この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

5月の予定。

2024-05-31 21:55:35 | 日常
 5月の予定です。
 5月は超忙しいはず!です。

 5/3~7は中国方面に旅行に行きます。
 超ハードなスケジュールなので無事帰って来られるか今から結構不安です。

 5/17は『碁盤斬り』の公開日。
 お袋が観に行きたいというので連れて行きます。イオンシネマ筑紫野で鑑賞予定。

 5/25、26は第13回折紙探偵団九州コンベンションです。
 講師として参加する予定ですが、果たして参加希望者がいるかどうか、微妙なところです。

 5/24は『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』、『劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ』の公開日。
 
 5/31は『マッドマックス:フュリオサ』の公開日。
 『デ(略)』と『おいしい給食』と『マッドマックス』は5月公開ですが、6/1は映画サービスデーに観に行こうと思っています。キャナルに観に行くか、トリアスに観に行くかは未定です。

 旅行から帰ってきたらコンベンションの準備をしなくっちゃ…。
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第13回折紙探偵団九州コンベンションに参加してきました、その5 。

2024-05-30 20:12:31 | 折り紙・ペーパークラフト
 実はコンベンション二日目のことはあまり振り返りたくないのです。
 なぜかというと、講習作品をほぼほぼ完成させることが出来なかったから。
 午前中の部の《クワガタムシ》が出来なかったのはまだいいんですよ。
 難易度★5つのコンプレックス作品だから。
 自分でもチャレンジすることに意義がある、と思って講習を受けたので、出来なくてもそこまで精神的ダメージは大きくありません。
 でも午後からの部の、★3つの《カワセミ》と《ダックスフントの小物入れ》が完成させられなかったのは凹んだなぁ。

   

 とりあえず何とか仕上げた《カワセミ》。
 講師の方のお手本とは程遠い出来です。
 《ダックスフントの小物入れ》の方はぐしゃぐしゃで写真を撮る気にもなれませんでした。
 最終講習作品の《風船2023》。

   

 なるほど、こういう作品が女子受けするのかぁと思ったんですが、この作品が女子受けして、自分の《マジックハート》に反響がないのはなぜだろうと不思議に思わずにはいられません。

 16時過ぎ、閉会式を経て、第13回折紙探偵団九州コンベンションは無事閉会しました。
 参加者の皆さん、スタッフの方々、お疲れ様でした。
 来年はもう少し実作力を上げて参加したいです。

 ちょっと締まりのない終わり方になったので、展示作品から何点かご紹介。

   

 ある程度のレベルの人が折り紙で猫を折ると、単に猫に見えればいいというだけではなくて、猫の表情や動作まで再現してみせるんですよね。

   

 世界初の溶けないソフトクリームです。食べられないけど。

   

 逆光になって申し訳ない、《ミ〇キーマウス》です(〇には好きな文字を入れてください)。
 折り紙のキャラクターものはよく見かけますが、ほとんどが後から目や口を描き加えたりするのに比べ、この《ミ〇キーマウス》の再現どの高さと言ったら!

 コンベンションに関しては以上です。
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第13回折紙探偵団九州コンベンションに参加してきました、その4。

2024-05-29 20:23:37 | 折り紙・ペーパークラフト
 翌朝は4時ぐらいに目が覚めました。
 バスセンターのトイレで用を足し、二度寝。
 いやー、二度寝って車中泊であっても気持ちいいものですね。笑。
 朝の5時に再び目を覚まし、今度は愛車のクロスビーを車中泊モードから通常走行モードにトランスフォームしました。
 実はってほどのことでもないのですが、この一ヶ月の間、クロスビーはずっと車中泊モードでした。

   
(車中泊モードのクロスビーがこちら)

 車中泊モードから通常走行モードにトランスフォームするのも、その逆も案外時間がかかるんですよ。
 一時間はかからないけど、30分以上はかかるかな。
 なので旅行当日ではなく、旅行に行く前、時間があるときにトランスフォームしています。
 ゴールデンウイークの旅行が5月3日からだったので、トランスフォームは4月29日に済ませました。
 で、7日に戻ってきたのでその日にトランスフォームしたかというとそれは出来なくて、やるとしたら11日以降ということになるのですが、25日の夜も車中泊をする予定でした。
 とすると、11日に通常走行モードにしたとしても、19日には車中泊モードにしなくちゃいけないんですよ。
 それは馬鹿々々しいなと思ってずっと車中泊モードにしていた次第です。
 でも車中泊モードだと荷物が載せにくくて大変でした。
 というのは本当にどうでもいい情報でしたね。笑。

