南山城村の伝統行事「田山花おどり」後編、行列の出発は校庭からそして諏訪神社へ

2024-11-08 15:46:32 | 祭り
予習を兼ねて「諏訪神社」へ行き、ここで『庭踊り』があることを知り、
また戻ってくるときはきっと賑やかなんだろうなぁと…
   (再掲)

同じ道をまた戻り、
駐車場で見たコレ↓
 
「志ない保管箱」と書いてある…初めて見た時は、
一体これはどんな風に使われるのか?と興味津々だったのですが、
行列の準備を垣間見て、なるほどこれが「花おどり」の主役なんだと…

旧田山小学校(元々は『有野家の庭』らしいが)の運動場から旧校舎中庭でランチの🍙🍙。


ぼちぼち人々が集まり出したので運動場に出ます。
広い校庭で校舎に向かって行列参加者の出発前のお披露目です。

『入端(いりは)行列』と『庭踊り』(諏訪神社の境内にて)から構成されているそうなので、
その順に・・・
「校庭」にて
  
これが「志ない」という花の付いた飾りですね。

 
「志ない」を付けて椅子に座っている人たち3人は、「太鼓」を叩きつつ行列し、
神社では太鼓踊り(?というかは定かではない、ゴメン)も披露してくれます。

 
「歌付け」さん
顔は見せません、「黒紋付」「白足袋」「下駄」、顔は「金箔の菅笠」で覆い、
扇を持って調子を取ってゆっくりと唄う。
 
「子どもの入端太鼓」と「「山伏の法螺貝吹き」
子どもたちは法螺貝と唄に合わせて太鼓を叩く、
よく聞きながらリズムに合わせて叩きます、決して早い曲ではないので
とても難しいと思います。ともかく「聞きながら叩く」」のです。
そして
  
大人の「太鼓」打ちに代わります。
「法螺貝」「太鼓」「唄」、そして「「花おどり」。
そのほかに「道化」や「警護の侍」、女装した「払い棒」を持つ青年、
「ササラ」を持ち掛け声と共に元気に歩く子どもたち、
「棒振り」の高学年~中学生たち。
順不同ですが多くの役割をそれぞれの年代の人たちが担っていきます。
これは「「伝統の継承」がしっかりされている証拠。
年々少なくなる住民たちですが、
この祭りにかけるみんなの思いが一つになっていると感じました。

では、校庭での踊りの披露が終わり、いよいよ「道中行列」です、
高いところにある校庭から静かに下りて行きます。


道中行列では流れに従って順に撮ったつもりですが…(どうでしょう?)
雰囲気だけでも伝わりますように
 
行列は向こうから(学校の方)来ます、沿道では行列を待つ人や家族、カメラマンたち
行先は「諏訪神社」。

 

  

 

  

 

  

沿道で行列を見るのはここまでにして、神社の境内へ向かいます。
今度は上からのぞかせていただきます。
  

    
「志ない」が長いので、お祓いの後は後ろ向きに入場…(太鼓叩きさんたち)

  

    
踊り手さんたち
最後に「道化役」のひょっとこと天狗さん、
天狗さんは一本足の下駄、ひょっとこさんの藁草履は先に見ていただいた通り、
長ぁ~い草履だったでしょ(笑)、歩きにくそうな💦

さぁ、境内に揃う祭り人たち
   

  

田山花踊り保存会会長さんの挨拶

前日の大雨でずいぶん心配したそう、
でも「雨乞い神事」ですからこれもふつうのこと、かも。

祭りも最高潮、高学年の子の「口上」、裃姿の『神夫知(しんぶち)』というそうです。
この役目のコはきっと気合を入れて練習したんだろうなと微笑ましく見せていただきました。
  

 

今回初めてこの神事を見せてもらって過疎地域でありながらも、
連綿と続く(途中途絶えた時もあるそうですが再復活したそう)伝統行事が続くことを願ってやみません。
ワタシは詳しくは語れませんが熱心に書いてくださってるblogもありご紹介させていただきます。

※goo blogより『南山城田山・諏訪神社田山の花踊り
※「お茶の京都/南山城村/田山地区/茶畑に一番近い地区」から田山花踊り解説です。


長い期間をかけて準備や練習をしている様子もyou tubeにアップされていますので
ここに掲載しておきます。
前編約15分、後編約18分くらいです。





お時間のある時にどうぞ~~

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1 コメント

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活気が伝わってきますね (dawn)
2024-11-08 18:18:35
 写真を拝見していると、この地域の絆の強さ、人々の元気さがすごく出ているように思います。

 過疎地域に指定されているとはいえ、むしろそのことで過疎対策事業債という大変有利な地方債措置があって、ハード事業、ソフト事業に使えるので、過疎であることを卑下するのでなく、うまく使うという発想の転換ができているのでしょう。

 伊賀市とうまく連携して、大いに集客交流を拡大できればいいですね。
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