いよいよ福岡に行く日がきた。
飛行機は昼すぎの便だ。機内で食べる弁当を買うため、池袋のデパ地下に寄った。たまには美濃吉がいい。あとは、山手線で浜松町に出てモノレールに乗ればよい。
ホームでモノレールを待っていると、荷物が少ないことに気づいた。
「あっ、お弁当を網棚に忘れてきちゃった……」
「マジ?」
高2の娘が、隣で呆れた声を出した。
せっかく、奮発したのに~!
気を取り直し、空港で空弁を買う。少々味が濃かったが、結構おいしかった。
2時半頃、無事福岡空港に着いた。電車の中では失敗したけれど、それ以外の忘れ物はないらしい。
それにしても、福岡の暑さには閉口する。
天気予報では、最高気温が35度と言っていた。日差しも強く、ジリジリと網焼きにされているようだ。
「じゃあ、行ってくるね」
娘は、福岡ドームでAKB48のツアーを見ることになっている。私は一人でホテルにチェックインして、終わるまでのんびり待つ。
空港線で博多駅まで行き、徒歩5分。ロイヤルパークホテル ザ 福岡。

口コミ上位の通り、ここは、なかなかよかった。

お風呂は洗い場と浴槽が分かれていて、とても使いやすい。

しかも、シャンプー・リンスなどは、あの「ミキモト」製である。

アメニティのターバンと、美容液マスクもありがたかった。
カードキーがないと、エレベーターで客室まで来られないから、セキュリティも安心だ。お向かいにはコンビニがあり、買い物にも便利。女性の方にはぜひ勧めたい。
コンビニで、娘の好きなグリコのカフェオーレを買った。
娘が9時過ぎに戻ってきた。夕食はまだだ。
「博多ラーメンを食べよう」
ホテルから歩いて1分ほどの場所に、「らーめん二男坊」という有名店がある。ここは、煮玉子ラーメンが一番人気だというので、それを注文した。

麺は、予想よりはるかに細い。そして、スープはいまだかつて味わったことのない、濃厚なこってり感がある。それなのに、しつこくないのが不思議だ。
「いただきまぁす」
割り箸でしくじった……。

「あはは、何だその割り方」
娘には笑われたが、何ら味を損なうものではない。麺の硬さは選べるが、私は普通にしておいた。ツルツルツルッと口に入り、東京にはない味がした。
「うーん」
娘も感動しているようだ。二人とも、珍しくスープを全部飲んでしまったほどだ。ここもおすすめである。
ホテルのチェックインは2時、チェックアウトは12時だ。
のんびり朝食をとり、くつろいでから荷物をまとめ、部屋を出た。
「いいホテルだったね」
「ホントだね」
博多駅から空港線に乗り、大宰府を目指す。電車が動くと、思い出したように娘が言った。
「喉が渇いた」
「そういえば、カフェオーレが……」
はたと思い出した。出かける直前に出そうと思い、冷蔵庫にしまったままだったことを。
「また忘れたの?」
「うん」
「しょうがないなぁ」
弁当のみならず、カフェオーレまでも……。
博多弁では、「しまった」を「あいた」と言うらしい。
「あいたぁぁぁぁ~!」

↑
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
飛行機は昼すぎの便だ。機内で食べる弁当を買うため、池袋のデパ地下に寄った。たまには美濃吉がいい。あとは、山手線で浜松町に出てモノレールに乗ればよい。
ホームでモノレールを待っていると、荷物が少ないことに気づいた。
「あっ、お弁当を網棚に忘れてきちゃった……」
「マジ?」
高2の娘が、隣で呆れた声を出した。
せっかく、奮発したのに~!
気を取り直し、空港で空弁を買う。少々味が濃かったが、結構おいしかった。
2時半頃、無事福岡空港に着いた。電車の中では失敗したけれど、それ以外の忘れ物はないらしい。
それにしても、福岡の暑さには閉口する。
天気予報では、最高気温が35度と言っていた。日差しも強く、ジリジリと網焼きにされているようだ。
「じゃあ、行ってくるね」
娘は、福岡ドームでAKB48のツアーを見ることになっている。私は一人でホテルにチェックインして、終わるまでのんびり待つ。
空港線で博多駅まで行き、徒歩5分。ロイヤルパークホテル ザ 福岡。

口コミ上位の通り、ここは、なかなかよかった。

お風呂は洗い場と浴槽が分かれていて、とても使いやすい。

しかも、シャンプー・リンスなどは、あの「ミキモト」製である。

アメニティのターバンと、美容液マスクもありがたかった。
カードキーがないと、エレベーターで客室まで来られないから、セキュリティも安心だ。お向かいにはコンビニがあり、買い物にも便利。女性の方にはぜひ勧めたい。
コンビニで、娘の好きなグリコのカフェオーレを買った。
娘が9時過ぎに戻ってきた。夕食はまだだ。
「博多ラーメンを食べよう」
ホテルから歩いて1分ほどの場所に、「らーめん二男坊」という有名店がある。ここは、煮玉子ラーメンが一番人気だというので、それを注文した。

麺は、予想よりはるかに細い。そして、スープはいまだかつて味わったことのない、濃厚なこってり感がある。それなのに、しつこくないのが不思議だ。
「いただきまぁす」
割り箸でしくじった……。

「あはは、何だその割り方」
娘には笑われたが、何ら味を損なうものではない。麺の硬さは選べるが、私は普通にしておいた。ツルツルツルッと口に入り、東京にはない味がした。
「うーん」
娘も感動しているようだ。二人とも、珍しくスープを全部飲んでしまったほどだ。ここもおすすめである。
ホテルのチェックインは2時、チェックアウトは12時だ。
のんびり朝食をとり、くつろいでから荷物をまとめ、部屋を出た。
「いいホテルだったね」
「ホントだね」
博多駅から空港線に乗り、大宰府を目指す。電車が動くと、思い出したように娘が言った。
「喉が渇いた」
「そういえば、カフェオーレが……」
はたと思い出した。出かける直前に出そうと思い、冷蔵庫にしまったままだったことを。
「また忘れたの?」
「うん」
「しょうがないなぁ」
弁当のみならず、カフェオーレまでも……。
博多弁では、「しまった」を「あいた」と言うらしい。
「あいたぁぁぁぁ~!」

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