 車中泊をした日の朝に何を食べるのかは自分にとって重要な案件です。
 コンビニのおにぎりで朝食を済ませる、というのは出来るだけ避けたいのでいろいろ調べました。
 朝8時にモーニングを提供する喫茶店は見当たらず、宿泊者以外にも朝食バイキングを提供しているホテルも見つかりませんでした。
 しかし朝の7時から営業しているサンドイッチ専門店があるという情報を入手し、そこに行ってみることにしました。
 朝の7時から営業しているサンドイッチ専門店があるとはにわかには信じられず、本当にあったとしてもお客さんがいるとも思えなかったのですが、朝の7:05にそのお店に着いたら、駐車場はすでにほぼ満車状態で、店の前には結構な行列まで出来ていました(この日は近くの小学校で運動会があったらしく、いつも以上にお客さんが多かったみたい)。
 そのお店【サンドーレ】のサンドイッチはお世辞にもインスタ映えするようなサンドイッチではないのですが、めちゃくちゃ美味しかったです。

   

 写真はデザート用に買ったピーチのサンドイッチ(250円也)。
 この他、ツナとミックスのサンドイッチも買ったのですが、 写真を撮る間もなく胃の中に消えてしまいました。笑。
 これから佐賀市で車中泊をする時はここで朝食を調達することにします。
 お腹を満たした後はコンベンションの会場であるアバンセへと車を走らせました。

                                   続く。
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第13回折紙探偵団九州コンベンションに参加してきました、その3。

2024-05-28 20:59:59 | 折り紙・ペーパークラフト
 講習終了後、夜は佐賀市内のホテルで懇親会がありました。
 が、自分は行きませんでした。
 別に全国の折り紙好きと親睦を深めたくなかったというわけでもなければ、ゴールデンウイークの旅行で散財し過ぎたというわけでもありません。
 単純に他に行きたいところがあったのです。

 ただ、まずは疲れを癒すべく、市内にあるスーパー銭湯の【佐賀の湯処 こもれび】に行きました。
 元々佐賀市内には【佐賀ぽかぽか温泉】というスーパー銭湯があって、以前はそちらに行っていたのですが、後発で【こもれび】が出来てからはそちらに行っています。
 どーでもいい情報ですが、【佐賀ぽかぽか温泉】の電話番号は0952-32-1126で、【こもれび】の方は0952-32-4126です。
 最初、あれ、電話番号が一緒だ、って思ったんですけど、よく見ると違いました。笑。

 さて、ケチ臭いことこの上ない自分がなぜ【佐賀ぽかぽか温泉】よりも入浴料が2割高い【こもれび】に行っているかというとこちらの方が食事が圧倒的に美味しいからです。
 この日、入浴後に食べた《肥前さくらポークのかつ丼》がこちら。

   

 一昨年【こもれび】に行くようになってから毎年食べているかつ丼です。
 とんかつがどんぶりに収まらないぐらいにデカいんですよ。
 これで税込み1080円というのは安いと思うなぁ。
 ちなみにこのとんかつを単品で頼むと1280円なんです(こちら)。
 かつ丼よりとんかつの方が値段が高いのはなぜなんですかね?
 とんかつについているサラダがその分高いのか。
 世の中不思議なことで一杯です。

 【こもれび】で食事を済ませ、途中ドラッグストアやコンビニで時間を潰してから行ったのが【BARダンジョン】です。
 ここは居心地がよくて、マスターが聞き上手で、おまけに料金もリーズナブルで、3年前に初めて行ってから毎年行っているのですが、唯一難を言うと開店時間が一定していないことですね。
 ツイッターには平日、週末、ともに21時開店と書いてあるのですが(日曜日は休み)、21時に開いていた試しがない!
 この日もオープンしたのは21:40でした。
 何時にお店を開けるのもそのお店の自由だと思うけれど、21時開店とツイッターに書いたなら、21時に開店すべきだと思います。
 というようなことは一年に一回しか来ない客には言われたくないでしょうけれど。笑。
 でもお店にいた一時間は楽しく過ごせました。

