また、『天神さまのほそみち』予告編のようでも、あります。

タイトルは、『天神さまのほそみち』で、もっとも繰り返される、せりふ。

上演中の『天神さまのほそみち』には出演していない、大西孝洋、中山マリも登場しています。
樋尾麻衣子は演劇とはまったく違うキャラクターで登場。
舞台版で円熟の演技を見せる円城寺あやが、作品世界を支えています。

そして、さとうこうじという俳優の存在感に、誰もが釘付けになることは、確実です。

構成・演出 坂手洋二
撮影・編集 姫田蘭
スタッフ助手 中山美里

映像の演出は、本当に久しぶりでした。
撮影は稽古中。もう一ヶ月前。

ぜひご覧ください。
https://cheerforart.jp/detail/1232


⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

『あなたの家の前を、虎が通りましたか』

燐光群 が、別役実作『天神さまのほそみち』上演メンバー等の有志によって、『天神さまのほそみち』の一部を短編映像用にアレンジし、劇場からじっさいの風景の中に出て、収録した。「あなたの家の前を、虎が通りましたか」という台詞が繰り返される、シュールで緊密な、別役実ワールドのエッセンスが凝縮された世界である。    

燐光群 + 虎の会
燐光群 と、別役実作『天神さまのほそみち』上演メンバーの有志によって構成される。燐光群は、1982年創立。主宰である坂手洋二の作・演出作品を中心に、社会性・実験性の高さと、豊かな表現力を兼ね備えた、斬新で意欲的な新作公演を重ねている。国内での年3~5本の公演・ツアーの他、『神々の国の首都』『屋根裏』等で海外16カ国29 都市の公演を行う。1999年『天皇と接吻』と2002年『最後の一人までが全体である』が、読売演劇大賞優秀作品賞、2004年『だるまさんがころんだ』が、第12 回読売演劇大賞選考委員特別賞。

演劇版『天神さまのほそみち』について。7/19まで上演中です。
http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html
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アートにエールを! に、『天神さまのほそみち』原作の動画が登場 !

2020-07-12 | Weblog
現在下北沢ザ・スズナリで上演中の『天神さまのほそみち』をもとにした動画が、公開されました。

東京都「アートにエールを!」企画に参入した、『天神さまのほそみち』原作の動画です。
ある意味、独自の短篇映画でもあり、また、『天神さまのほそみち』予告編のようでも、あります。

タイトルは、『天神さまのほそみち』で、もっとも繰り返される、せりふ。

上演中の『天神さまのほそみち』には出演していない、大西孝洋、中山マリも登場しています。
樋尾麻衣子は演劇とはまったく違うキャラクターで登場。
舞台版で円熟の演技を見せる円城寺あやが、作品世界を支えています。

そして、さとうこうじという俳優の存在感に、誰もが釘付けになることは、確実です。

ぜひご覧ください。
https://cheerforart.jp/detail/1232


⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

『あなたの家の前を、虎が通りましたか』

燐光群 が、別役実作『天神さまのほそみち』上演メンバー等の有志によって、『天神さまのほそみち』の一部を短編映像用にアレンジし、劇場からじっさいの風景の中に出て、収録した。「あなたの家の前を、虎が通りましたか」という台詞が繰り返される、シュールで緊密な、別役実ワールドのエッセンスが凝縮された世界である。    

燐光群 + 虎の会
燐光群 と、別役実作『天神さまのほそみち』上演メンバーの有志によって構成される。燐光群は、1982年創立。主宰である坂手洋二の作・演出作品を中心に、社会性・実験性の高さと、豊かな表現力を兼ね備えた、斬新で意欲的な新作公演を重ねている。国内での年3~5本の公演・ツアーの他、『神々の国の首都』『屋根裏』等で海外16カ国29 都市の公演を行う。1999年『天皇と接吻』と2002年『最後の一人までが全体である』が、読売演劇大賞優秀作品賞、2004年『だるまさんがころんだ』が、第12 回読売演劇大賞選考委員特別賞。

演劇版『天神さまのほそみち』について。7/19まで上演中です。
http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html
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『天神さまのほそみち』 きょうが中日なのかな?

