ポチの女房

専業主婦のつぶやき

カーネーション 第74回

2011-12-27 23:11:43 | カーネーション
(ものが何も考えられへんようになってしまってました)という糸子のつぶやき。これは奈津にも通じていて、おそらく戦時中の多くの人たちが感じていたことなのかもしてません。そんな中での勝の戦死が伝えられる。実話を元にしているドラマだけに、悲しみがいっそうましてきます。

昭和20年(1945)3月14日。岸和田には焼夷弾は落ちませんでした。「お父ちゃん、また会えたな。」と位牌と遺影をいつでも持ち出せるようにする糸子。
家族の疎開先をさがし、山中町の山奥へ。ムカデが出ると聞いた糸子は、「そら黙っときますわ。」ハル、千代、優子、直子、聡子の5人が疎開。家主の畑仕事を手伝って野菜を分けてもらいます。
ハルは「うちは、いやや。うちはこの家で死ぬ。」舌打ちする糸子。「年寄りの寝言なんぞ聞いてられません。」

昭和20年6月。警戒警報が日増しに増えてきます。

《今回のオモロー》
梅雨になり、疎開先で、優子と直子が雨漏りの雫を目でおっているところ。

ムカデに刺された千代は、「そこの川に蛍がおるんやて。楽しみやな。」ハルは「ムカデに殺されてしまうで。」
奈津は泥棒して逃げています。そこで出会った兵隊と・・・。奈津はどこまで落ちていってしまうのでしょう。

昭和20年7月。(警報は朝からひっきりなしで、なけなしの食べ物を運び、食べてへんし、寝てへんし、なんやもう、ものが考えられへんようになってました。)
勝の戦死公報が届きます。

今年のドラマ

2011-12-27 22:59:12 | ドラマ
年間ドラマ視聴率TOP10が、発表されました。
1.家政婦のミタ 2.JIN-仁 3.マルモのおきて 4.相棒season9 5.てっぱん 6.江~姫たちの戦国 6.おひさま 8.生きてるだけでなんくるないさ 8.渡る世間は鬼ばかり 8.南極大陸

家政婦のミタは、ずいぶん話題になり、最終回は40%ごえでした。全く見ていません。ドラマの善し悪しと視聴率は、必ずしもリンクしないと思いますが、40%はすごい数字です。再放送されたら、是非見てみたいです。
私が視聴したのは、JIN-仁、てっぱん、江、おひさま、渡る世間は鬼ばかりの5作品です。南極大陸は、第一回を見たのですが、挫折しました。

私にとってのドラマベスト5は
1.カーネーション 2.JIN 3.デカワンコ 4.神様の女房 5.おひさま というところでしょうか。大河ドラマが、ベスト5に入らなかったのは残念です。
皆さんにとっての今年のベストドラマは、何でしょうか。

カーネーション 第73回

2011-12-26 21:28:08 | カーネーション
戦争まっただ中、それでも笑いの要素をいれてくるこのドラマ、さすがです。暗い時代だからこそ、笑いは大切です。それから、糸子のたくましさをしみじみ。

昭和19年(1944)12月。とんびしか飛んでなかった岸和田に、いかついもんが飛び始めました。

昭和20年(1945)1月3日。神戸松坂家。
時代がどんどん進んでいきます。日にちまで表しているのは、きっと意味があるのでしょう。
清三郎は、認知症のようです。しかし、家族があたたかく見守っているとことがいいです。

《今回のオモロー》
清三郎と糸子の会話を聞きながら、貞子のことば。「ときどきワレにかえるんや。かえらんでもええときに。」「ところどころだけは、おうとるな。」

清三郎は、糸子を千代と間違え、善作につらくあたったことを謝ります。ジーンとします。
糸子が千代のまねして、高い声で「はあーい。」と言ったところと優子と直子の栗の取り合いが懐かしいです。糸子が小さいときは、自分ひとりで独占して、清三郎に「ちゃんと食べさしとんのか。」と千代が言われていましたっけ。
(この人らにも、またも一回会うことができるんやろうか。)
「糸子、あんた生き延びや。必ずまた顔見せてな。」と貞子。

昭和20年3月10日東京大空襲、3月12日名古屋に空襲。
3月13日空襲警報。
トメがよう逃げられません。しかし、ハルが「うちがいといちゃら。」と一緒にいたところ、「おばあちゃん、燃やすわけにはいきません。」と逃げることに。
(お父ちゃんの位牌もってくるの忘れた。けどしゃあない、縁があったらまた会おうな。)
位牌をとりに帰ると思ったら、帰らないところが糸子らしいです

フィギュアスケートの季節

2011-12-26 21:01:26 | スポーツ
寒くなるとフィギュアスケートを見るのが楽しみです。
昨日、全日本選手権の女子フリーが行われました。
第三グループをライブで観戦、最終グループは録画してから見ました。
第三グループの演技も、なかなかいけると思って見ました。中学生の活躍が目立っていました。日本女子のフィギュアのレベルは、たいしたものだと思います。
最終グループは、結果を知ってから見たわけですが。
今回の大会は、どうしても浅田真央選手に注目が集まり、私もやはり応援していました。鈴木明子選手にも、頑張って欲しいと思っていましたが。
結果は、浅田選手がみごと逆転優勝。完璧な演技とはいえませんでしたが、辛い中、よく結果を出せたもなあと思います。試合後のインタビュー、バンクーバー五輪の時に比べると、わずか2年の差ですが、大人になったなあと思いました。精神的に強くなったなあとも。できれば、世界選手権では、トリプルアクセルに挑戦して欲しいです。
鈴木選手が2位、村上選手は、最終滑走の緊張からか3位。でも、まだ17歳。のびしろが、いっぱいあると思います。
いずれにしても、若手がたくさん育っている女子フィギュア界、これからも楽しみです。