 それからJR佐賀駅前の駐車場に戻り、車の中で一晩過ごしました(つまり車中泊をした)。
 本来車中泊オッケーの駐車場ではないかもしれないけど、一年に一度なので勘弁してください(一年に一度でもダメなものはダメだと思う、、、まぁ車中泊禁止とは書いてないけどね)。

                                   続く。
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第13回折紙探偵団九州コンベンションに参加してきました、その2。

2024-05-27 20:50:42 | 折り紙・ペーパークラフト
 次の講習が問題だったんですよ。
 なぜかというと自分が講師だったからです(え?)。
 講習作品はこちら。

   
   
 創作連鶴の【四鶴関係(よんかくかんけい)】です。

 折り鶴を最初に考えたのは誰かということは現在わかっていません。
 ただ、折り鶴を発展させた連鶴を最初に考えたのは「魯縞庵義道」という江戸時代のお坊さんであるというのが定説です。
 そして長い間、連鶴といえば魯縞庵義道の考案した作品のことを指しました。
 でも自分は思ったんですよ。
 魯縞庵義道は確かに偉大かもしれないけど、連鶴って別に彼の考案した作品じゃなければいけないってことはないんじゃないかって(たぶん魯縞庵義道自身そんなことは望んでいない)。
 そこでいくつかオリジナルの連鶴を考案したのですが、そのうちの一つがこの【四鶴関係】です。
 たぶん魯縞庵義道であってもどう繋がっているか、わからないと思います。

 話を講習に戻すと、今回のコンベンションで一番時間をかけて準備をしたのは間違いなく自分だと思います。
 何しろ講習で配った、展開図が作図してあるB4のコピー用紙を準備したのは一年以上(!)前ですからね。
 じゃあ時間をかけて準備したんだから講習が完璧なものになったかというと全然そんなことはなく、いろいろとやらかしました。
 講習は展開図を作図したB4のコピー用紙を元に進めるつもりでした。
 なので別に参加者はB4用紙を用意する必要はなかったのです。
 けれど自分が講習内容のところに「B4用紙」と書いてしまったばかりに参加者自身が「B4用紙」を用意しなくちゃいけないみたいになってしまって…。
 誰も自分で「B4用紙」なんて用意したくはないですよね。
 おかげで、参加者はめっちゃ少なくて6人しかいませんでした。
 Zoom参加者なんてゼロですよ、ゼロ。
 Zoom参加者がゼロの講習なんて他にはなかったんじゃないかなぁ。
 ただ、参加者が少なかったことは結果オーライになりました。
 なぜかというと6人を相手に講習するだけで自分のキャパシティは一杯一杯だったからです。
 Zoom参加者がいなくてよかったですよ、ほんと。
 Zoom参加者がいたらそちらの方にも気を使わなくちゃいけなかったですからね。

 講習で講師を務めるのはこれが初めてというわけではないのですが、講師を務めるたびに思うのは自分の教え方の下手糞さ加減ですね。
 最初に「(作図をしてある方を表として)表と裏、どちらで折ればいいですか?」と参加者の一人の方に聞かれました。
 そのことについては特に考えてなかったので「表裏はどちらでもよいですが、ただ、正方形の隅に三角のマークがついているところは必ず折り鶴の首になるように折ってください」と言いました。
 重要なことだったので三回同じことを言ったと思います。
 しかし講習を進めていくと三角のマークのところが翼になっている人がいるんですよ、それも一人ではなくて。
 一人だけなら「人の話を聞かない人はどこにでもいるなぁ」と思うところですが、複数名いるってことは自分の教え方に問題があったってことなのでしょう。
 何だかガックリしました。
 救いは最終的に作品を完成させた人がいたってことですね。
 もし誰も完成させられなかったら卓袱台をひっくり返しているところでした。笑。

 続いて前川さんの講習を受けました(前川淳さんは日本を代表する折紙作家の一人。今回はオンラインでの参加でした。)。
 講習作品は【ウリッポウ体、簡単ウリボウ】。

   