2020-07-11 | Weblog
『天神さまのほそみち』、今日が中日(なかび)なのかな?
全17日の九日めだから、日程的には真ん中だ。
全20ステージの九ステージ目だから、ステージ数で言うと明日が中日(なかび)だ。
ともあれ、今日も劇場である。

感染数の増加、某劇場界隈で感染者が出た可能性などが報道されている。
できる限りの感染防止対策を続けていきたい。

写真は、さとうこうじ、鬼頭典子。(撮影・姫田蘭)

チラシ・ポスター写真にも登場しているさとうこうじさんは、この『天神さまのほそみち』が画期的な劇であることを象徴する「男1」を演じる。
彼にこの役を演じてもらうことを決めたときに、この上演はもう、ある方向性を得ている。
鬼頭典子さんは、文学座の俳優である。はまり役だと思う。
そして、文学座アトリエで初演された本作の上演に、彼女が加わることで、私たちが演劇界の繋がりの中にあることをとてもいい形で確かめられているような気がしている。

俳優にとっても、役との出会いは大切だと思うが、今回はかなりスペシャルであろう。どの役の人にとっても、だ。そう思っている。
そうしたことが事前情報として伝わっても、上演は、何一つぶれることはない。
強度と手応えのある上演を続けられていることは、私たちの喜びである。


<別役実メモリアル> 燐光群『天神さまのほそみち』

作◯別役実 演出◯坂手洋二
7月3日(金)~19日(日)全20ステージ
会場◯下北沢ザ・スズナリ
出演◯さとうこうじ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 円城寺あや 鬼頭典子 杉山英之 荻野貴継 樋尾麻衣子 武山尚史 町田敬介 中山マリ(voice)


アフタートークは、あと一回。
演劇評論家の大笹吉雄さんがゲストで、14日(火)夜になります。
本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。


【全席指定】 
一般前売 3,800 円 ペア前売 7,000 円 当日 4,200 円
U-25/大学・専門学校生 1,500 円 高校生以下 500 円 
U-25 以下は特別価格(前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示)。

タイムテーブル、アフタートークスケジュール等、詳細は燐光群 Webサイトを御覧ください。

http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html



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築地市場跡はこうなっていた

2020-07-11 | Weblog
某築地にある新聞社で会議。
14階から見下ろすと、築地市場跡はこうなっていた。

オリンピックもなくて駐車場としても機能していないわけで、何だかシュールな現実だった。
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若い人達には、お安く見ていただきたい。25歳以下1,500 円、高校生以下 500 円の、冒険。

2020-07-10 | Weblog
若い人達には、なるべく多くの方に、お安く見ていただきたい。
『天神さまのほそみち』公演は、25歳以下1,500 円、高校生以下 500 円という、冒険をしています。
公共助成をいただいている公演としての使命とも思っています。

U-25/大学・専門学校生 1,500 円  高校生以下 500 円 
U-25 以下は特別価格(前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示)。

となっています。
若い皆さんのご来場をお待ち申しあげています。

今のところ当日券を出せなかった日はありません。ただし補助椅子になる日もありますので、ご了承下さい。


<別役実メモリアル> 燐光群『天神さまのほそみち』

作◯別役実 演出◯坂手洋二
7月3日(金)~19日(日)全20ステージ
会場◯下北沢ザ・スズナリ
出演◯さとうこうじ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 円城寺あや 鬼頭典子 杉山英之 荻野貴継 樋尾麻衣子 武山尚史 町田敬介 中山マリ(voice)


今週平日は連日、アフタートークを開催しています。
今日は、文学座の鵜山仁氏です。
演劇評論家の大笹吉雄さんがゲストの回は、少し離れた、14日(火)夜になります。
本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。


【全席指定】 
一般前売 3,800 円 ペア前売 7,000 円 当日 4,200 円
U-25/大学・専門学校生 1,500 円 高校生以下 500 円 
U-25 以下は特別価格(前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示)。

