古代、中世から近代にいたるまで、~の乱とか~の蜂起とかは、どうして起こったのだろう?
それは情報の伝達の手段があったからで、首謀者が同志を糾合し、民衆を扇動して、それを組織し起こったものであろう。
「情報の伝達」は言語、文字が不可欠である。
そして、大規模な騒乱には、結構、高度な情報技術・・・(もちろん、いわゆるITと言ったものではない。当時は電気もなかったのだ。)が必要とされる。
現代の情報技術の発展は、言語、文字の枠を超え、凄まじいものがある。
だから、現代は情報技術の発展に伴ってに、さらに不安定化し緊張が高まるであろう。
と、まぁ、アラブの春を予測したかのようなことを、50年近く前の高校生の頃考えていた。
ガキの妄想ではあったが、インターネットの発達によりそれに近いことが今起こっている。
自分の感覚もあながち馬鹿にするものではない。
甲斐駒のかたちもやすき春を待つ 素閑
門ごとの声もあらはれ春待てり 素閑
笛のねの春待つ原に響きけり 素閑
机にて春待ち明るき筆を取る 素閑
創業のあるじやひとり春を待つ 素閑
酒瓶のなかば空けれど春を待つ 素閑
草とても生きる喜び春待てり 素閑
蕭々と冷たき風や春を待つ 素閑
潮の目も明るく分かたむ春を待つ 素閑
初おのこ春待つ家に産まれけり 素閑