この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

6月の予定。

2017-06-30 22:37:12 | 日常
 個人的に2017年上半期最大のイベントである第7回折紙探偵団九州コンベンションが終わったばかりなので何だか呆けているところですが、6月は6月でそれなりに用事はあるみたいです。


 6月1日は『ローガン』の公開日。ムビチケ購入済み。

 6月11日は2017カタン日本選手権大会九州大会。うー、ビリになりたくない!

 6月18日は発明くらぶふくおかの月例会。

 6月24日は『ハクソー・リッジ』の公開日。ムビチケ購入済み。

 6月24日はグループ会社の総会があるので大阪出張。
 
 6月25日は大阪散策の予定。さてさて大阪のどこに行こう…。


 とりあえずこんなところです。

 
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大阪に行ってきました。その5。

2017-06-29 21:49:35 | 旅行
 前回の記事で、新世界へと向かいました、と結びましたが、自分がその日最初に降り立ったのは地下鉄御堂筋線の梅田駅でした。
 なぜだか自分でもわからないのですが、新世界が梅田にあると勘違いしていたのです。
 外国人の駅員さんに「新世界はどこですか?」と尋ねたら「新世界ハ動物園前デオリテクダサイ」と片言の日本語で教えられました。それぐらい調べとけよ、自分。

 動物園前駅で降りて、さて、新世界はどっちだろうと首をかしげたのですが、今度も人の流れに乗ることにしました。それで正解でした。

 新世界ぐらいその名にそぐわない地名もないですよね。スマートボールやレトロゲームといった旧世代の娯楽が売りの観光スポットなのですから。
 だからこそ、(由来は知りませんが)この名前を付けた命名者は天才だと思います。

 スマートボールはもちろんやりましたよ。
 自分はパチンコは生まれてから二、三度しかやったことがなくて、何が楽しいのかさっぱりわからないのですが、パチンコをゆるーくしたような形のスマートボールなら楽しめるんじゃないかと思ってました。
 が、全然楽しくなかったです。
 ボールを打ち出してもひたすら回収口に消えていくばかりで、たまにジャックポットに入っても、焼け石に水といった感じでほとんど意味がなかったです。

 射的もしましたよ。


   

 景品に当てるのは簡単なんですよ、当てるのは。ほとんど距離もないですしね。でも景品を落とすとなると至難の業。ほとんどの景品は当たっても微動だにしませんでした。あれを一発で落とせる人っているのかなぁ。

 スマートボールも射的も楽しめなかったのであれば、新世界は全然楽しくなかったかというとさにあらず。レトロゲームばかり置いてあるゲームセンターでひたすらコラムスだけをやり続けました。
 落ちものゲームといえばテトリスやぷよぷよがメジャーだと思いますが、自分は宝石を落として消すコラムスが一番好きなのです。
 写真を撮るのも忘れるぐらい夢中でやり続けました。笑。

 いつまでもコラムスをやりたかったのですが、12時を過ぎていたので新世界名物の串カツを食べに行くことにしました。
 最初お土産屋のおっちゃんから薦められたお店に行こうとしたのですが、長蛇の列でした。


   

 わかりますかね、通りの奥左側の店に並ぶお客さんの列が。こんな列には並べん!と思って、右手前のお客さんがまったく並んでない店に行くことにしました(←根性なし)。
 まぁ何て言うか、お客さんが並ばないのには並ばない理由があるのですね。めっちゃフツーの味でしたよ。