 頭の良い人は作品も柔軟だなと思いました。
 こうして第13回折紙探偵団九州コンベンションの初日の講習は終了しました。

                              続く。
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第13回折紙探偵団九州コンベンションに参加してきました、その1。

2024-05-26 21:02:59 | 折り紙・ペーパークラフト
 5月25、26日に行われた【第13回折紙探偵団九州コンベンション】に参加してきました。
 折紙探偵団九州コンベンションは九州最大の折り紙関連イベントです。
 「九州コンベンション」と聞くとローカルなイベントを想像されるかもしれませんが、そんなことはありません。
 ローカルなイベントどころか、全国規模の、いや国際的なイベントなんですよ。
 国際的なイベントだって?と思われるかもしれませんが、いや、本当なんですって、ほら。

   
   
 会場である佐賀アバンセに来た参加者は86名とちょっと少なめですが(佐賀大学が会場だった頃はもっといたような記憶がある)、そのうち27名が海外からの参加者ですからね。
 およそ1/3の参加者が外国人というイベントもそうは多くないような気がします。
 その他、自分が覚えているだけでも、愛知、兵庫、京都、滋賀と全国各地から参加者が来ていました。
 自分も折り紙が好きで、だからこそ九州コンベンションに参加したのですが、逆に言えば九州で行われるコンベンションだから参加したとも言えますね。
 これが東京での開催だったら間違いなく参加してないです。
 外国であればなおさら。
 自分の折り紙好きもたかが知れてると笑われそうです(実際そんなことで笑う折り紙好きはいませんが)。

 今回のゲストは著名な折り紙作家の萩原元氏。
 といっても自分は存じ上げなかったのですが。汗。
 まぁ将棋で言えば七段以上の棋士を全員知っているわけじゃないからね。
 特別講演での講習作品がこちら。

   

 【香箱猫】だそうです。
 最初、「香箱猫」って何?って思ったんですけど、「香箱座り」という猫の座り方があるのですね。
 猫を飼ったことがないので知りませんでした(飼ってなくても知っていて当然の常識?)。
 いやー、難しかったです。
 とりあえず完成させるだけで精いっぱい。
 なので一見パッとしないように見えるかもしれませんが、それは実作者である自分の力量によると思ってください。

 お昼は車に戻っておにぎりとカップラーメンを食べました。
 節約は大事!

 昼休み明け最初の講習作品がこちら。

   

 【引き出しキューブ】、要は取っ手付きの箱ですね。
 まぁこれは簡単と言えば簡単だったのですが、問題は次の講習でした…。

                            続く。
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そろそろ来年の旅行の計画を立てようか。

2024-05-25 20:53:55 | 旅行
 ゴールデンウイークの中国地方旅行も終わったことだし、そろそろ来年の旅行の計画を立てようかと思っています。
 というのは嘘です。
 この場合の「嘘です」というのは、旅行の計画を立てる気がないという意味ではなく、旅行の計画を立てられないという意味です。
 なぜかというと(以前にも以前にも書きましたが)、来年は社員旅行でハワイに行くからです。
 ハワイに行くといっても、旅行先がハワイということが決まっているだけで、ハワイのどこに行くのか、それ以前に期間がいつなのかも決まっていません。
 グループ社員がいっせいに行くということはないので、3月から9月までの間に分散して行くことになるようですが、いつでもいいからいつ行くか、さっさと決めてくれ、と言いたいです。

 社員旅行がハワイというと、「羨ましい」と思う方もいるかもしれませんが、たぶん、そんなに羨ましがるような旅行にはならないと思います。
 ハワイに行くといっても、ハワイで豪遊するというわけではないですからね。
 会社は旅費や宿泊代は持ってくれても、遊興費は自己負担でしょう。
 この円安の世の中、あえてハワイに行って遊びたいという人は少ないのではないでしょうか。
 実際会社の同僚の何人かに聞いたところ、積極的にハワイに行きたいという人は皆無でした。
 まぁ自分たちの世代になると、持病持ちや腰痛持ちも多く、ハワイであれどこであれ、長時間の移動自体嫌だという人が多いようですが…。