カーネーション 第72回

2011-12-24 21:52:42 | カーネーション
悲しすぎます。勘助。とても明るくて糸子の幼なじみで、もしかしたら糸子のことが好きだったかもしれない勘助が、あっけなく亡くなってしまいました。勘助には、男女の関係ではなく、糸子をずっと見守ってくれる存在であって欲しかったのに。

昭和19年(1944)4月。だんじりが中止。
(子供は学校で人の殺し方と自分の死に方ばっかし教えられ、国民はいつ死体になってもええような準備ばっかりさせられて。)きつい表現だと思います。
救いは、直子が「来年だんじりをひくで。」と言ってくれたこと。
数日後、八重子がボーッと。千代が心配して糸子に相談しますが。「うちかて手一杯や、うちかてだれかて、相手の荷物を持つような余裕なんかないんや。」

勘助が糸子の様子を見に来ます。

《今回のカナシー》
「会いたいけど、もう資格がないんや。」一連の勘助の描写が悲しすぎます。

(最後に会うこともしゃべることもできへんままに、勘助の葬式行列がでたんは、一か月後のことでした。勘助、勘助、勘助。)
葬式行列の描写が、最初は知らない人、次に大日本婦人会の支部長さんの次男さん、最後に勘助とは。つながっていたのですね。
それにしても、前半のメインキャラだった勘助が亡くなってしまって、ドラマはどうなっていくのでしょう。
来週も、戦争ですね。

カーネーション 第71回(12/23)

2011-12-24 21:30:14 | カーネーション
奈津の回。この時期、料理屋は、いずれとは思っていましたが、1万円の借金とは。今のお金でいくらぐらいなのでしょうか。奈津の今後が心配です。でも、いつの日か、吉田屋を再興して欲しいと思います。

昭和19年(1944)4月。
大日本婦人会の支部長さんの次男さんの葬式行列。
八重子がオハラ洋装店で働くことに。
奈津から電話。カフェは閉鎖。奈津から一万円で吉田屋を買わないかと提案される糸子。買えるわけもなく。神戸の貞子に相談するも、断られ。

《今回のオモロー》
「昌ちゃん。」と猫なで声で糸子が「ものは相談やけどな。」「料理屋は買いませんよ。」「一人縫い子を雇おうか。」「無理です。」「今は八重子さんまでで、いっぱいいっぱい、かっつかっつ。」

(あのアホだけは、見捨てるわけにいかんねん。)
吉田屋へ行くと、奈津とその母が逃げていました。
「このぼけが。どあほが。逃げてどないすんや。」
糸子と奈津の関係って、不思議な気がします。が、おそらく二人とも友達になりたいのでしょうね。

カーネーション 第70回

2011-12-22 22:11:19 | カーネーション
優子が主役の今回、子役の花田優里音ちゃん、うまいです。そして直子役の心花ちゃんも、台詞は少ないですが演技とは思えないです。今どきは芦田愛菜ちゃんに限らず、上手な子役が多いです。優子は軍国少女から絵描き少女へ。

昭和18年(1943)9月。
だんだんと戦争が身近に感じられるようになります。
優子は軍国少女のまねが大好き。はちまきして軍事教練。
商店街のほとんどの店がしまり配給もへり、食べ物は自力で手に入れるしかない状況。

おかゆをハルに食べさせる糸子。

《今回のオモロー》
糸子とハルの掛け合いがgood。
「はよ天からお迎えこんかいな。」「くるかいな。」「死んだ方がましやで。」「食べてんがな。」

戦争映画『勇ましき決戦』に行きたがる優子と直子。
結局連れて行く糸子。三人の姿は、本物の親子のようです。
映画の始まりに拍手。そういえば、昔は映画が終わったときに拍手していたような記憶があります。いつごろからなくなったのでしょうか?「おもろない。」と居眠りする糸子。つまらなくて三人で帰っているとき、アカの逮捕。「赤に白まぜたら何色になる?」「桃色。」「もっと足したら。」「桜色。」「ちょっと青足したら。」・・・で、色鉛筆を使う優子に繋がっていきます。

(もうすぐだんじりやな。)「だんじりは、何があってもひかんならんもんや。」

カーネーション 第69回

2011-12-21 22:09:34 | カーネーション
ビデオを巻き戻すような手法、初めて見ました。感動ものです。思わず『カーネーション』のDVDを予約してしまいました。
ミシンを供出するように言われ、善作に「お父ちゃん教えて。」と頼む糸子→優子も拝んでいます。→優子の髪を切ることに。→周りにほめられても納得できない優子は木岡はきもの店へ→木岡はきもの店には、木岡弟が。→木岡弟が優子に「こないだ軍服屋のおっちゃんがじゃましたな。」→優子が木岡弟からの伝言を伝える。→糸子が木岡弟に「軍服を作らせて下さい。」
つまりは、善作のおかげでピンチをのりきったことに気づく糸子です。

モンペ教室再開。国防婦人会の面々。「モンペは、ボロギレでつくれ。」「おたくのミシン、供出してもらいます。」
糸子が「ええからはよ帰ってんか。」

《今回のオモロー》
「ええからはよ帰ってんか。」と糸子のまねをしながら昌子が「どこの親分や。あんたらの姉ちゃん、どっかで修業したことあるんちがうか。しろうととちがうで、あのドス。」
「わからへんで。」と妹たちも、はっきり否定しないところ。

そして、善作に助けを求める糸子。
「やっぱりお父ちゃんか。」