タイムテーブル、アフタートークスケジュール等、詳細は燐光群 Webサイトを御覧ください。

http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html


写真・姫田蘭。

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れいわ新選組は自滅の道を辿っている

2020-07-09 | Weblog
れいわ新選組の公認候補である大西つねき氏が、「私が総理大臣ならこうする」という自らの政策を語るシリーズのライブ配信動画で、「高齢者の命の選別をしないとダメ。この国は情緒的すぎなので冷徹にやらなければいけない」「本人だけの選択でなく社会的な選択」と言っている。

山本太郎氏は激しく批判を受けているこの大西氏の発言に対して、「大西氏には、命の選別の問題に生命尊重の立場から、取り組んでいらっしゃる方々にレクチャーを受けて頂き、命について真摯に向き合うチャンスを与えたいと思う。」「人は変われる。私はその力を信じたい。」と、言う。
言い聞かせて治る人なら、外向きにこんな言葉をつむぐ間に、説得し更生させているべきだろう。 あるいは、いったん除名し彼が立ち直ってから再度迎え入れることをしない理由が、私にはわからない。 大西氏の言葉は、既に不特定多数の多くの人を傷つけてしまっているのだから。

と、一日前にメモした。

大西氏はその後の「謝罪と撤回」の中で、「政治家としてはあるまじき発言をしました」というが、その物言いじたいが無神経きわまりないし、「わかっていない」という感想しか出て来ない。まだ政治家じゃないでしょう、あなたは。政治家かどうかなんてこともどうでもいい。それ以前の問題だ。

件の動画で彼は、「何かすごいね、情緒的なんですよ、この国は、言わせてもらうと。感情的だし情緒的だし、でもそんなもんで物事多分決めていけないと思います、それだけだと、というふうに思います。」とも言う。
彼は「情緒的」という言葉が、わかっていない。
日本語がダメという点でも、安倍総理と大差ない。

山本太郎氏の都知事選出馬にも相当に疑問があるが、この一件をきちんとさばけないようでは、論外である。
政党であろうとなかろうと、意見を共にする者が集まったはずの集団として、まずいだろう。

一日待ったが、たいした動きがないようなので、やはり、記す。


⋯⋯⋯⋯時が経って、一週間以上して、大西氏は除籍されたのだか離島届を出したのかなどどうでもいいが、この党を離れた。いちどは謝罪したがそれを撤回したという。一度削除した動画も再度配信し始めたらしい。れいわから離れて、生き延びる方法が見つかったと思ったのだろう。
昨年のれいわの選挙は、結局、右派議員候補を一人、うみだしたわけである。結果として。そういうことでもないのでしょうか。どうなんでしょうか。


写真は、2月、映画『れいわ一揆』のプレミア。れいわ新選組がこんなになってしまう前に公開されていれば、とも思うのだが。


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韓国現代戯曲ドラマリーディングVol.X 本日より「演出家募集」開始 !!

2020-07-08 | Weblog
韓国現代戯曲ドラマリーディングVol.X 本日より「演出家募集」開始 !!

私も参加している「日韓演劇交流センター」からの、お知らせです。

隔年で日本で開催されている韓国現代戯曲ドラマリーディング。
今回も、演出家を募集します。
今回は、鄭義信さんの演出作品が一本、既に決まっており、あと二本の枠になります。
                                                       
日韓演劇交流センターが、これまで隔年で実施してきた韓国現代戯曲ドラマリーディングですが、その10 回目を、2021 年 1 月に予定しております。
実施ごとに注目していただき、多くの お客様にご来場いただき、また韓国演劇界とも深い交流の継続を実現してきました。これも多くの みなさまのご協力のおかげだと思い、この場を借りてお礼を申し上げます。
つきましては、公演に際しまして、3 作品のうち 2 作品の演出家を公募することになりました。(今後、出演者もオーディション形式で募集したいと思 っております。)当企画に興味を持つ演出家の方々には、ぜひご応募していただきたいと思います。 下記の作品情報のほかに、事務局に粗訳をご用意しております。ご希望の方は事務局までメール にてお問い合わせください。ご応募お待ちしております。
                   
◆応募資格 18歳以上で、これまで演出経験の実績のある方 
◆応募方法 郵送、メールのどちらか                   
郵送 〒352-0011 埼玉県新座市野火止 3-16-24 東京演劇アンサンブル内 日韓演劇交流センター 宛
メール akira@tee.co.jp 必ず件名に「日韓リーディング演出希望」とお書きください。

