これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

広島グルメ

2018年04月12日 21時33分19秒 | エッセイ
 広島は遠かった。
 新幹線で行かれる場所というイメージだったけれど、4時間近くもの間、座席に縛り付けられているのはツラい。多少、交通費がかさんでも、ここは飛行機だろう。
 広島空港から50分ほどで広島駅に着く。
「まず、汁なし担々麵からにしようか」
「いいねぇ」
 広島駅周辺で食べたいものは、お好み焼き、汁なし担々麵、尾道ラーメンだ。最初は広電に乗って八丁堀まで出ようと思ったのだが、だんだん面倒になってきた。
「駅ビルでいいんじゃね?」
「ばくだん屋って店があるよ。ここにしよう」
 食事の算段をするのは常に私と娘だ。夫の発言権は認められておらず、後ろから黙ってついてくるしかない。もっとも、その割には一番たくさん食べるのだが。
「いらっしゃいませ~」
 広島ランチは先手必勝で、12時ごろ到着したのでは遅い。特に人気店では長蛇の列ができてしまう。11時にはヘッドスライディングで店内にすべり込み、12時前に店を出るペースが正解だろう。
「汁なし担々麵3つでお願いします」
「辛さが小辛、中辛、大辛、激辛の4段階になっていますが、どうしますか」
「……小辛3つで」
 思わず小さな声になった。何かスゴそう。まもなく運ばれてきたものがコレだ。



「よーく混ぜてお召し上がりください」
「はーい」
 最低でも30回は混ぜるのだとか。「よいしょ、よいしょ」と箸をグルグル回し、美味しく食べる準備をした。麺は硬い。博多ラーメンでいうところの「バリかた」のようだ。
「うまッ」
 汁が少ないせいか、ひき肉などの具が泳いで逃げることもなく、全部食べられるところがありがたい。小辛でも多少は辛かったが、ネギが大量に入ると味に丸みが出るようだ。これまでに味わったことのない味覚のそばだった。
 お好み焼きにも、そばが入っている。うどんを選ぶこともできる。評判の店はいくつもあったが、広島そごう内にあり、整理券が発行される「みっちゃん総本店 雅」を選んで最終日に行った。



 浦和に住んでいたとき、駅前に広島風お好み焼きの店があった。そのときは、とても美味しいと思ったのだが、本場の味は格別だった。割と薄味で、喉がカラカラに乾くこともなく、エビやイカ、豚肉などが贅沢に入っている。そばだけでなく、餅が入っているのも新鮮だった。
「うーん」
 3人とも無口になり、広島グルメを満喫した。いわゆる「粉もん」だから、すぐお腹が空くと思っていたら大間違い。夜になっても腹持ちして、なかなか空腹感が訪れなかった。
 ひとつ悔いが残っている。広島空港内で尾道ラーメンが食べられるとわかり、お好み焼きの4時間後ぐらいに行くつもりだったのに、お腹いっぱいで諦めざるを得なかった。
「キイイ」
「悔しいな~」
 空港でも、女2人で相談が始まる。
「食べられなかったから、お土産に買っていこうよ」
「あ、あれ?」
「そうそう」
「3食入りがあるじゃん」



 みやげがあると満足感が違う。これで尾道ラーメンの仇はとった。
「ほら、持つんだよ」
 娘が夫にラーメンを持たせている。鬼娘だ。
 さーて、いつ調理しようかしらん。
 モタモタしていると、夫に全部食べられちゃうかもしれない。早く早く!


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コメント (8)
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