 串カツを食べ終わって、次にどこに行ったかというと前日、マンティコアのマスターに薦められたところに行ってみることにしました。


                                      続く。 
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『空のない街』/第八話

2017-06-28 22:14:15 | 空のない街
「いらっしゃい、よく来てくれたわ」
 ジョシュアを玄関先で出迎えたティルダは、彼に向かって煌くような笑顔を浮かべた。いつもの動きやすいカジュアルな服装ではなく、どこかの国の王女様のようにパーティドレスに身を固め、頭には王冠の代わりにティアラをちょこんと載せていた。
 本当に王女様みたいだとジョシュアは感想を抱いた。もしティルダとこれが初対面で、彼女のことをヨーロッパの小国のプリンセスだと紹介されたら、彼はそれを鵜呑みしていただろう。
「誕生日、おめでとう、ティルダ」
「ありがとう、ジョシュア」
 ティルダが手を取って、ジョシュアは初めてマクマーナン家の屋敷の中に足を踏み入れた。いつも彼はティルダを屋敷の前まで送るだけで、彼女がお茶に誘うのも丁重に断っていたので、屋敷の中がどうなっているか、まったく知らなかった。
 パーティ会場である応接間に一歩足を踏み入れたジョシュアはわあと感嘆した。パーティ会場はまるで年越しの夜のように派手に飾り付けられていた。中央のテーブルには美味しそうな料理やデザートが所狭しと皿に並べられ、部屋の隅には、おそらくはティルダへのものであろうプレゼントが山のように積んであった。
 そして驚いたことに四人ほどの楽団が賑やかに演奏をしていた。
 会場には本当にこれだけの人がたった一人の女の子の誕生日を祝うために来ているのだろうかとジョシュアが思うほどの客が、実際には三十人ぐらいだったが、いくつかグループを作って楽しそうに歓談していた。
 ジョシュアは急に恥ずかしくなった。ティルダの言葉を鵜呑みにして、プレゼントなど何も持ってこなかったし(もっともこのような誕生パーティに見合うプレゼントなど彼には思いつかなかったが)、このときの彼が身に付けているものといえば、一応タキシードと呼べるものだったが、無論それも彼のために誂えたものでなく、シスター・レイチェルが寄贈された品の中から仕立て直したものだった。シスター・レイチェルの裁縫の腕前は下手というわけではなかったが、それでも彼女は仕立屋というわけでもなかった。タキシードはジョシュアには大きすぎた。特に肩の辺りなどぶかぶかで、ひどく不格好だった。
「ごめんなさい、挨拶してこなければいけない人がいるの。お料理でも食べていて。すぐに戻ってくるわ」
 そう言ってティルダがジョシュアのそばを離れた。料理に手を伸ばす気にもなれず、ジョシュアは仕方なく楽団の舞台とは反対側の壁際に寄った。
 しばらくしてジョシュアは気づいた。彼の方をチラチラと見ている人間がいた。それは一人ではなかった。彼らはやがてあからさまに見遣るようになり、そしてジョシュアの方を指差して嘲笑めいた笑い声を上げた。
 そのグループの中の若者の一人がジョシュアの方に近づいてきて、やあ、と親しげに声を掛けてきた。
 ジョシュアは、こんばんわと挨拶を男に返した。それのどこがおかしかったのか、彼はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべた。
「僕の名前はリチャード・ターナー。こういったパーティは初めてだろう。どうだい、楽しんでいるかい」
「ええ、とっても」
 そう答えながら、ジョシュアは自分がターナーにどこかで会ったことがあるような気がした。
「君は、あれだろう、救護院の人間だろう。こういったパーティを楽しむコツは、肩肘張らず、気楽にやることだよ。そうそう、一つだけ覚えておいた方がいいマナーがある。教えてあげよう」
