この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

8月の予定。

2018-08-31 00:12:21 | 日常
 8月の予定です。
 忙しいような、忙しくないような…。

 
 8/1は『インクレディブル・ファミリー』の公開日(ムビチケ購入済み)。前作『Mr.インクレディブル』から14年が経ち、なお本作でも女子高生役を演じる綾瀬はるかの義理堅さには感心すらします。

 8/3は『ミッション:インポッシブル フォールアウト』の公開日。ムビチケ購入済み!と言いたいところなのですが、なぜかこの映画、前売り券の類いが劇場販売されてないんですよね。なぜだ?って思わずにはいられません。

 8/5は【GOTTON JAM 2018】に行ってきます。同行者募集中!

 8/13~14は鹿児島旅行です。楽しみ!

 8/17は『ペンギン・ハイウェイ』の公開日(ムビチケ購入済み)。

 8/31は『アントマン&ワスプ』の公開日(ムビチケ購入済み)

 
 まぁこれだけ予定があればそれなりに充実しているでしょう、、、そう信じたいです。ぶっちゃけ映画ばっかりだけど!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道の謎。

2018-08-30 23:34:04 | 蘊蓄・雑学
 北海道出身の人と話す機会がありました。
 その人のことを仮にKさんとしておきます。

Kさん「北海道にはゴキブリがいないんですよ。最近は札幌の繁華街にはいるようですけどね」

 知ってます。ただ、納得は出来ないかな。
 だってゴキブリって悠久の昔から地球上を我が物顔で這い回っていて、さらに核戦争が起こって人類が滅んだあと、地球の支配者になるかもしれないと言われているのに、そのゴキブリが寒いからという理由で北海道にいないのはどうしても納得しかねます。
 北海道の冬って核の冬より厳しいの???

Kさん「北海道にはカブトムシがいないんですよ。クワガタはいるんですけれど」

 それは知らなかった!
 っていうか、カブトムシとクワガタってそんなに生存環境が異なるとは思えないんだけど?クワガタなら耐えれる寒さがカブトムシには耐えられないってこと?

 他にも虫ではないですが、カメやモグラ、あとはイノシシもいないそうです。
 まぁカメは何となくわかります。カメは北の大地に不似合ですからね。
 でもイノシシもいないの?イノシシってめっちゃ寒さに強そうなイメージがあるんだけど。キツネがいて、クマがいて、でもイノシシはいないというのは不思議な気がするなぁ。

 逆に北海道にしかいない動物もいて、その代表格がヒグマでしょうか。
 でもそれもやっぱり不思議な気がします。
 だって本州にクマがまったくいないというならともかく、本州には本州でツキノワグマがいますからね。ツキノワグマがいるところにヒグマがいないのは自分には不思議に思えるのです。

 もちろんヒグマとツキノワグマが共存できるとは思えません。
 でも普通だったら気候の穏やかな本州にヒグマがいて、気候の厳しい北海道の方にツキノワグマがいそうなものだけど。
 本州にツキノワグマがいて、北海道にヒグマがいるのにはきっと何か理由があるのだろうなぁ。

 まぁでも一番不思議なのは、北海道のような冬になると氷点下になるようなところに敢えて人が住んでいる、ってことでしょうか。
 他に住むところがなかったのかなぁ、、、などというようなことを今年の夏、気温が40度近くになって外出することが命懸けになった九州に住んでいる自分が言ってみる。笑。

 住めば都ってことですかね?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『アントマン&ワスプ』をどこで観るか、それが問題だ。

2018-08-29 22:22:56 | 新作映画
 9/1の土曜日に『アントマン&ワスプ』を観る予定です。
 ただどこで観るか今のところ決めきれていません。

 最初は中洲大洋劇場で観るつもりでした。
 中洲大洋劇場のスクリーン1は福岡市内でもっとも鑑賞環境の良い劇場だと思っています。
 スクリーンそのものも超デカくて見やすく、シートは高級感があって座り心地がよく、音響ももちろん素晴らしい。言うことない劇場なのです。
 普段キャナルシティで映画を観ているという人には是非一度中洲大洋劇場のスクリーン1で映画を観て欲しいですね。