◆応募に必要なもの
 【書式自由】プロフィール、希望作品志望理由
◆演出料 10万円程度
◆締切 2020年7月31日必着
                   
◆公演までのスケジュール 
8月 演出家決定                   
9月下旬 出演者オーディション・出演者決定
12 月顔合わせ
1月上旬~1月中旬 稽古(約1週間)   座・高円寺稽古場ほか
                                   
       
◆公演概要 2021 年 1 月 27 日(水)~31 日(日) 座・高円寺1                        
◆お問合せ
 akira@tee.co.jp 必ず件名に『2021 日韓リーディング』としてください。    

               
◆作家・作品について 公演の順番などは未定です。
                   

『激情万里』 (1991年初演)
【作家】 キム・ミョンゴン
1952年生まれ。俳優、演出家、劇作家。現 世宗文化会館 理事長。前、文化観光部長官。 
【翻訳】石川樹里
                   
【あらすじ】 日本の植民地化にあった時代から、朝鮮戦争に至るまでの韓国の演劇史を振り返ることができる 作品として、第10回のリーディングにふさわしい。ただし、登場人物が20人以上。 主要人物6~7 人、それ以外の役が 20 人以上。韓国での上演時は俳優 18 人で演じられた。
1928 年春、新派劇団「北極星」がテントで巡回公演をしていると、嵐でテントが倒れ公演が中断する。 団長の激しい叱責に、普段から不満を抱いていた団員達は集団で劇団を飛び出す。そんな中、団 員のホン・ジョンミンとイ・ウォルソンが結婚することになり、パク・チョルの提案で三人は「開闢座」 の『アリラン峠』に出演することになる。しかし、公演中に一人の青年が舞台に駆け上がり、光州学 生運動(1929 年)のチラシを撒いたことから、劇団は警察に目をつけられ、結局解散させられて団員 はばらばらになる。 その後、ホン・ジョンミンは新派劇団である「朝鮮劇団」に、イ・ウォルソンは日本留学から帰国した ノ・スンチョルが主宰する新劇団体「芸術劇団」に入って活動するが、結局ノ・スンチョルに恋したイ・ ウォルソンは、ホン・ジョンミンと別れる。一方、KAPF(朝鮮プロレタリア芸術同盟)の傘下団体である 「新天地劇団」に加入したシム・ヨンボクとジン・ギョンスクは同居していたが、KAPF のメンバーが 次々に検挙されるなか、逮捕を避けて逃避する。太平洋戦争により、日本の総動員令が強化され る頃、パク・チョルは満州に旅立ち、「朝鮮劇団」の看板俳優として人気を博していたホン・ジョンミン はノ・スンチョルとソン・ジンソプが率いる親日演劇団体「国民劇団」に加入し、自己嫌悪に陥る。ノ・ スンチョルに失恋し自暴自棄になっていたイ・ウォルソンは唱劇団(パンソリを舞台化した公演)とと もに日本に渡り、ホン・ジョンミンは慰問公演のために満州に渡る。満州で朝鮮義勇隊の一員となっ ていたパク・チョルと再会したホン・ジョンミンは、東北抗日義勇隊所属の文化工作隊に加わって抗 日戦線に飛び込む。 日本の敗戦により、中国の延安派とソ連軍の葛藤で入国が難しくなったパク・チョルは延辺に残り、 ホン・ジョンミンは帰国して、日本から戻っていたイ・ウォルソンと新たな暮らしをはじめる。シム・ヨンボクとジン・ギョンスクは南朝鮮労働党の団員となり、革命劇団を率いて、ホン・ジョンミンとイ・ウォ ルソンの娘であるソナが、その劇団の公演に出演する。一方、ホン・ジョンミンは右翼演劇団体に入 ることを拒み、演劇活動を停止する。 米軍政の弾圧を避けて越北したシム・ヨンボクとジン・ギョンスクは、朝鮮戦争によって南下し、反米 を訴える宣伝劇の稽古をしている最中に、仁川上陸作戦が始まって、春川に部隊を移動をすること になる。ソン・ジンソプは移動中に米軍の爆撃によって死亡、ホン・ジョンミンはイ・ウォルソンの家に 避難し、先発隊と一緒に出発したソナは平壌に行くことになる。右翼に逮捕されたホン・ジョンミンは 共産主義者として告発され銃殺される。                   
40 年後、延辺演劇界の大家となっていたパク・チョルは、ソウルを訪問し、老人ホームで孤独に暮 らしているイ・ウォルソンと再会する。
                   