 ターナーは、ジョシュアの耳元でこう囁いた。
「ここは貧乏人が来るところじゃない。さっさと帰って次のバザーの準備でもしてきたらどうだ」
 ようやくジョシュアはターナーのことを思い出した。正確にはターナー個人というわけではなく、彼と同じ目付きのした人間を。それはバザーの寄贈品を各家に回収しに行った時、特に高級な品物を寄付してくれた家で見かけたものだった。
 ターナーは続けた。
「もう一つだけ言っておく。アティルディアのこと、勘違いするなよ。彼女はお前のことが別に好きってわけじゃない。ただ、物珍しくて、興味があるだけなんだ。それも今のうちだけだ、わかっているだろう」
 それだけのことを言うと、ターナーはジョシュアの肩をポンポンと軽く叩いて元いたグループの方に戻ろうとした。立ち去ろうとするターナーの肩をグッと引き寄せ、今度はジョシュアが彼の耳元で囁いた。
「そんなこと、お前に言われなくてもわかっている…。一つだけ僕も言っておく。お前を殺すことなんて、僕には簡単だってことだ。それを忘れるなよ…」
 自らの口を突いて出た狂暴な言葉に、ジョシュア自身が驚いていたが、もうどうしようもなかった。ターナーが彼を見る目付きが先ほどとはまるで変わって、怪物でも見るようなそれになった。
「どうしたの、ジョシュア、リチャード」
 その時ティルダがグラスを二つ持って戻ってきた。
「何でも無いんだ…。パーティで気をつけておいた方がいいマナーを教えてもらっていたんだ…」
 スラスラと嘘を並べ立てることに、ジョシュアはもう何の痛痒も感じなかった。
 ターナーの言っていることは半ば正しい。自分は彼女に相応しい人間ではない。自分の両手は血にまみれている。もう彼女に会うべきではない…。
「帰るよ」
 努めて素っ気なくジョシュアは言った。嘘をつくことに然して罪を感じることもないのに、なぜかその短い台詞を口にするのにひどく気力を要した。
「どうして?まだ来たばかりじゃない」
 グラスをテーブルに置いて、ティルダが彼の腕を掴んですがった。
「ごめん…。大事な用件を忘れていたんだ…」
 用件を具体的に何にするか考えたが、ジョシュアは結局何も思い浮かばなかった。
「お願い、あともう少しだけいて。十分でいいわ」
 ティルダの懇願にジョシュアは首を振った。
「ごめん、どうしても帰らなくちゃいけないんだ…」
 そう言って玄関の扉のノブにジョシュアが手を掛けたとき、扉が、彼の力には因らず、外から開いた。
「パパ!」
 三十台半ばに見える男がティルダの身を抱え上げた。
「ただいま、ティルダ」
「許さないんだから。一人娘の十三才の誕生パーティに遅れるなんて最低よ、パパ」
「すまない、ティルダ。急患が入ってしまってね。どうしても抜けられなかったんだ」
 拗ねている娘に平謝りする父親の姿は傍から見て微笑ましいものだった。二人だけの世界に浸っているようにも見えたが、ティルダはすぐそばにいるジョシュアのことを忘れているわけではなかった。彼女はジョシュアを父親に紹介した。
「パパ、彼は、ジョシュア・リーヴェよ。救護院のバザーでとても世話になったの」
「アルバート・マクマーナンだ。君のことは娘から何度も話を聞かされているよ。よろしく、ジョシュア」
 差し出された右手をじっと見つめながら、ジョシュアは自分でも知らぬ間に顔がほころんでいた。
 彫りの深い、鼻筋の通った顔立ち。瞳は水晶を思わせる淡いブルー。あの時と違って顎髭を蓄えているが、彼には見間違えようがない、一日たりと忘れたことのない顔だった。
 そして、何よりこの匂い。この消毒薬の、鼻につく独特な匂いが、あの時ジョシュアに、灰色のオーバーコートの男は医者ではないかと思わせたのだった。
 間違いない…。ああ、やっと見つけた…。
「はじめまして、ジョシュア・リーヴェといいます」
 少年は天使のような笑みを浮かべながら、長く追い続けていた男と握手を交わした。