 かくいう自分は生まれてこの方一度もハワイに行きたいと思ったことはないのですが、無料で(無料といっても旅行代の積み立ては毎月している)行けるなら行ってもいいかな、って感じです。
 ハワイに行きたいと思ったことがない自分はハワイで何が出来るのかすらよく知らないのですが、ある人に訊ねたら、「ショッピングセンターで買い物が出来る」と答えました。
 ショッピングセンターで買い物?
 そんなの地元のイオンで充分じゃん、と思った自分はハワイに行く資格はないのかもしれません。笑。

 そんなわけで来年の旅行の計画はハワイ旅行のスケジュールが決まらない限り立てられないのですが、もし社員旅行が被らなかったら、ゴールデンウイークは島根に行きたいですね。
 また島根かよ、と思われるかもしれませんが、来年行くとしたら、お袋を連れて行ってあげたいのです。
 温泉津温泉の夜神楽を見せてあげたいし、島根の【足立美術館】はお袋が前々から行ってみたいと言っていましたしね。
 お袋を連れての旅行なら旅程がハードなものになることもないでしょう。笑。

 あとは、一人旅なら【ナガシマスパーランド】に行ってみたいです。
 日本一の遊園地は名実ともに【富士急ハイランド】ですが、No.2はここだと思うんですよね。
 いずれ、遊園地が楽しめない身体になる前に行っておきたい…。
 いや、まだ先のことだと思いますが。笑。

 ともかく、ハワイ行きがいつなのか、さっさと決めて欲しいです。
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対話を拒絶するな。

2024-05-24 21:38:47 | 旧作映画
 昨日の続きです。

 ともかく言いたいのは、自分は『ガタカ』の終盤でジェロームが用意した血液や尿の検体はフェイクであると考えていて、それは決して根拠がないわけではない、ということです。
 根拠があってそう考えているので、誰に何を言われても、その考えが揺らぐということはありません。

 ただ、その考えを他人に強制するつもりはありません。
 ぶっちゃけて言うと、見ず知らずの赤の他人が『ガタカ』の解釈を間違えていたとしても、それは自分とは全く無関係のことなので、敢えてその間違いを訂正しようとは思いません。
 そのような優しさを自分は持ち合わせていないのです。

 ただし、このブログにおいては『ガタカ』の考察文をアップします。
 自分の考えを述べるためにこのブログはあるので、それは自分にとって当たり前のことです。
 そしてそのことで何かを尋ねられたら、必ず答えるようにしています。
 それが「文責」だと考えています(「文責」とは自分の言葉に責任を持つこと)。

 先月のことですが、拙ブログの中の『ガタカ』の考察記事の一つに久しぶりにコメントがつきました、それも二つ。
 一つ目のコメントは『ガタカ』に関する自分の考えを問うものでした。
 しかし続く二つ目のコメントはそれを破棄するものでした。
 以下転載。

>すみません、先程質問をしましたがやはり撤回します。
>失礼ながら過去の文を見ていて自分の価値観を人に押付けているだけだなと感じたので…このコメントに返信は不要です…

 えーっと、、、このコメントにはいろいろ言いたいことがありますが、まず、人の間違いや欠点を指摘する行為は間違いだとは思いません。
 でも間違いを指摘するにしても、「あなたは間違っている!何が間違っているかは自分で考えろ。」では困るんです。
 「あなたは間違っている。なぜならあなたは〇〇と言っているが、必ずしそうではないからです」というふうに具体的に言ってくれないと。

 その人によると自分は価値観を人に押し付ける人間なのだそうです。
 それがよくわからないんですよ、自分のどこら辺が価値観を人に押し付けているのかが。
 その人はおそらく、というか十中八九間違いなく、考察文での自分と質問者とのやり取りを見てそう思われたのでしょう。
 でもそこで議論されているのは価値観とは無縁のことなんですよ。
 議論されているのは作品の解釈についてです。
 価値観は関係ありません。

 考えを人に押し付けている、というならまだわからないでもないです。
 でもそれも違うんですよ。
 自分が考察記事で述べていることはすべてロジックによって導き出したものだからです。
 それが違うというのであれば、何がどう違うのか、きちんと指摘してくれないと。
 例を挙げれば、自分はジェロームが用意した血液や尿はフェイクだと考えていますが、それは血液が一度に大量に用意出来るものではなく、また保存の効くものでもないからです。
 その解釈が違うというなら、その根拠を否定してくれないと。
 今までそこに言及した質問者はいません(せいぜいLL牛乳を知らないんですか、と言った人ぐらい)。