 上映スケジュールが更新された水曜日、さてさて上映は何時からかなとHPを覗いたところ、ビックリ! 
 中洲大洋劇場での『アントマン&ワスプ』の初回上映がスクリーン1ではなく、スクリーン4だったのです!
 よりによってスクリーン4かよ、、、いやいや参ったね。
 スクリーン3、及び4はほとんどミニシアター並みの大きさしかなく、『アントマン&ワスプ』のようなアクション映画を観るような劇場ではないのです。
 こうして中洲大洋劇場で『アントマン&ワスプ』を観るという選択肢はなくなりました。

 ちなみに9/1の中洲大洋劇場のスクリーン1で上映される作品は『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』でした。
 え、何で???って感じです。
 『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』の方が『アントマン&ワスプ』より観客動員数が期待出来るのか…。う~~~ん。。。

 中洲大洋劇場がないとなると、次の選択肢はユナイテッドシネマキャナルシティ13か、Tジョイ久留米になります。
 ぶっちゃけ自分はキャナルがあまり好きではないのです。
 好きでない理由はただ一つ、フロアに漂うキャラメルポップコーンの甘ったるい香りを吸っていると気分が悪くなるのです。
 とはいっても、キャナルは福岡市内で一番ポイントサービスのよいシネコンでもあるので、ここで観るという選択もないではないのです。

 一方Tジョイ久留米で観るメリットは何といっても家から一番近いシネコンだということですね。それにTジョイ久留米のスクリーン1は何でも「T-REX」といって九州で一番大きなスクリーンらしいのです。
 Tジョイ久留米で観るのもいいかな、と思ったのですが、9/1のTジョイ久留米のスクリーン1で上映される作品は『検察側の罪人』でした。。。
 『検察側の罪人』、巨大スクリーンで観ないといけない映画なんですか!?

 そんなわけで鑑賞予定日は明後日だというのにいまだにどこで『アントマン&ワスプ』を観るか決めきれていないのです。

 っていうか、全国どこの映画館でも『アントマン&ワスプ』ってスクリーン1で上映されないんですかね?それとも自分が観に行こうと思った映画館でたまたまそうだっただけ?
 もし『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』や『検察側の罪人』の方が『アントマン&ワスプ』より観客動員数が上だったら自分の映画を観る目に自信が持てなくなりそうです。。。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・日本の○○は何でしょう?

2018-08-28 21:09:08 | 蘊蓄・雑学
 まずは昨日のイジワルクイズの答え合わせです。
Q.日本の国鳥はキジですが、日本の国石は何でしょう?次の3つの中から選びなさい。
 1.水晶
 2.ヒスイ
 3.天然真珠
 答えは2.ヒスイでした。
 2016年9月24日に金沢市で行われた日本鉱物科学会の総会で決定しました(かなり新しいですね)。
 ただし、この決定には異論を唱える人もいて、日本の国石は水晶であると主張する人も多くいるようです。
 う~~~ん、きのこ・たけのこ戦争みたいですね(←次元が違うよ!)。

 では続いてもう一問。国花について。
Q.日本の国鳥はキジで、国石はヒスイですが、では国花は何でしょう?次の3つの中から選びなさい。
 1.サクラ
 2.キク
 3.サクラとキク。
 国花なんて簡単簡単、サクラでしょ?と思った方は1と3で迷われたのではないでしょうか。
 答えは3.サクラとキクでした。
 自分からすればサクラだけでいいじゃんと思うのですが、選んだ人からしたらキクを外せない(大人の)事情があったのでしょう。笑。

 国鳥、国石、国花と来てお次は国魚。
 さて何だと思います?
 日本の国魚はニシキゴイなんだそうです。
 ただし、国鳥、国石が多数決で決まったのに比べ(国花は不明)、日本の国魚にニシキゴイを選んだのは宮日出雄という個人だそうです。
 でもこの人、錦鯉問屋を経営していたというから、国魚にニシキゴイを選ぶのは当たり前ですよね。もはや言ったもん勝ちの世界…。