                                *『空のない街』/第九話 に続く
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大阪に行ってきました。その4。

2017-06-27 22:29:13 | 旅行
 翌朝は少しばかり早く目が覚めました。
 旅先ではあまり深く眠れないのです。家では出来るだけ暗く、静かにして寝るようにしているからかなぁ。
 冷蔵庫のモーター音すらうるさくて眠れないのでコンセントを抜くようにしています。神経質すぎ?笑。

 さてこれがステップイン新大阪東口の朝食です。


   

 前日の某ホテルの立食パーティのメニューとはさすがに比べ物になりませんが、それでも充分美味しかったですよ。

 さて、先日の記事でステップイン新大阪東口は一長一短あるホテルだと述べました。
 良いところを挙げると、
①朝食が美味しい。
②ウェルカムドリンクが飲み放題。
③JR新大阪駅からそこそこ近い。といってもHPで言ってるほど近くには感じられませんでした。東口自体新幹線の改札口からかなり距離がありますからね。
④スタッフは親切。
 では悪いところ。
①部屋が狭い。これまで泊まったことのあるビジネスホテルの中でも群を抜いて部屋が狭かったです。部屋の中で食事を取ろうと思ったらベッドの上で取るしかないぐらいの狭さでした。
②同じ宿泊プランであっても日によって金額が違い過ぎる。例えば自分が利用した朝食バイキング付きプランが7/29だと¥15500なのが7/30だと¥4500なのです。ビジネスホテルならそれが当たり前なのかもしれませんが、さすがにちょっと差がありすぎません?激安ホテルで検索してこれだと詐欺感がハンパない…。

 今ステップイン新大阪東口の悪いと思ったところを二つ挙げました。
 しかしこの二つは実は許容範囲だったりします。
 部屋が狭いといっても観光のためのホテルであれば寝に帰るだけですからね。ベッドさえ広ければそれでいい。
 それに宿泊料金のことも別に嘘をついているわけではないので、高いと思うのであれば利用しなければいいだけの話ですしね。

 ただ、次の短所は到底受け入れられるものではありませんでした。
 それは何かというと、トイレの水流が弱いこと!水流が弱すぎてう○こが完全には流れないのです。。。本当にどうにかして!と思いましたよ。
 まぁでもネットの口コミサイトで「う○こが流れない」とクレームをつけている人はいなかったので自分が泊まった部屋がたまたまそうだっただけかもしれませんが。

 お食事中にお読みの方がいたらすみませんでした。

 食事を済ませ、この日の最初の目的地である新世界へと向かいました。


                                       続く。
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大阪に行ってきました。その3。

2017-06-26 21:23:21 | 旅行
 味園ビルの2階フロアではこれでもか!というぐらい胡散臭くて如何わしいバーやカフェばかりが営業していました。


   

   

 もうね、本当に怪しいお店ばかりでした。あとこんなポスターも貼ってあったり…。


   

 うんうん、ビールってやっぱり冷えてないと美味しくないよね、って飲む気失せるわ、ボケ!!(元から下戸だけど)

 2階フロアを2周か3周したかな。ともかくどのお店に入るかなかなか決めきれなくて、意を決して入ったのがここでした。


   

 【ライブシアターなんば白鯨】
 ちょうど吉本の芸人3人によるフリートークライブをやっていました。
 先日の記事で大阪のお笑いの面白さはわからないと豪語した自分ですから、吉本芸人のフリートークにもそれほど惹かれるものはなかったのですが、時間的にちょうどよかったんですよね。
 しかしこれがすっごく面白かったです。
 (おそらく台本のない)フリートークだけで2時間持たせるというのはそれだけで驚異的な話術だと言ってよいと思います。様々な芸人さんの裏話なんかも聞けたりして、お得な2時間でした。


   

 左からアキナ山名、ギャロップ林、藤崎マーケット田崎。
 かろうじて藤崎マーケットというグループ名だけは知っていましたが、それ以外は初顔でした。アキナ山名に至っては一瞬「あれ?品川庄司の品川?」って思ったぐらいですから。笑。
 でも関西出身の知り合いに聞いたら、関西では3人とも超がつく有名人らしくて、羨ましがられました。
 ちなみにライブの観客はだいたい40人ぐらいだったのですが、そのうち男性は8人でした。大阪の女性はお笑い好きなのだなぁ。