 ロジックによって導き出した答えを曲げなかったからといって、考えを人に押し付けているなどと言って欲しくはありません。
 それでは自分の考えを何も言えなくなってしまいます。

 でもその人に一番言いたいことは対話を拒絶するな、ということです。
 「このコメントに返信は不要です」というのは、あなたとは対話をするつもりはありませんということなのでしょう。
 自分は言いたいことを言うだけ言って、相手が釈明や反論をする機会は与えないって何なんですかね。
 価値観を人に押し付ける人間であれば釈明や反論の機会を与えずとも当然ってことなんでしょうか。
 自分が同じことをされたらどうなんでしょうか。
 一方的に弾劾されて、それに対する釈明や反論が与えられなかったとしたら?
 それで納得するんでしょうか。

 自分は欠点の多い人間かもしれませんが、誰かとの対話を拒否したことはありません。
 長くブログを運営していますが、その間、荒らしすらきちんと対応しています。
 一方的に無視したり、そのコメントを削除したことはありません。
 荒らしに対してきちんと対応しろというのは難しいかもしれませんが、せめて自分自身が荒らしになるのは止めませんか。
 言いたいことだけ言って、釈明や反論を認めないというのは荒らし行為に他ならないのですから。

 対話は大事だと思います。
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「わからない」映画、「わかる」映画。

2024-05-23 21:15:21 | 旧作映画
 普段映画はボンクラに観ることが多いです。
 正確に数えたわけではないですが、映画レビューの半分ぐらいには「わからない」、「わからなかった」と書いているような気がします。
 「わからない」ことを「わかる」振りをしても仕方がないですし、そもそも自分は「わからない」ことが恥だとは思っていないのです。

 その一方で「わかる」映画も稀にですがあります。
 例えばフランス発のホラー映画『マーターズ』がそうですね。
 難解な作品として知られる『マーターズ』ですが、自分にはすごくわかりやすい映画でした。
 そしてそのレビュー、というか考察文もそれなりに支持を得ています(こちら)。

 また同じように「わかる」映画でありながら、その考察文がまったく支持されない作品もあります。
 それが『ガタカ』です。
 ぶっちゃけ拙ブログで『ガタカ』の考察文をどれぐらい書いたのか、書いた本人にもわかりません。
 なぜそれほどまでに『ガタカ』の考察文を延々と書いているかというと理由は簡単、その考察文を支持してくれる人が皆無だからです。
 一人でも「その通りですね!」と言ってくれる人が現れたら、そこで筆を置くことが出来るのですが、現れないので延々と書く羽目になっています。

 物語の終盤、木星に旅立つビンセントに、親友のジェロームが、一年後ビンセントが地球に帰還した時のために大量の血液と尿の検体を用意し、披露するシーンがあります。
 感動的なシーンですが、よくよく考えるとおかしいのです。
 まず血液は一度に大量に採取することが出来るものではなく、また長期間の保存の効くものでもありません。
 なのでこのシーンでジェロームが用意した血液と尿の検体はすべてフェイクなのだと自分は考えました。

 問題はなぜジェロームがそのような芝居をしたのかですが、もちろんその説明もつきます。
 大量の検体を用意したジェロームを見て、皆さんはどう思いましたか?
 こう思われたのではないでしょうか、ジェロームはそれほどまでにビンセントが地球に帰還すると信じているのか、と。
 そうです、ジェロームはそう思わせるのが目的だったのです。
 なぜならジェロームはビンセントが地球に帰還するとは思っていなかったから。
 思っていなかったからこそ一芝居打つ必要があったのです。

 ともかく、血液は一度に大量に用意できるものではなく、また長期間の保存が効くものでもないというのは、そんなに難しいことを言っているつもりはありません。
 むしろ、言われてみれば当たり前のことを言っているつもりです。
 でも理解出来ない人には理解出来ないんですよね。