 国鳥はキジですが、国蝶はオオムラサキです。
 ただし、オオムラサキが国蝶に選ばれたのは、75円切手の図案に採用されたことが契機になったそうですから、図案に採用されたのがアゲハチョウであったのなら国蝶はアゲハチョウになったことでしょう。
 
 では最終問題。
Q.日本の国花はサクラとキクですが、では国草はなんでしょう?次の3つの中から選びなさい。
 1.ススキ
 2.セリ
 3.大麻
 ここまで付き合った方であればクイズの傾向もおおよそ把握したのではないでしょうか。
 そう、答えは3.大麻なのです。
 しかし、、、これこそ言ったもん勝ちの世界ですよね。
 国草は大麻であると主張する人も何の根拠もなくそう主張しているわけではないようですが、その主張に耳を貸す必要はあまりないように思います。

 おっと、大事なものを忘れてましたね。
 そう、国菌です。
 日本の国菌は、というか、日本以外で国菌が定まっている国は見つけきれませんでしたが、何と!麹菌でした!!
 2006年の日本醸造学会において認定されました。
 でも、菌に携わるすべての人々の投票によって決まったというわけではなく、日本“醸造”学会で認定されただけなのであれば、出たよ、言ったもん勝ちの世界としか思えないですね。
 もちろん麹菌が日々の私たちの暮らしに大いに役立っていることを否定するつもりは毛頭ないですけれど。

 そうそう、あと一つありました。
 それは国酒です。
 日本の国酒は何と!!日本酒でした!!
 ・・・・・・。
 うぉ、何の捻りもねぇ!
 ただし日本酒に加えて焼酎も国酒としてよいのではないかという考えもあるようです。何だよ、洋酒以外全部じゃん。
 国酒自体には捻りはありませんが、一つ面白いネタがあって、それは歴代の首相は「国酒」と揮毫する決まりがあるそうです(こちら)。
 総理大臣になることが夢だという人は「国酒」を上手く書けるように今から練習しておいた方がいいかもしれませんね。笑。

 以上です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の○○は何でしょう?

2018-08-27 22:01:24 | 蘊蓄・雑学
 先日基山にある牧場まで会いに行ったエミューはオーストラリアの国鳥だそうです。
 へぇ、、、オーストラリアにはいくらでも色鮮やかな野鳥がいるだろうに、敢えて泥臭いエミューを国鳥に選ぶところにオーストラリア国民の気質が垣間見えますね。

 ここで問題♪
Q.オーストラリアの国鳥はエミューですが、では日本の国鳥はなんでしょう?次の3つから選びなさい。
 1.キジ
 2.トキ
 3.ハト
 そんなに難しい問題ではないですよね。
 答えは2.トキです。
 トキは何しろ学名を「Nipponia nippon」というぐらいですから、トキぐらい日本を代表するに相応しい鳥はいないのではないでしょうか。
 というのは鷽ではなく、ウソです。
 正解はもちろん1.キジです。でも日本の国鳥をトキだと思っている人も本当にいるらしいですよ?鷽か真か知りませんが…。

 ではもう一問。今度は本当に難しいですよ。
Q.日本の国鳥はキジですが、では日本の国鳥をキジだと定めたのは誰でしょう?次の3つの中から選びなさい。
 1.GHQ
 2.日本政府
 3.日本鳥学会
 さて、わかりますか?
 答えは3.日本鳥学会です。
 1947年3月、日本鳥学会においてヤマドリ、ウグイス、ハト、ヒバリなどの候補の中から多数決でキジに決まったそうです。
 キジが国鳥に決まった理由の一つに、キジが食用であることもあるそうです。
 確かにウグイスやヒバリを食べようとは思いませんが、今はキジも食べないですけどね。笑。

 まぁ何が言いたいかというと、日本の国鳥はキジであるが、特にそのことに法的な根拠があるわけでもなければ、政府のお墨付きがあるわけでもない、ただの一民間団体が決めたに過ぎないってことです。
 なので日本の国鳥はキジであるが、特にそのことに敬意を払う必要はないってことですね。