 ライブ終了後、あと1軒ぐらいは行こうかな、と思ってフロア通路をうろついたんですけど、なかなか決め切らず、えいや!とドアを開けたお店でも2軒続けて「すいません、今夜は満席で」と断られました。めっちゃ勇気を振り絞ってドアを開けたのに~。
 3軒目でよーやく入店できました。そのお店がここ。


   

 【夜の社交場マンティコア】。
 入るのに躊躇せずにはいられない店構えですよね。ドアを開けた自分の勇気を褒めてあげたいです。
 ただ、店構えはアレですが、非常に居心地のいい店でしたよ。
 マスターはメニューにはないバナナジュースの注文にも快く応じてくれました。美味でしたよ。

 23時半過ぎ、夜も更けてきたのでお暇することにしました。
 こうして大阪1日目は過ぎていきました。


                                      続く。   
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大阪に行ってきました。その2。

2017-06-25 21:17:02 | 旅行
 この日は懇親会終了後、そのまま大阪観光に繰り出そうかとも考えていたのですよ。
 そのために新大阪駅で荷物をコインロッカーに預けて身軽になりましたしね。
 それがまた新大阪駅に戻ることにしたのは、朝5時起きで家を出て、3時間新幹線に乗り、2時間総会に出席し、さらに続けて1時間立食パーティに参加するというハードスケジュールをこなし、かなり披露していたので、一旦ホテルにチェックインして休憩を取ろうと思ったのです。

 今回の旅行でお世話になることにしたのは【ステップイン新大阪東口】
 大阪の地理にまったく疎かったのでどこにホテルを取ればいいのかもわからなかったのですが、最終的にこのホテルに決めたのは、何といっても新大阪駅に近かったから。何はともかく新幹線で九州に戻ることは確定していましたからね。笑。
 一長一短あるホテルでしたが、一つだけどうしても受け入れがたい問題があって、、、それについては後述します。

 1時間ほど休憩して、といっても疲れ切っていてあまり休めなかったんですが、19時前にホテルを出ました。
 目的地は【味園ビル】
 自分が調べた限り、大阪で最もディープなB級観光スポットです。
 まぁ調べた限り、なんて偉そうなことを言ってますが、当日になるまで最寄りの駅がどこかとかも知らなかったんですけどね。笑。

 ホテルの受付けのスタッフさんに聞いた通り、地下鉄の御堂筋線に乗り、なんば駅で下車しました。
 しかし、まーったく味園ビルがどこにあるかわかりません。とりあえず人の流れに身を任せ、なんばの街をぶらぶらしました。
 ぶらついているうちに見つけた【なんばグランド花月】。


   

 こんなことを言うと大阪の方は不快に思われるかもしれないのですが、自分は大阪の、コテコテのギャグのどこが面白いのかさっぱりわかりません。
 大阪名物ぱちぱちパンチや!あへあへうひは。血ぃ吸うたろか?
 ゴメンなさい、そのギャグの何が面白いのか全然わからない。
 なのでこの日もなんばグランド花月でやっていた夜公演も華麗にスルー。ひたすら味園ビルへと急ぎました。

 急ぎました、って言ってますけどやっぱり道はわからないわけです。
 ティッシュを配っていたねーちゃんに道を尋ねても「あー、全然わかんないっすー」とにべもない態度を取られました。
 おかしいなぁ、だいたいここら辺のはずなんだけど…。
 そう思いながら、ふと視線を前に向けるとありました、味園ビル。
 絶対あのねーちゃん嘘ついてる。目と鼻の先じゃん。。。


   

 そしてこれが噂に名高い味園ビルの螺旋スロープ。


   

