「岩尾池の一本杉」から甲賀三霊山「飯道山」へ。その3

2024-06-04 00:59:33 | 神社仏閣など

いよいよ、(低山)登山風ですがどんな道のりが待っているのか…

第二の鳥居から参道の階段を登ること10mほど(↑の写真で見える範囲の階段です)、
登山口となる『白髪神社』。
 
ここに「貸し杖(竹だったり木もある)」を借りることに。
何かと「杖は」あるに越したことは無い、ほら「言葉ぬ先の杖」って…大事ですよ。
 
いきなり目の前が急坂で手作り木製階段で、高さが一定でない階段。
できるだけ階段でない場所を選ぼうとするのですが、これがなかなか厄介。
登山慣れしている人にはなんてことないのでしょうが、
初体験者にとっては一歩ずつ気合を入れつつ、しかしゆっくりと歩を進めます。
嬉しかったのは何丁目まであるのか知らずにスタートしたけれど💦
「一丁目・二丁目・・・」と目安があることは励みデス。
では、順に一緒に上った気になっていただければ…
   
ここで下を覗くと「休憩所」らしき場所、
まぁまだ休憩するほど上っていないし、下りてまた上る勇気もないし、
ここはスルーで。

   
「三丁目」は「目」が埋もれているので、年月と共に土砂に襲われた風。
巨岩・奇岩が木々の隙間から見えたり、
目の前に突然現れたり、ドキッとする風景。クマザサも増えてきました。
「五丁目」を過ぎるとお地蔵様にご挨拶、見守られているんですね。
『地蔵宿』と、お地蔵さんも泊まったのか…
  
ここらまで来るとかなり一気に上ってきたなと。

淡々と書いてますが、かなり急峻な階段がずっと続いており、
本当は息も切れつつ、汗もかきつつだったんですが、ふと見上げると…
かなり古い苔生す「石垣」があちこちに見えてくるのです。
そんなところに古来からの修行の場であることを伺うことができます。

「飯道山山系ハイキングマップ/パンフレット」によると
≪飯道神社が鎮座する飯道山は、近江の大峰山ともいわれ、
修験道の山として知られる。
甲賀市信楽町の北東端にそびえる飯道山(664m)山で、
古来飯道山での修験道者が現在の忍者のもとになったとも考えられる≫と。

ぼちぼち「遺跡群」が現れてきそうな雰囲気です。
積み方が自然石そのまま風でかなり古いことが伺えます。
ワタシたちが見慣れている「野面積み・打ち込みハギ」どころではない歴史を感じます。
  
この石垣の上には『吉祥院跡』。そして
『浴室跡』と『井戸跡/金亀水』、「六丁目」まで来ました。
 

その先には『弁天堂』と五輪塔群か
 

少し平坦な道に出ました、やっと、です。
「飯道山」と「飯道神社」の分かれ道。
山行きは後にして、まず「飯道神社」へ向かおうとすると…
   
上から登山客の団体さん、丁度登山ハイキングにはいい季節なので、
こんな団体さん数グループに、この先お会いすることになります。
ここで「一期一会」を体感させていただきました。

やっとのことで『第三の鳥居』、ここから見ると天空しか見えないい感じですが…
『役行者』さん、『本地堂跡』
   

さて、
 
南側一望の景色、下界に見えるは『紫香楽宮跡』があったところ。
素晴らしい、疲れも吹っ飛ぶ景色です。
しばし見惚れておりました。

現実に戻ると、ここには「トイレ」もあります、ご安心ください。
その先に『行者堂』、ここで修験道たち「護摩焚き」をします。
  
いよいよ『修行の道/行者道」へ~~
『体力等自信のないものは行かないように』との忠告を受けましたので、
ここは進まず、右手方面へ・・・


いよいよ「神社」かな、
昼食休憩の団体さんもおられました。

『飯道神社/拝殿』、
   

その奥に『本殿』(国重要文化財)。
 
極彩色艶やか、現在の本殿は慶安3年(1650)に再建され、
檜皮葺き、入母屋造り、唐破風、桃山様式の建造物。
昭和51年に修理修復がなされ、建築当初の華やかな姿が再現されています。
この飯道山にこの綺麗な本殿、素晴らしい。青もみじが似合う。

  

詳しくは「Wikipedia/飯道神社」より。

この山は花崗岩で出来ているということで、本殿周りにも巨岩・奇岩が数知れず。
本殿の裏にも行くことが出来、南側(琵琶湖方面)の景色が一望らしいので…
   
ここに来て俄然元気が出て来ました、やはり実際にこの目で見ることが何よりの幸せと。

つづきます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「岩尾池の一本杉」から甲賀... | トップ | 「岩尾池の一本杉」から甲賀... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

神社仏閣など」カテゴリの最新記事