 日本の国鳥がキジであることは一民間団体が決めたにすぎないのですが、同様に一民間団体が勝手に決めたことは他にもあります。
 例えば国石。
 国石って概念自体国鳥ほど一般的ではありませんが、とにかく某団体が勝手に決めているのです。
 では問題。
Q.日本の国鳥はキジですが、日本の国石は何でしょう?次の3つの中から選びなさい。
 1.水晶
 2.ヒスイ
 3.天然真珠
 答えは何かというと、、、イジワルして書きません。各自で調べてください。笑。

 ちなみに国石の他に国花、国草、国菌(!)もあるそうです。何なんだよ、国菌って…。

 あ、そうそう、国歌と国旗だけはそれぞれ「君が代」と「日章旗」であることは法律で定められています。
 でもその法律、国旗及び国歌に関する法律が定められたのは平成11年8月のことなんですよね(こちら)。
 「君が代」が国歌であり、「日章旗」が国旗であることが正式に決まったのはごく最近のことなのです。
 何となく今の日本政府が戦後成立した時から決まっていたのかと思ってましたよ。
 だとしたらそのうち国鳥や国菌も政府のお墨付きが得られる日が来るかもしれませんね。笑。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【リバーフェスタinみくま川】に参加してきました。

2018-08-26 21:04:52 | 旅行
 8月最後の日曜日である今日は、まだまだ超がつくほど日中は暑いので、大分の日田まで涼を求め、【リバーフェスタinみくま川】に参加してきました。

 イベントのテーマが「川で遊ぼう!三隈川が遊園地になる日」だったのですが、テーマ通りに見隈川、及びその川岸にはいくつものアトラクションが設けられていました。

 まずは「ターザン・ロープ」

   

 クレーン車から吊り下げられたロープにつかまりながら文字通りターザンの如く勢いをつけて川面にダイブするアトラクションです。
 これは(ちびっ子に混じって)自分もやったのですが、かなりの深さのところにいきなり飛び込んだので溺れるかと思いました。
 でも楽しかったです。

 次にやったのが「SUP(スタンドアップパドルサーフィン)」。
 

   

 SUPをするのはおよそ1ヶ月ぶり!1ヶ月ぐらいのブランクなら問題ないかと思ってましたが、基礎をすっかり忘れてました。笑。
 でも何とかボードの上に立つことは出来たし、転覆も漂流もしませんでしたよ。

 ここでお昼休みになったので出店で焼きそばを買って食べました。
 日田といえば「焼きそば」なのです(たぶん)。美味しかったですよ。

 お昼休みが終わって1時になってからチューブボートに乗りました。


   

 すっごく気持ちよかったのですが、川底でお尻をぶつけて痛い思いもしました。

 他にもアトラクションはあったのですが、とりあえず満足したので引き上げることにしました。
 これだけいろいろなアトラクションがあって、参加費が保険料の100円だけ、というのは激安なイベントですよね。
 ちびっ子に混じって川遊びをするのは恥ずかしくもあったのですが、夏の最後を飾るにふさわしいイベントだったと思います。
 あ~、疲れた!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エミューと戯れてきました。

2018-08-25 17:44:29 | 街で見かけた・・・。
 今日は基山パーキングエリア近くにあるエミューの牧場まで行ってきました。
 
 この牧場に行くのはこれで何回目になるかな、五、六回になるかと思いますが、これまで一度もゲートが開いていなくてエミューとはフェンス越しに対面するだけでした。
 HPを見る限りは一日に一回は必ず飼育員が来てエサをやっているようだったので、焦らずともそのうち牧場の中に入れるだろうと高をくくっていたのですが、訪問も五回を過ぎるとさすがにこれはイカンなと思って昨日アポイントメントを取りました。

 念願叶ってのフェンス無しの対面です。


   

 これがもう想像をはるかに超えて可愛かったですよ。
 正直、今日直接対面するまではもしかしたらつつかれたりするかも、なんて思ったりもしたのですが、そんなことは全然ない!
 