 この先にこれまで見たことのない奇々怪々なお店が軒を連ねていたのです…。


                                     続く。
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大阪に行ってきました。その1。

2017-06-24 22:44:52 | 旅行
 今週末は大阪に行ってきました。
 土曜日に会社グループの総会が大阪の某ホテルで行われたのです。
 まぁそれはいいんですが、そのために乗る新幹線の発車時刻が6:38って!!普段だったらよーやく起きてるかどーかって時間ですよ。
 5時に起き、早めの朝食を摂り、何とか乗り遅れることなく無事乗車。
 10時前、新大阪駅に到着、それから在来線で大阪駅に移動、そこからホテルまでシャトルバスに乗ったのですが、何といってもグループ会社社員総勢700名を越えますから、シャトルバスによるピストン輸送にも限界があり、ホテルに着いたのは何だかんだで11時近くになっていたと思います。
 なるほど、7時台の新幹線だと間に合ってなかったわけだ。

 11:30、総会が始まりました。
 総会って結局のところ、小学校の全校集会の超拡大版でしたよ。
 校長の代わりに社長の訓示があって、成績優秀者が表彰されるのも同じ。
 ついでにやたら眠気に誘われるのも同じでしたが、隣りに座っていた女性が自分以上にウトウトしてくれたおかげで、自分はウトぐらいで済みました。笑。

 14:30、総会が終了し、場所を代えてOBを交えた懇親会が始まりました。
 要は立食パーティだったのですが、これがもう何というかこれまで参加したことのある立食パーティの中で一番豪勢でしたね。
 ホテルの総料理長が簡単な料理の説明をするのですが、一番のお薦めが「犬鳴豚腿肉スモークハムのカービング パイナップルのコンフィチュール添え」で、覚える以前に噛まずに言えるかどうかも怪しい一品でした。コンフィチュールって何?笑。
 お腹がパンパンに膨れ上がるぐらいに食べましたよ。
 本来であれば同じテーブルに着いた人たちと名刺交換の一つでもしないといけなかったのですが、そんなことは知ったこっちゃないとばかりに食べまくりました。
 この日、フツーに早めの朝食を食べたのですが、それとは別に朝食を摂れなかったときのことを考えて新幹線の中で食べようと思ってサンドイッチやおにぎりも買っていて、それも結局食べていたんですよね。
 失敗しました。来年懇親会に、じゃなかった、総会に参加するときは朝食は軽めにしよう。。。

 16:00近くになり、自分以外の会社の同僚が帰りの新幹線の時間があるので新大阪駅に行くことになり、その日は大阪に泊まる自分も付き添うことにしました。
 

                                        続く。
 
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早起きは何文の得?

2017-06-23 21:57:06 | 日常
 明日は大阪出張です。
 大阪には新幹線で行くのですが、その新幹線の新鳥栖の出発時刻が何と6:36。はえーよ!!普段の起床時刻だよ。

 というわけで今日は早めに就寝することにします。
 おやすみなさい。。。

 寝れるんかいな…。
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一年間は52週しかないのに。

2017-06-22 21:02:31 | 音楽
 B'zの最新シングル「声明/Still Alive」が6月26日付オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得し、B'zはオリコンシングル49作連続首位の偉業を成し遂げたそうです(詳しくはこちら)。
 おそらく日本で最もB'zに興味のない人間である自分ですが、この記録は素直にスゲーなぁと思います。
 だってB'zが最初に1位を獲得した「太陽のKomachi Angel」(1990年6月発売)は27年前のシングルですからね。すでに四半世紀越え。
 B'z好きなお婆ちゃんがいたとしても全然不思議じゃない、むしろいてとーぜん。孫に聴かせる子守唄がB'zだったら、イカれてるけど、イカしてますよね。笑。

 さて、オリコンシングル連続1位のアーティストってB'zだけではないですよね。
 思いつく限り挙げていくと、B'zに次ぐ連続1位獲得作品数を誇る嵐、それにミスチルやサザンオールスターズ、あとはKinKi Kidsも確かそうですよね。
 女性アーティストだとAKB48は当然そうだろうし、宇多田ヒカルもそうなんじゃないかな。