『加害者探求‐付録:謝罪文作成ガイド』(2017 年 4 月初演)
                   
【作家】グ・ジャヘ(女性作家)
1982 年生まれ。劇作家、演出家。劇団「ここは、当然、劇場」代表。 大学時代に演劇サークルで劇作と演出を担当。2010 年に本格的に劇作家としてデビュー。 国立劇団でさまざまな演出家の演出助手を務め、独自のスタイルを見つける。
2012 年に自作の『ここは、当然、劇場』を上演し、同じ名前の劇団を旗揚げ。
【訳】洪明花

【あらすじ】
韓国の文壇でセクハラ告発が起こったのは 2016 年秋。演劇界でのセクハラ告発は、それから 1 年 半ほど遅れた 2018 年春だった。本作は、演劇界のセクハラが暴露される前に、芸術界のセクハラ を舞台に上げた初の作品である。劇の形式は、一般的な演劇のように登場人物が物語を紡いで行 く形式ではなく、加害者達が自分達のセクハラを記録した一冊の本を完成させるという形式を取っ ている。俳優達は登場人物ではなく、記録書の序文、推薦の辞1、推薦の辞2、目次、付録など、膨 大な内容を、立ったまま読み上げていく。
大前提
「この記録は、記録され、完成した瞬間に破棄される」 「これより、芸術界を「この世界」、芸術家を「詩人」、芸術家志望者を「習作生」と呼ぶ」
                   

※こちらの作品は公募外です。

『椅子は悪くない』(2002 年初演)
【作家】ソン・ウッキョン
1968年生まれ。 劇作家、俳優。1995年に劇作家としてデビューして以来、40作あまりの戯曲を執筆。
【演出】鄭義信 【訳】上野紀子 
                                   
https://www.facebook.com/nikkanengekikouryu/?__tn__=kC-y.g&eid=ARC7e1myEeZZEJDhlNhCcp6GShnDaXZR-_IfbY6bh4pNfD4fX5c3IZYEQr4FnaW29WheOKK40gID3OSz&hc_ref=ARRwsd4k0IT_Xh-rHGkzIvPEQnEFICy1IdCMUXkKlx5DWozPUHsPuQvmESXQ-kFwdME&fref=nf&__xts__[0]=68.ARD_TBJVQyy4rvuoe1MXYihV7kYEx6xxW4X7HWSF-BchsIZZMqSkMB_ddrTTMAo2QO25m-qfzAWHu59yEVJFyGKGm-SAP-qBpXYp_0LXjmjT4-RfG3NtP-xThjlLcjEb5qfRMd_RnrabuLBPrcte_qQYPn67i7M-iLy9otkI3QfUAUok4nbwvig6OHqv2JS_YkErh2GEEzQ1AQBiCel9kP3IcqmE7n9wVR81YUa70kC1iWJnia98FgLcXlBuQGgIfkwc9WWTx9kVaHEmVz3tZqLPeNFJTAX082fbr6Y1ch7HWYH6CPL5MMu61oKYEVzA6HEDrFTQD-KmaMmCMlT8zLWb5oY2KLsE-dqK9DpEYw5ZoeNVNrz4QSdc
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演出という仕事

