ポチの女房

専業主婦のつぶやき

梅ちゃん先生 第4回

2012-04-05 22:30:48 | 梅ちゃん先生
人が不幸になるのを歓迎しているわけではないのですが。下村家にも、やっと戦争の傷跡が刻まれた回でした。松子の婚約者の戦死の知らせという形です。それでも、流れている空気が、のほほんとしているので、ウルウルしなかったです。予想されたことだからかもしれません。

梅子と松子が急いで帰宅したのに、待っていたのは智司ではなく、叔父の立花陽造。大陸から引き揚げてきたそうです。
陽造は、食料の缶詰をたくさんもってきてくれました。
このとき、初めて梅子の父が養子であったことを知りました。顔のつくりからいうと、倍賞さんは南さんより高橋さんの母だと思い込んでいたので意外でした。
上品な下村家には居づらそうで、あわてて帰って行く陽造。
陽造は、梅子が「時代が変わったら、私にも何かできるかな。」と言うと「もちろんさ。」と言ってくれます。

女学校の授業再開。でも、雨が降ったら大騒ぎ。

蒲田の駅前に市場。靴磨きをしている少年達を見た梅子は、例の子供のところへ。くつみがきの道具を集めて「働けば泥棒なんてしなくて生きていけるよ。」と子供にくつみがきを勧めますが。断られ、いきなりのお客にくつみがきを始めるはめに。

智司の姉が、建造を訪ねてきます。
梅子が、智司から松子へのハガキをうけとり、松子と喜び合って帰宅すると。
智司が戦死したとの知らせ。
(今のことばは、聞き間違いだ、梅子は心の中でそう何度もつぶやいていた。)とナレ。

前回と今回、疑問に思ったのは、魚をとる道具や靴磨きの道具を、梅子はどうやって集めたのでしょう?

第3回の放送が、視聴率20%をこえたと報道されています。普通の朝ドラだと思いますので、正直、なぜそんなに高いのかよくわかりません。ヒロイン・堀北真希さんの人気?戦後のセットのリアリティが、東北の震災に重なるのか?

『カーネーション』雑感 その2

2012-04-05 22:09:04 | カーネーション
後半のメインは、周防との不倫でしょうか。実際には小篠綾子さんは、20年ぐらい不倫相手と一緒に暮らしていたそうですが。
ドラマなので、その人を周防と北村に分けたのではという噂もあります。不倫の話は避けてはとおれない話題だし、不倫が続くというのは朝ドラとしては?なので、良かったと思います。ただ、周防の妻を原爆症にする必要はあったのか?と思いますが。

忘れてはいけないのが、縫い子の昌子と恵の存在。北村も含めて、夏木編にも出て欲しかったです。

最後は、ヒロインの交代。
賛否両論あったと思いますが、私としては失敗だったと思います。
オノマチさんなら、90歳でも演技できたと確信しています。
たとえば、『ゲゲゲの女房』で、ヒロインの松下さんか相手役の向井さんが晩年に交代していたら、あのドラマはどうなっていたか?確かに年齢を考えると二人ともその年齢には見えませんでした。が、ドラマがおもしろかったので気になりませんでした。ドラマってそういうものだと思います。
夏木さんにかわってから、脚本はよくできているのに、惜しいと思うことがたびたびありました。夏木さんの演技をけなしているわけではなく、それまでの糸子像には、あっていなかったということです。
オノマチ編の最後頃、時代が飛びすぎと思いましたので、もっとこのあたりをのばして、晩年の夏木編は、スピンオフの形で放送した方が良かったと思います。
夏木編をオノマチ編と切り離して、別物と見るようになってからは、それなりに楽しめましたが。

いずれにしても、今までの朝ドラヒロイン像を大きく覆した『カーネーション』。
歴史に残る朝ドラになったと思います。
そんな朝ドラを見られたことを、NHKスタッフの方々に感謝です。

『カーネーション』雑感

2012-04-05 22:07:21 | カーネーション
『カーネーション』が終わって数日が過ぎ、『梅ちゃん先生』が始まっています。それだけに、余計に『カーネーション』のすごさ、挑戦、インパクトを想います。

主演・尾野真千子さん、オノマチさんのことは、『芋たこなんきん』『義経』で印象に残っていましたが、どちらかといえば、おとなしいイメージ。二宮星ちゃんの糸子を受け継げるのかという不安はありました。しかも、14歳からの設定。その不安をぬぐうようなオノマチさんの演技。目から鱗、いや名演技過ぎて、テレビに釘付けになりました。この女優さん、こんな役もできるのだという驚きもありました。
脚本の渡辺あやさんの作品は、全く見たことがなく、何とも言えないというところでした。が、ドラマが始まると、ねられた脚本に圧倒されました。
音楽の佐藤直紀さん。『龍馬伝』同様、良かったです。

第1週を見た感想は、すでにブログに掲載済みですが、二宮星ちゃんの演技につきます。このドラマが初演技とは思えませんでした。オノマチさんにかわってしまうのが、惜しすぎると思いました。
朝ドラにはよくある、糸子の娘・直子役で再登場。このときは、優子と一緒のことが多く、星ちゃんの良さがでませんでした。

前半でのメインキャストといえば、善作役の小林薫さんです。今回は、全く原作を読まずにのドラマ視聴でしたが、こんな父親だったのだろうと思えました。言っていることは、めちゃくちゃですが、憎めません。小林さんは、オノマチさんの頬を本当に殴ったそうです。手のあとがついていましたものね。“本気”がこのドラマの真骨頂だったと思います。
千代役の麻生祐未さん、素敵なお母さんでした。朝ドラ定番のしっかりお母さんではないところが、良かったです。しっかりしていなくても、家族のことを想い愛しています。だからこそ、姑のハルにも愛されていたのだろうと思います。ハルおばあちゃんも、よかったです。

前半のお話は、どれもおもしろくてワクワクしました。が、一番のお気に入りは、百貨店の制服をつくるところです。百貨店の支配人、國村さん、もう一度どこかで出て欲しかったな。

家族以外の近所の面々も、愛すべき存在でした。
安岡家、メインキャストの勘助が早々に戦死してしまうとは。また泰蔵は、帰ってくるのではと思っていましたので、イケメン退場にはがっくり。その代わり玉枝と八重子が、糸子にとって大きな存在となりました。八重子と和解するところは、名場面の一つだと思います。
木岡夫婦と木之元家。こんなに長く出ることになろうとは予想外でした。
そういえば、「太鼓」の平吉は、どうなったのでしょうか。
他には、サエや春太郎。春太郎は晩年にまで出て笑わせてもらいました。

結婚相手の勝は、目立ちませんでした。結婚のきっかけもそうだし、結婚期間も短かったですから。しかし、三人の娘を残してくれたのは、まぎれもなく勝ですから。たぶん愛情は育っていったのでしょう。
三人娘、子役からだんだん成長していって。どの子役たちも、かわいかったです。大人役の三姉妹も、それぞれに良かったのではないでしょうか。

長くなりそうなので、続きは「その2」へ。