 自分が不思議に思えてならないのは、これらのオリコンシングルで1位を獲得し続けているアーティストたちはどうして同じ日にシングルを発売することがないのかってことです。
 嵐とKinKi Kidsが同じ日にシングルを発売しないのはわかりますよ。何といっても同じ事務所なんだから、事務所の上層部の方でシングルの発売日なんていくらでも調整できるのでしょう。

 しかしB'zとミスチルとサザンと嵐とAKB48はそれぞれ違う事務所のはずです。
 その彼らのシングルの発売日が重ならないのはなぜなのか?
 偶然ってことは考えられません。
 10年間以上も活動期間が重なっていて(AKB48は違うけど)、その間一度もシングルの発売日が重ならないということは数学的に考えられない。
 何といっても一年間は52週しかないのですから。

 誰かがこれらのアーティストのシングルの発売日が重ならないように調整しているに違いないのです。
 その誰かって誰なんだろう?そしていつ、どこで、どういった基準で調整しているんでしょう?

 答えをご存知の方は教えてください。
 たぶん誰も知らないと思うのだけれど。
コメント (6)
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『空のない街』/第七話

2017-06-21 20:47:17 | 空のない街
 その年のチャリティーバザーはいつになく上手くいった。
 バザーの行われた二日間、太陽はひどく上機嫌で、人々の心を戸外へと誘い出した。例えば風が気持ちよい丘の上へ、例えば穏やかな陽光が降り注ぐ公園へ、例えば救護院のバザーへ。ともかく、天候はきわめて良好だった。当然のようにバザーは客足、売上ともに例年以上に好調だった。
「物を売ることがこんなに楽しいなんて、想像もしてなかったわ」
 売り子に扮したティルダが、世紀の大発見でもしたようにジョシュアに言った。売り子の衣装は救護院で用意したものだが、それでもティルダが着るとどことなく品のよいものに見えた。
 ジョシュアは、バザーが好調なのは天気のせいだけではないことを知っていた。たぶん、極大のハリケーンが直撃しても売上げは新記録を達成したに違いなかった。
 そうだね、とティルダに笑みを返しながら、バザーに出品される品物を各家庭に引き取りに行った時のことを彼は思い出していた。品物を引き取る際、ほとんどの家ではジョシュアたちに対して好意的に接してくれたが、中には蔑むように、もしくは哀れむように見下す人々もいた。不思議なことにそういう家に限って銀食器やブランド物のアクセサリーなど、高価な品物をバザーに出した。タウンゼント神父の運転する小型トラックにそれらは積まれていった。
 そういった品々が、市場では考えられぬほどの安値で売られるのだから、人々がこぞって救護院のチャリティバザーへと足を伸ばすのは当然だった。赤子が泣いていても放ってバザーに出向くのではないか、そんな皮肉めいた思いをジョシュアは抱いた。
 タウンゼント神父などは寄付された品々が純然たる善意の証だと信じて疑ってない様子だったが、ジョシュアはティルダが何らかの手回しをしたのではないかと思えてならなかった。
 そうとでも考えなければ、これほど高価な品ばかりが集まるのは不自然だった。無論例えそうであっても、感謝の意を述べこそすれ、文句を言う筋合いなどないはずだったが、それでもジョシュアの胸の内には釈然としないものがあった。物乞いでも見るような彼らの目付き。自分たちが礼を述べようとしているのを、まるで追い払うかのように会話を打ち切る態度。
 それでいて渡される品は、素人目にも高級なものだとわかる。
 これが善意だとすれば、善意とはすなわち金だということなるのではないか、そうジョシュアは疑問に思わずにはいられなかった。
「ジョシュア、ジョシュアったら」
 ティルダに呼びかけられ、バザーの喧噪の中、ジョシュアは我に返った。
「ジョシュア、お客様よ」
 気がつくと、彼の目の前に自分の背丈とさほど変わらぬ大きさの熊のぬいぐるみを抱えた、五、六歳ぐらいの女の子が立っていた。