 
   

 首のところをコチョコチョとくすぐってやると気持ちよさそうに目を閉じるんですよ。


   

 たぶん貴重だと思われる(そーでもない?)、目を閉じるエミュー。エミューの、というか、鳥の瞼って下から閉じるんですね。今日初めて知りました。

 そして一羽をくすぐっていると、ボクもコチョコチョしてよ~みたいな感じで他のエミューも近寄ってくるんです。これを可愛いと言わずにいられようか。

 ぶっちゃけ顔だけ見ると恐竜みたいで怖くて、背丈も人と同じぐらいあってかなり迫力があるのですが、めっちゃ人懐っこくて可愛かったです。

 時間があったらまたエミューと戯れたいと思います。
 皆さんも近くに行くことがあったら(事前にこちらでアポイントメントを取って)遊びに行ってみてください。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地上波で放映されていた『君の膵臓をたべたい』を見ました。

2018-08-24 00:11:10 | 旧作映画
 地上波で放映されていた『君の膵臓をたべたい』を見ました。

 年間50本程度劇場で映画を観る自分ですが、いわゆる恋愛映画を見ることは稀です。まぁ『ターミネーター』も一種の恋愛映画と言えなくもないので、正確には恋愛がメインテーマの映画を見ることは稀ですと言うべきでしょうか。

 さらに言えば難病ものの映画を見ることも滅多にありません。宮沢りえ主演の『湯を沸かすほどの熱い愛』は見たけど、それぐらいかな。

 なので難病ものの恋愛映画となると過去に見た記憶がない、、、少なくとも思い出せません。

 とはいえ、もしかしたら食わず嫌いと言う奴かもしれず、見たらスゲー感動するかもしれないと思って地上波放映されていたものを録画して今見終わりました。

 結論から言います。
 自分は実写映画の『君の膵臓がたべたい』、ゴメンなさい、まったく受け入れられなかったです。
 この先、何が受け入れられなかったのか、書いていきますが、この映画を好きな人は高確率で気を悪くすると思うので、そういう人は読まない方がいいです。

 1.作品全体がすごく薄っぺらい。
 ヒロインは膵臓の病気に罹っているのですが、作中具体的な病名は明かされません。解説サイトなどを読むとおそらく膵臓癌ではないかと書かれています。
 でも、膵臓癌に罹った人が病気のことを打ち明けるとしたら「わたし、膵臓の病気なんだ」とは言わないですよね。「わたし、膵臓癌なんだ」とはっきり言うんじゃないですかね。
 そのことから、あぁ、このお話を書いた人は膵臓の病気について詳しくアプローチしたわけではないんだな、と思いました。
 実際原作者は「君の膵臓をたべたい」というフレーズを先に思いついて、そこから話を組み立てていったそうです。
 そりゃまぁ病気に対するアプローチもおざなりになるわけですね。
 病気に対するアプローチがおざなりであれば作品全体が薄っぺらくなるのは当然です。

 2.旅行のシーンにリアリティがない。
 主人公とヒロインが旅行に出るんですよ。旅行先は何と九州!自分も見たことのある風景が出てきて、そのことは嬉しかったです。
 二人がどこに泊まるかというと福岡でも指折りの一流ホテルであるホテルシーホーク(ですよね?)!!
 それで自分はヒロインがどうやってホテルにチェックインするんだろうと興味津々で見ていました。
 だって一流ホテルがティーンエイジャーのカップルを宿泊させるわけがないですから。
 自分はヒロインが機転を利かせるかどうかしてチェックインをするんだろうと思ってました。
 が、そういった描写は特になし。
 ホテルシーホークはティーンエイジゃーのカップルが2人で行って泊まれるホテルみたいです。ないない。