 以前ある人に、一年間冷蔵庫で保存していた牛乳を飲め、と言われても飲めないでしょう?同様に一年間冷蔵庫に保存していた血液は変質して検査に適することはないですよ、と言ったことがあります(牛乳と血液は成分が酷似しています)。
 その人はこう言い返してきました。
 LL牛乳を知らないんですか?(LL牛乳と同じ処理をすれば血液も長期保存が出来るはず)と。
 う~ん、、、と唸ってしまいました。
 その手があったか、と感心したのではありません。
 牛乳を例にしたら、LL牛乳を持ち出す、ああ言えばこう言うっぷりについていけないなと思ったのです。

 LL牛乳のことは知っています。
 通常の牛乳よりも高温で殺菌処理した牛乳のことです。
 でもそのような熱処理をすれば血液内のDNAは間違いなく全滅します。
 そのことを指摘すると以後その人からの反論コメントはありませんでした。

 好きな映画について議論することは楽しいことです。
 真理により近づけるような気がします。
 しかし、簡単に論破されるような屁理屈をこねる相手ではその限りではありません。

 血液は一度に大量に用意出来るものではなく、また長期保存が出来るものではないというごく当たり前のことが多くの『ガタカ』好きに受け入れられないことが自分にはとても不思議です。
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島根・鳥取のお薦めの観光スポット、アクティビティ、ベスト10、その2。

2024-05-22 21:33:23 | 旅行
 昨日の記事の続きです。

 第五位は益田市にある【ランズボローメイズ匹見】です。
 島根には昭和の遺物である巨大迷路が二つあるんですよ(全国に巨大迷路がいくつあるかわかりませんが、二つある県は島根県だけだと思います)。
 一つが雲南市にある【ドラゴンメイズ】で、もう一つが益田市にある【ランズボローメイズ匹見】です。
 【ドラゴンメイズ】はエンタメ寄りで、家族で行くと楽しい施設になっています。
 一方【ランズボローメイズ匹見】は純粋に難しい巨大迷路で、自分のお薦めはこちらです。
 島根県民の方に何人か【ランズボローメイズ匹見】に行ったことがあるか尋ねたのですが、「行った」と答えた方は皆無でした。
 地元の観光施設に地元の人間が行かない、観光施設あるあるですが、絶対に勿体ないと思うけどなぁ。

 第四位は同じく益田市の美都町にある【TB RESORT MITO】での四輪バギーの走行体験です。
 料金はちょっとお高目かもしれませんが、一度やってみる価値は絶対にあると思いますよ。

 第三位は【石見銀山 大久保間歩 一般公開限定ツアー】です。

   

 石見銀山のことを「がっかり世界遺産」と揶揄する方もいるようですが、そういった方は表面的にしか石見銀山を観光していないのだと思います。
 ガイドさんに詳しく説明してもらったら、「石見銀山、すげー」と思われること間違いありません。

 第二位は日野川でのラフティングです。
 めちゃくちゃ楽しくてスリルがあって、おまけに料金もリーズナブル(用具一式レンタル込みで参加費3000円)で超お薦めです。
 近くに住んでいたら間違いなく毎年参加しますね。
 中国地方に住んでいる方が羨ましいです。 

 そして一位は何と言っても鳥取県【三徳山三佛寺投入堂】ですね。
 一度も行ったことがないという人は是非一度行ってみてください。
 マジで度肝を抜かれると思いますよ。
 ただ、「日本一危険な国宝」という異名があるように、体力に自信がない方や小さな子どもさんには薦められないかな。
 あと一人旅だと厳しいかもしれません。
 三徳山は一人での入山が禁止されているので。
 一人で行った場合どうなるかというと、一緒に登ってもいいという人が現れるまで待つことになります。
 自分の時は、男性二人組が一緒に登ってもいいと言ってくれたのですが、その二人組が猿のように身が軽くて、登って15分後ぐらいには置いてけぼりになりました。涙。 

 ちなみに鳥取にはもう一つ若桜町にも「投入堂」がありますが、そちらの方は敢えて行く必要はないと思います。
 自分は敢えて行きましたが。笑。

 島根と鳥取は面白い観光スポットやアクティビティが目白押しだとは思うのですが、それぞれが結構離れているので、いくつか回ろうと思ったら時間がかかるのが難点ですね。
 島根は島根だけ、鳥取は鳥取だけでまわるのが賢いと思います。
 自分みたいに島根と鳥取の面白いところを全部行ってやるぞ!なんて思ってスケジュールを組んだら、移動がきつくなるのでご注意ください。
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