「これ、くたさぁい」
 ありがとうございます、そう丁寧に礼を述べて、ジョシュアは女の子の手から代金を受け取った。
「ぬいぐるみ、大事にして、くれるかな…」
 母親と思しき女性に手を引かれた女の子の後ろ姿を見つめながら、ティルダがつぶやいた。
 ジョシュアは今のぬいぐるみが彼女の寄付したものだということを思い出した。
「あの熊のぬいぐるみ、君が持ってきたものだよね…」
 ジョシュアの言葉にティルダは小さく頷いた。
「うん…。私がまだうんと小さいころ、ママが買ってくれたものなの…」
「え…。君のママって…」
「本当は家にあるもの、適当に見繕って持ってっていいって、パパは言ったんだけど、それは私が嫌だったから」
「どうして…?」
「あのね、うまく言えないんだけど、チャリティに出す物は私の持っている物から出したかったの。私の持ち物なんて、大したものなくて、ボビーしか思いつかなかった」
「ボビー?」
「ぬいぐるみの名前。ボビー・ブラウン」
「そんな大切なぬいぐるみ…」
「いいの。もうぬいぐるみを抱いて寝る年齢でもないし」
 ジョシュアは恥じていた。もしかしたらティルダがチャリティの出品に際し、何か手回しをしたのではないかと邪推したことを。そしてもしそれが本当だったら、彼女のことを軽蔑しようとしていた自分を。何だか自分がひどく小さな人間に思えて仕方がなかった。
 夕方近くになって、バザー会場のめぼしい品はあらかた売れてしまった。
「さあ、少し早いけど、片付けに入りましょうか」
 シスター・テレジアが、会場のみんなに声を掛けて回る。
「さてと、私たちも片付けよっか」
 ティルダがそう言って腕まくりする素振りをした。
「ありがとう」
 ジョシュアに突然礼を言われてもティルダにはわけが分からず、首をかしげた。
「どうしたの。片付けも終わってないのよ」
「今、言いたかったんだ。今度のことでは、すごく世話になったから。僕一人じゃこんなに上手くはいかなかったと思う」
「何だか、照れるなぁ。私の方こそ、ありがとう。一ヵ月間とても楽しかった」
 そう言ってすっと右手を差し出したティルダだったが、すぐに戻した。
「まだ、だよね、握手なんて。早すぎるよね、片付けもすんでないんだし」
 ティルダは机を抱えた。ジョシュアの方を見ずにつぶやくように言った。
「私、来週、誕生日なの」
「そうなんだ?それはおめでとう、ティルダ」
「それでね、ジョシュア。家の方でパーティを開くの。よかったら、貴方にも来てほしいんだけど…」
 最後の方はほとんど囁き声に近かったので、ジョシュアはえっと聞き返した。
「まあまあ、お誕生日ですって?おめでとう、アティルディア!」
 耳聡いシスター・アンジェラが、離れた場所にいたはずなのに、そう言って二人の会話に割り込んできた。
 ティルダが耳を真っ赤にさせた。
「あ、ありがとうございます、シスター・アンジェラ」
「ぜひ、伺わせてもらうわよ。ねぇ、ジョシュア」
 シスター・アンジェラが、ジョシュアの代わりに勝手に返答して、彼の方を見た。ジョシュアが、戸惑いながらもええと頷くと、それじゃあね、お二人さん、とそれだけを言って、シスター・アンジェラは二人の元を離れた。その時彼女はジョシュアにだけわかるようにウィンクした。彼には一瞬その意味がわからなかったが、シスターが、気を利かせてくれたのだと思い至った。自分だけなら、たぶん適当に理由をつけて、招待を断っていたかもしれなかった。
「来週の日曜日の夕方の六時からよ。プレゼントなんて何もいらないわ。服装も気にしないで。ただ来てくれたら、それだけでうれしいの」
 少女は、頬を赤らめて、早口でそれだけのことを言った。
 ジョシュアは少女の申し出に戸惑いつつも、半ばパーティに行く気になっている自分に驚いていた。 





                              *『空のない街』/第八話 に続く
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