 3.主人公が力があり過ぎる。
 これもホテルでのワンシーンなのですが、主人公がヒロインにお姫様抱っこをねだられるんですよ。
 無理だろ、って思いましたよ。
 だって主人公は普段から本ばっかり読んでる、ろくに運動をしないもやしっ子ですから、お姫様抱っこなんて出来るわけがない。
 と思ったのもつかの間、主人公はひょいとヒロインを抱え上げ、お姫様抱っこをしてベッドまで連れて行くんです。
 あのさ、経験上(?)言わせてもらうと、人間の身体って重いんだよ。お姫様抱っこなんて普段から身体を鍛えていないと絶対に絶対に絶っっっ対に無理だから。強調のために三回言いました。

 4.主人公が気が利かな過ぎる。
 これも旅行中のシーン。ヒロインは主人公がちょっと驚くぐらい多めの荷物をリュックに詰めて持ってきてるんですよ。で、旅行中ずっとそのリュックを背負っているんです。
 当然自分は途中で主人公がヒロインに対して、「そのリュック、重いだろ?」とか何とか言って代わりに持つのだとばかり思ってました。
 何しろ相手は余命一年のか弱い女の子だし、、、最後までヒロインはリュックを背負ったままでした。
 自分はカップルがいて、女性の方が男性よりも重い荷物を持っていたら、それを見るだけで何だコイツ、と思ってしまうのですが、まぁ自分が古い人間なのかもしれません。

 5.ヒロインの親の気持ちがわからない。
 ヒロインが主人公を自宅に招き入れるシーンがあるんですよ。今日両親はいないから、とか何とか言って。
 余命一年のヒロインが親のいない家に男を招き入れること自体はまぁわからないでもないです。旅行に行くのもいいでしょう。
 でも余命一年の娘がいて、その娘を置いてどこかに出かける両親の気持ちはわかりません。どういう理由があれば出かけられるのか?まったく想像出来ませんでした。

 これぐらいでいいですかね。
 これだけ理由があれば自分がなぜ映画『君の膵臓がたべたい』を受け入れられなかったのかわかってもらえると思います。
 でもアマゾンのレビューではこの映画、恐ろしく好評価なんですよね。
 世の中、心が広い人が多いって思わざるを得ません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お笑い芸人も侮れない。

2018-08-23 23:59:45 | 読書
 以前に比べるとすっかり読書量が減ってしまいました。
 理由は単純、目が悪くなったから。
 むぅ、認めたくはないが、これが年を取るということか…。

 若者よ、若いうちに本を読め!
 年を取ったら本一冊読むのも一苦労だぞ。

 そして本を読んだ後に日に当たることを忘れるな!
 一日一時間日に当たるとそれだけで近視を予防するらしいよ?(こちら
 ただし、すでに近視になっている人には効果はないみたいだけど。笑。

 さて、以前に比べてすっかり読書量が減った自分ですが、最近なぜかお笑い芸人の書いた本を続けて二冊読みました。

 一冊目がオードリー若林正恭の書いた『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
 前作『社会人大学人見知り学部卒業見込み』もよかったけれど、本作はそれ以上!文章力、構成力、ともに向上していて感心しました。

 そんなことより、夏休みが5日取れるからキューバに行くというその行動力が何よりスゴい。旅慣れているというわけでもないのに(著者にはキューバに行く理由があることがのちに明かされるのだけれど)。

 本書は社会主義国キューバの紀行文としてもよく出来ていると思うし(だからこそ斎藤茂太賞を受賞出来たのでしょう)、それ以外のごく私的なエッセイの部分も面白かったです。

 もう一冊は山田ルイ53世の『一発屋芸人列伝』
 以前ネットで目にしたこの人の文章がめちゃめちゃ読ませる内容だったので、本書も読むことにした次第です。

 タイトル通り一世を(一瞬だけ)風靡したお笑い芸人たちを取材したノンフィクションなんですけど、まぁまぁ面白かったかな。でもちょっと期待しすぎていたのか、突き抜けた面白さというわけではなかったです。

 両者に通じるのは文章巧者であることですね。
 失礼ながらとてもお笑い芸人が書いた文章とは思えない、、、まぁでもお笑い芸人でも芥川賞を取る世の中ですから、お笑い芸人だからといって文章が書けないってことは全然ないんでしょうけれど。

 次は山里亮太の『天才はあきらめた』でも読んでみようかな?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画『カメラを止めるな!』盗作疑惑について思うこと。

