本当は先週(7/16)の予定でした、1週間延ばして正解の「
虫干し」。
我が家では、暑さでグダグダのニャンがいて
どうにでも撮ってくれ…みたいな恰好で伸びてます、
あぁ、ワタシもできることならアンタと同じ格好で寝てみたい。
そんなクロスケに見送られて家人は朝から町の集議所へ、
どんな様子かと覗きに行きましたら、空は晴れ晴れ、入道雲も出る勢い。
でも、雷雨にはならなさそう、、、
風通る部屋で衣装を干し、
北からの風が爽やかに入る部屋で衣装は干されておりこれぞ「虫干し!」ですね。
そして、久々に「鬼面」と対面。(過去2年、供奉はできていませんので…)
1枚目手前の面は「小面(コオモテ)」、2枚目手前は「賢徳(ケントク)」、
3枚目はほぼ勢揃いの「三之西町所有の鬼面」。(但し、ここで虫干しされているのは『疑似面(ギジメン)』です)
「小面」や「賢徳」はどちらも中学年くらいの子ども(体格にもよる)が被る面です。
本面(江戸時代初期から伝わる古い面)は、「
三重県指定文化財(彫刻)」となっており、
大切な宝物なので、虫干しといえども、目に触れるところには出せません、あしからず。
見るからにコワいでしょ、人が被ってこそ生きてくるので、
「面」だけ見ているとさすがに慣れたワタシでもゾクゾクっとします
では、伊賀市の文化財冊子より
「三之西町編」
≪上野天神祭供奉面(ウエノテンジンマツリ グブメン)
時代 桃山~江戸
指定年月日 昭和38年9月12日
員数(指定鬼面数) 6面
所在地 上野三之西町
毎年10月25日(現在では
25日までの直近の日曜日が「本祭」に変更)に行われる
上野天神祭の供奉行列に9基の楼車とともに渡御する鬼行列で使われる面に、
桃山~江戸初期にかけて作られた優品があります。
鬼行列は町々の
悪役退散と五穀豊穣を祈念して練り歩きますが、
元は
藤堂高虎の眼病平癒の祈祷のお礼として、能面を賜ったことが始まりといわれています。
上野三之西町が所蔵 する面は、
小面(コオモテ)、
泥眼 (デイガン)、
小飛出 (コトビデ)、
賢徳(ケントク)の能面4面、
四天王の行道面(ギョウドウメン)1面、
義玄(ギゲン =悪尉アクノジョウ) 1面です。≫
もちろん、一つの町だけで「鬼行列」は成立しません、
相生町・紺屋町と揃ってこその『
役行者列(エンノギョウジャレツ)』となります。
「
上野文化美術保存会HP」より。
本年度、行列供奉ができるのかどうか、まだまだ悩み中のようです
「面を被る」ということの難しさ、さてどうする、、、
ではまた