崇広堂で冬の植物観察会、発見がいっぱい…その1

2024-01-29 14:25:04 | つれづれ思うまま
1/28は、『崇広堂の冬の庭園』をMieMu学芸員の森田さんの解説と共に観察会。
的確に教えてくださってとても勉強になったし、楽しかったです。
見たことのある植物でもお話を聞くことによって新しい発見があるし、
「草木花、コケ類、地衣類」等々教えられて改めて見ると、なるほどねぇって妙に納得。
庭を歩く前に、コケなど細かいパーツを見ることもあるので「ルーペ」を貸してくれます、
その使い方から、です。

(ワタシはどうしても眼鏡が邪魔なので、スマホでミクロ接写して、あとでジックリ見る派…(笑))

先ず、玄関前にある赤い小さな実のついた低木は?
 
【ニシキギ(漢字で書くと→錦木)】植木ペディアより
≪ニシキギはその名のごとく「錦」を思わす秋の紅葉の美しさが最大の魅力。
小さな果実は秋の深まりとともに熟して果皮が裂ける蒴果(サクカ)で、
晩秋に橙赤色の仮種皮で覆われたタネが垂れ下がる姿もかわいらしい…≫
今は真冬なので可愛い赤い実だけが付いている感じ、落ちてる実を拾ってみたら米粒大かな。

同じく玄関先の庭には梅や紫陽花や萩の植栽があります。
冬は枯れ木状態ですが、「ウメ」の木のその根元辺りを見ると…
エゾスナゴケ】ですって、
  
同じ苔のはずなんだけど、なぜか色が違うし種類も違うように見える、
 
水分がない状態とちょっと霧吹きで水をかけると「フワッと」生き返り、
白い透明感があって星のようにも花のようにも見えるかも。
 
紙の上で撮ったらこんな感じ

同じ庭で紫陽花や萩の植栽のその根元では、同じコケでも
ウマスギゴケ
しゃがんでよく見てみると、真っすぐ伸びていて少し背丈があるように見える、
この苔の中に指を突っ込んでみるとと茎が長いのでフワフワ絨毯みたいな感じ。
 
茎が少し長いの、見えるかな?
 
庭園の奥の方にもウマスギゴケがあり、その中にエゾスギゴケも混じる、
こうやって見比べると確かに「コケ」といっても特徴がありますね。(この2枚は本日撮影の追加分デス)
名前を知るとコケを踏むのをためらう自分がいます(笑)。

では白い土塀をくぐって庭園内に入ります。
これも足元を見れば、冬なのに緑の細い葉っぱが密集。
さて、これなんだ?


実はこの冬の葉っぱ、
ヒガンバナ(彼岸花)の葉
≪ヒガンバナは花と葉が別々の時期に出るので、「葉見ず花見ず」などともよばれます。
多くの植物は春先に芽を出し、夏の暑い時期に葉を繁らせ、秋に枯れます。
ところがヒガンバナの葉は全く逆に、寒い時期に色濃く繁り春先に枯れてしまいます。
緑の少ない時期なので、冬にヒガンバナの葉はかなり目立ちます。
9月に花が真っ赤に咲いていたあたりを、冬に歩くとすぐ見つかります。
日本のヒガンバナは花が終わっても実は結びません。
つまり、種ができないのですが鱗茎が分かれて増えていきます。
川土手などに大群集をつくるのはそのためです。≫

確かに、冬にこの葉っぱを見かけた辺り、秋になると真っ赤な花が咲いてますね、
田園地帯や川の土手辺りで並んで咲いている風景、覚えてます(笑)。(↓は写真です)
依那古の木津川河川敷①その②
木興の田園で


ここまででまだ4種類です💦
まだまだ教えてもらった草木花やコケ類はたくさんあるので、
今日は一旦ここまで。

ではまた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする