黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

続・円空さんも通った(?)沢入薬師堂

2022-01-12 19:30:42 | 小平川紀行・番外編

寒い朝でした。

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、岩神沼まで行きました。

寒いから、誰もいなそうだね。

あれ、どこからともなく、黒いカモさん登場です

やっぱり、この沼に住んでます。

 

後閑(ごか)の五輪塔を通って帰ります。

かなり大きいものです

ひめちゃんかタバちゃんが、一緒に映ってくれるといいんですけど。

姉妹は非協力的です

 

 

 

沢入駅の側に、めだたなく薬師堂です。

階段を登って、ご挨拶です。

 

登り切ると、お二方のお出迎えです。

 

 

「沢入薬師堂仏像調査」ですって

「天正八年(1580)9月吉日」と墨書があるんですね

 

『勢多郡東村誌・通史編』では、

土地では薬師如来として信仰されているが、手首の欠損のため釈迦・薬師・阿弥陀か決定できない。像は桧の寄木造りで、台座・蓮座なども同期の作。八角の框座や蓮弁の形状などにも中世の手法が残っている。

像は、膝前で寄木し、通肩の衣紋は宋風の名残のある翻りが見受けられ美しい。顔は下ふくらみのある節目につくられ、頭部の肉髻は低い螺髪であり、頭部が猪首状に肩に下がる。そのため肩張りが大きく、室町時代後期の特色を示している。

仕上げは、黒漆の上に金箔を貼ったあとが見受けられる。当初は輝きのある姿だったであろう。

 

室町時代後期というか、天正8年(1580)の作品なのですね。

光り輝く仏像だったのです

 

そのころ、このあたりはどんな情況だったのでしょう?

黒川郷で、黒川衆の地元ですけど。

天正6年に上杉謙信が没して、東上州は混乱していたでしょうね。

 

 

さて、薬師堂に参拝です。

ガラスの隙間から、失礼します

約450年前は、なんとなく光輝いていたイメージもあります

合掌

円空さんも、たぶん逢っていったことでしょう

いつまでも衆生をお守り下さいね

 

さて、帰りましょう。

わたらせ渓谷鉄道、渡良瀬川、目の前に見えます。

さようなら、合掌

沢入薬師堂、ちょっぴり円空さんの足跡を感じられました

 

 

駅に戻る途中、元気なシバくんに逢いました

正面を向いた写真がありませんでした。

残念

 

 

駅に戻って、静かに駅構内を眺めます。

いくつかの花の季節がありそうです

イルミネーションの用意もあります

沢入駅ですね

何時の日か、「わたらせ渓谷鉄道」で電車に乗って、訪れてみたい沢入駅です

 

 

 

 

コメント
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