2020-07-08 | Weblog
四十年、いろいろな立場で「演劇」と呼ばれる営為をやって来て、「演出」と名前がつく仕事もあれこれやってきたわけだが、「演出」とは何か、と尋ねられても、しかと答えられる自信はない。
多くの場合、「劇作・演出」を兼ねてきたし、どうやら「劇作・演出」兼任者は、「劇作」のほうが主であると思われることが多い。じっさい、私は、「日本演出者協会」という組織に三十年近く属していて、「副理事長」も何度かやったが、理事選挙の得票数が一位だったときでも、「理事長」は、固辞してきた。「劇作家を兼ねるような不純な演出家がトップになってはいけない」と、自ら言い出した理由からである。
ただ、この歳までやってくると、「劇作・演出」まるごとの勢いで迫っていく、というのにも、なんだかしらけている自分がいる。自分の世界(戯曲)を描くために自分で演出する、という仕組みを、ときに疑いの目で見ている。もちろん「劇作・演出」は今後も自分のスタンダードのスタイルであるのだろうが……。
自分の戯曲を演出してくれた多くの演出家たち(栗山民也、鵜山仁、蜷川幸雄、キム・カンボ、松本修、串田和美、越光照文、山下悟、金守珍、流山児祥、藤井ごう、ら諸氏)の仕事にも感嘆してきたし、「専門演出家」の凄みも理解している。
まあ、「演出」という仕事については、いずれゆっくり書きたいと思う。

そんな私であるのに、どうやら私は自分なりに、「演出」しているようだなあ、と思えているのが、今回、『天神さまのほそみち』の現場である。
いつもよりも特別なことをしているわけではない。もともとは、そのはずだ。
だが、戯曲があまりにも手強い。
そして、もちろん、素晴らしくたたかい甲斐のある戯曲である。
キャスティングについても、ある決意のもとに、行った。
コロナ禍下で、私たちはなんだか、生まれて初めて稽古場に来ているような気持ちになっているような部分もあった。
スタッフとは、あまりにもツーカーで、「以心伝心」すぎるのだろう、劇団では初めて組んだ演出助手の大江祥彦さんが、呆れるくらいである。
だが、どうやら今回は、ちゃんと演出している。そのようだ、と思う。

「演出」という仕事の中心は、おそらく、演出家としての自分の個性を出すことではない。
全てを活かす、ということである。
こんな悲惨な社会状況の中で、しかも自分の戯曲でなくても、充実した「新作」をお届けできている、という手応えがある。どうやら。
私もようやく、「ええと、じつは、私は「演出」をしているのです」と、名乗ってもいいのかな、と、思っている。



<別役実メモリアル> 燐光群『天神さまのほそみち』

作◯別役実 演出◯坂手洋二
7月3日(金)~19日(日)全20ステージ
会場◯下北沢ザ・スズナリ
出演◯さとうこうじ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 円城寺あや 鬼頭典子 杉山英之 荻野貴継 樋尾麻衣子 武山尚史 町田敬介 中山マリ(voice)

今週平日は連日、アフタートークを開催しています。
今日は、杉並区長の田中良氏が初めてトークに参加してくださいます。
木曜日以降は、別役実氏ゆかりの演劇人の皆様です。

本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。
ぜひともご関心のあるゲストの日を選んでおいでください。
連日と記しましたが、10日までの連続です。
大笹吉雄さんがゲストの回は、少し離れた、14日(火)夜になります。

8日(水)田中良(杉並区長)
9日(木)名取敏行(名取事務所プロデューサー)
10日(金)鵜山仁(演出家 文学座所属)
14日(火)夜 大笹吉雄(演劇評論家)

【全席指定】 
一般前売 3,800 円 ペア前売 7,000 円 当日 4,200 円
U-25/大学・専門学校生 1,500 円 高校生以下 500 円 
U-25 以下は特別価格(前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示)。

タイムテーブル、アフタートークスケジュール等、詳細は燐光群 Webサイトを御覧ください。

http://rinkogun.com/Tenjinsama_no_Hosomichi.html

写真・姫田蘭。
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やっぱり、ひどすぎる

2020-07-07 | Weblog
福一原発の「汚染水」について、「薄めればいくらでも流せる」という横暴が通ろうとしている。
他の公害並みに「総量規制なし」という。
経産省は「聞かれなければ答えず」の態度だという。

やっぱり、ひどすぎる。


ブログに新聞記事をそのままシェアすることはしない主義だったが、大切なことだと思うので、貼り付けます。

東日本大震災のその後の福島をずっと追いかけてきた、東京新聞の片山夏子さんが、原発汚染水の放出について、追及を続けています。


(片山さんから送ってくださるので、権利問題は大丈夫と思います)

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