2018-08-22 22:22:39 | 新作映画
 現在も大ヒット上映中の映画『カメラを止めるな!』が盗作疑惑に揺れています。
 今日はこのことについて自分の考えを述べたいと思います。

 まず結論から述べると、映画『カメラを止めるな!』は舞台『GHOST IN THE BOX!』の根幹のアイディアをパクっているのではないかと思われます(正確なところは『GHOST IN THE BOX!』を見てみないとわかりませんが)。

 ただ、アイディアをパクったからといってそれが必ずしも問題であるとは限らないんですよね。
 例えば映画『シックス・センス』の根幹のアイディアは「実は○○はxxだった」というものですが、このアイディア自体は何も『シックス・センス』の専売特許というわけではないんですよね。同様のアイディアの映画はすでに存在していました。
 『シックス・センス』の素晴らしいところはこのアイディアをきちんとストーリーに絡ませ、見る者に感動を与えるレベルまで作品の質を高めた点にあります。何もアイディア“だけ”の映画ではないってことです。

 翻って『カメラを止めるな!』の根幹のアイディアは「前半の37分は実は△△だった」というものですが、それだけの映画かというとそうではないですよね。
 根幹のアイディア+映画愛+家族愛+アルファ、そういった諸々の要素で映画『カメラを止めるな!』は傑作になりえたのだと思います。
 
 ですから、映画『カメラを止めるな!』は舞台『GHOST IN THE BOX!』のアイディアをパクっていても、盗作とまでは言えないというのが自分の考えです(繰り返しますが正確なところは『GHOST IN THE BOX!』を見てみないとわかりません)。

 また盗作か否かとは別に今回の告発者であるW氏のやり方には非常に抵抗を覚えます。
 W氏は元の舞台の原作者として映画『カメラを止めるな!』を告発しているようなのですが、W氏は純粋な原作者とは言えないからです。
 彼は告発文の中でこう述べています。
>当時、劇団に脚本家志望の後輩Aがいて、僕が一緒に企画案を練り、脚本をAに任せ、
 つまり舞台『GHOST IN THE BOX!』の脚本を書いたのはW氏ではなく、A氏なんですよ。
 (原作のない)演劇や映画において、1人原作者を選ぶとしたら、それは当然脚本家でしょう。企画案を練っただけの人が原作者を名乗るのはおこがましいというものです。

 いや、W氏は舞台の演出も手掛けたのだから原作者を名乗る資格はある、というのであれば、原作者は劇団員全員ということになります。
 実際W氏は
>著作権は僕とA、そして劇団にあります。
 と述べています。
 であれば、今回の告発において、W氏は出来れば劇団員全員の、それが難しいのであればせめて劇団員の過半数の意見をまとめる必要があった、と思います。
 そうでないと映画『カメラを止めるな!』は倫理的に問題があったと考えるのが関係者の中でW氏だけだったということになりかねないからです。

 また、W氏は映画関係者との間で原案利用契約書なるものを交わしているんですよね。
 申し訳ないけれど、契約書を交わしたのであればその契約を遵守する必要があると思います。

 もちろんワケがわからないうちにワケのわからない契約書にサインすることもあるでしょう。
 その場合は契約を遵守する必要はないとは思いますが、契約を解除するためにはそれ相応の手順を踏む必要はあるはずです。
 その手順の中に週刊誌に言いたいことを洗いざらいぶちまけるという選択肢はないと思います。

 まぁでも今回の騒動で一番重視すべきだと思うのは、W氏は映画を観た直後フェイスブックで「全然別物になってた」とコメントしていることです。
 それが本当であれば、映画『カメラを止めるな!』は舞台『GHOST IN THE BOX!』の盗作でも何でもないってことになります。
 時間が経ったから考えが変わったのだ、とW氏は言われるかもしれませんが、残念ながらその言葉に説得力は見い出せません。

 何がパクリで、何がオマージュで、何がリスペクトで、何が盗作なのか、その判別は難しいですが、それぞれは別々のものだと自分は考えます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする