この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

陰謀論を否定出来なかった『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』。

2024-07-20 20:04:29 | 新作映画
 グレッグ・バーランティ監督、スカーレット・ヨハンソン主演、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』、7/20、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(お客様感謝デーにつき鑑賞料金1100円)。2024年33本目。

 ほとんどの陰謀論を「んなわけないって!」と否定する自分が唯一支持する陰謀論が『アポロ計画陰謀論』です。
 なぜ自分が『アポロ計画陰謀論』を支持するかというと、理由はいくつかありますが、まず単純に技術的な問題ですね。
 聞いた話では当時のコンピューターの処理能力は現代でいうところのスーファミ並みだったと言います。
 果たしてスーファミ並みの処理能力のコンピューターで複雑な月への進入角度の計算が出来たのかどうか、甚だ疑問です。
 また犠牲者の少なさも首を捻らざるを得ません。
 1981年から2011年にかけて行われた有人打ち上げ機計画であるスペースシャトル計画で何人の犠牲者が出たのか、ご存知でしょうか。
 答えは1986年のチャレンジャー号爆発事故で7名、2003年のコロンビア号空中分解事故で同じく7名、計14名です。
 それに対して1961年から1972年にかけて実施され、全6回の有人月面着陸に成功したアポロ計画における犠牲者は何名なのかというと、答えは何とゼロ、犠牲者は出ていないのです(映画の中で言及されるアポロ1号の事故は訓練中のものだった)。
 単純な比較は出来ませんが、単に有人機を打ち上げ、軌道を周回させるだけのスペースシャトル計画で14名の犠牲者が出て、有人機を打ち上げるだけでなく、そこからさらに月まで送り込み、地球へと帰還させるアポロ計画で犠牲者がゼロっておかしくないですか?
 例えばエベレスト登山を事故なく6回成功させた登山チームが、富士山登山で14名の犠牲者を出したら、何かがおかしい、そう思いませんか?
 現代の最新科学の技術の粋を集め、天文学的な予算をつぎこんだとしても、人類が人を月に送り込むことは難しい、自分はそう考えます。

 そんなふうにアポロ計画に極めて懐疑的な自分が、アポロ計画陰謀論をモチーフにした『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』を観賞するのは必然といっても過言ではありません。
 で、感想はというと、単純に面白かったです。
 困難なミッションをみんなで力を合わせてクリアするというお話はストレートに面白いですよね。
 ただこの映画を観て、そうか、アポロはやっぱり月に行ったんだな、というふうには思えませんでした。
 映画の中でも、フェイクの月面着陸シーンの撮影が行われます。
 その撮影はスタジオに猫が紛れ込んでいたために失敗するのですが、逆に言えば猫さえいなければ、実際の月面着陸と見分けがつかないフェイクの月面着陸の撮影は可能だったってことになりますよね?

 自分は『アポロ計画陰謀論』の支持者ではありますが、だからといって絶対にアポロは月に行っていないのだ、と主張するつもりはありません。
 アポロが月に行ったという決定的な証拠を目の前に突きつけられれば簡単に宗旨替えをします。
 ただこれまでにそういった証拠を突き付けられたことはなく、映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』もその例外ではありませんでした。
 そのことを少し残念に思います。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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ある意味伝説を見たのかもしれない『温泉シャーク』。

2024-07-15 21:26:49 | 新作映画
 井上森人監督、藤村拓矢主演、『温泉シャーク』、7/15、イオンシネマ福岡にて鑑賞(サービスデーにつき鑑賞料金1100円)。2024年32本目。

 3連休最終日の月曜日は映画を観に行きました。
 当初は今月の予定にもある通りマイケル・マン監督の『フェラーリ』を観るつもりでした。
 まぁ腐ってもマイケル・マンだし、つまらないことはないだろうと思ったのです(伝説的な映画監督を「腐ってる」言うな)。
 でもネットで話題になっているある映画が気になってそっちの方を観に行っちゃいました(ゴメンよ、マン)。
 その話題になっている映画とは『温泉シャーク』です。

 この『温泉シャーク』、福岡ではイオンシネマ福岡でのみの上映です。
 イオンシネマって時々、何でこんな映画を上映するんだろう?っていう映画を上映するんですよね。
 イオンシネマはイオンモール内にあるので基本的にファミリー向けの映画の上映が多いのですが、以前『人肉村』っていうタイトルのホラー映画を上映してましたよ。
 イオンシネマのマネージャーは『人肉村』の配給会社の営業に弱みでも握られていたんでしょうか。
 『人肉村』、鑑賞直後は「つまんねーもの観たな―」と思いましたが、今思い返すとそんなに悪くはなかったかもしれません。
 ちなみに『人肉村』ですが、タイトルが『人肉村』という割には人肉を食すシーンもなければ、村が舞台というわけでもありません。
 まさにタイトル詐欺と言ってよいかもしれません。

 さて、逆にまったくタイトル詐欺ではなかったのがこの『温泉シャーク』です。
 何しろ温泉にサメが出る映画ですから、まさに『温泉シャーク』。

 自分は普段映画レビューを書く際、ここがおかしい、ここが理解出来なかったというようにピンポイントで重箱の隅を突くことが多いです。
 でもピンポイントで重箱の隅を突く映画ってそんなに悪い映画ではないんですよね。
 そこを改善すればより良くなるのですから。

 しかしこの『温泉シャーク』は突っ込むべき重箱の隅しかないといっても過言ではない映画なのです。
 例えばこの映画では水道管の中を通って(!)サメが人を襲ってくるんですよ。
 百歩譲ってそれが可能だったとしましょう。
 でも襲ってきたサメがさらに水道管の中に人を引きずり込むというのは絶対に無理ですよね?
 しかし本作においてそういったツッコミどころにツッコミを入れるのは無意味なんですよ。
 なぜなら本作にはツッコミどころしかないので。
 なので本作はツッコミどころを楽しめる人間には楽しい映画なのかもしれません。
 そうでない人間にはまともな鑑賞は難しいかも…。

 自分はどちらかといえば後者なのですが、鑑賞中、自分はもしかしたら伝説を見ているのかもしれないと思ったりもしましたよ。
 まぁそうではないと思いますけどね。笑。

 あと、映画の内容ではないですが、本作のパンフレットが2200円という高額だったのにはビックリしました。
 どれぐらいの人が買ったんだろう?
 映画の感想よりもむしろパンフレットの感想の方が気になりました。笑。

 お気に入り度★☆、お薦め度☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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シリーズ一作目、二作目より全然よかった『クワイエット・プレイス DAY 1』。

2024-07-11 20:59:24 | 新作映画
 マイケル・サルノスキ監督、ルピタ・ニョンゴ主演、『クワイエット・プレイス DAY 1』、7/8、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(ハッピーマンデーにつき鑑賞料金は1100円)。2024年31本目。

 『クワイエット・プレイス』シリーズは一作目、二作目、共に劇場で観ました。
 正直な感想を言わせてもらうとそんなに面白いとは思いませんでした。
 音に敏感なモンスターというアイディア自体は悪くないと思います。
 ただ、そのモンスターによって人類が滅亡寸前という設定にはついていけませんでした。
 そんなに知能も高そうではないし、砂漠かどこかでサイレンを鳴らし続けて、ある程度数が集まったところでミサイルを撃ち込めばそれで済む話なのでは、と思ってしまったのです(それをしない理由がよくわからない)。
 なので、シリーズ三作目であり、スピンオフである本作も最初はスルーしようかと思っていました。
 それを観に行くことにしたのはいつも参考にさせてもらっている映画レビュアーさんが存外に褒めていたからです。
 由布院旅行の翌日、有休を取った月曜日に観に行くことにしました。
 いや、シリーズ一作目、二作目より全然よかったです。
 何がよかったかというと、音に敏感なモンスターというアイディアは活かされているが、まだ人類が滅亡寸前というわけではないところでしょうか。
 まぁシリーズ一作目に繋がる以上、いずれその道をたどるのでしょうが、作品単体で観た場合、まだその道をたどってはいないので納得できる部分が多かったのです。
 主人公が末期癌患者、というのもよかったですね。
 ホラー映画やパニック映画では、登場人物が常識的に考えてありえない行動を取ることも多いんですよ。
 登場人物のそういった行動は見ていてひどく萎えるものがあります。
 本作の主人公も常識的に考えてあり得ない行動を取るのですが、本作の場合、末期癌患者だからという理由付けがなされているので、観ていてそこまで不自然な感じはしません。
 なるほど、上手いやり方だなと感心しました。

 とはいえ、手放しで褒められるかというとそこまではなくて。
 例えば本作の主人公は猫を飼っているんですよね。
 当然観ている側としてはその猫がいつ鳴くのかと思うじゃないですか。
 しかしその猫が、声帯を摘出してるのでは?と思うぐらい鳴かないんです。
 あれはちょっと不自然な気がしました。

 あと、モンスターが地球にやってきて間もないはずなのに、なぜか人類はモンスターが泳げないことを知ってるんですよ。
 あれはちょっとあり得ないなと思いました。

 細かいところにツッコミを入れましたが、全体的に見るとよく出来たモンスターパニック映画でした。
 シリーズ四作目が作られたら観に行くと思います。
 具体的にそういう話があるわけではないのですが、まず間違いなく作られるでしょうね。
 そう思わせるシリーズ三作目でした。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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2024年(六月末時点)劇場鑑賞映画ベスト5&ワースト3♪

2024-07-10 22:52:35 | 新作映画
 2024年は6月末時点で劇場で映画を30本観ました。
 30本という本数が多いのか、少ないのか、まぁたぶん、世間一般的には多く、マニアにしては少ないといったところでしょうが、ベスト10、ワースト10を選出するには間違いなく少ないと思うので、それぞれベスト5、ワースト3を選びたいと思います。
 私的なランキングなのであまり参考にはならないかもしれませんが…。

 まずはベスト5から。
 一位は何と言っても『ゴールデンカムイ』ですね。
 2024年の上半期に観た映画の中ではぶっちぎりにこれが面白かったです。
 心配なのは映画の続きがwowowで製作されること、、、もですが、映画があまりにも面白かったので原作を読んだら、正直原作はそこまで面白いとは思えなかったことでしょうか。
 原作よりも面白い映画があるってこと、初めて知りました。

 二位は『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』です。
 正直、テレビアニメを編集したものを映画と呼んでいいのか疑問は残りますが、ともかく面白かったです。

 三位は「ルックバック」です。
 正直、上映時間が一時間を切る作品を映画と呼んでいいのか疑問は残りますが、ともかく面白かったです。

 四位は『劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ』です。
 更なる続編を希望。
 まぁ間違いなく作られるとは思いますが。

 五位は『FARANG ファラン』にしておきます。
 この映画をベスト5に選ぶ人はいないと思いますが、自分はこの映画のゴア・アクションには満足しました。

 それにしても我ながら何だかなぁと思わないでもないベスト5だな…。
 續いてワースト3(順不同)。

 〇『アクアマン 失われた王国』
 出来が悪いというより、観ていて不愉快なシーンがあったので。
 それにしてもジェームズ・ワンも堕ちたもんだな…。

 〇『ボーはおそれている』
 いろいろな考察が出来る映画かもしれませんが、ぶっちゃけ面白くなかったですよね?

 〇『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』
 2024年の期待を裏切った映画No.1ですね。
 この映画を面白いに違いないと思った自分の見る目の無さといったら!

 以上、2024年(六月末時点)劇場鑑賞映画ベスト5&ワースト3でした。
コメント (2)
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2024年劇場鑑賞映画一覧(六月末時点)。

2024-07-04 21:02:27 | 新作映画
 2024年は三月末の時点で30本、劇場に映画を観に行きました。
 半年で30本なら一年間だと60本、これは近年にない、かなりのハイペースではないかと思ったのですが、よくよく考えると一年間で62本観た年もあるので、そこまで驚くには値しないのかもしれません。
 まぁでも本当に大切なのは本数ではなく、どれだけ面白い映画を観たか、ですよね。
 つまんない映画をいくら観たって意味ないのだし。
 そんなわけで2024年後半に公開される作品をチェックしているのですが、「これは絶対観に行きたい!」と思えるような映画って『アビゲイル』ぐらいしかない…。
 どうか『アビゲイル』が大々的に公開されますよーに…。

 では2024年劇場鑑賞映画一覧(六月末時点)です。

1.『サンクスギビング』、1/1、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞(映画サービスデーにつき鑑賞料金1300円) お気に入り度★★☆、お薦め度★★

2.『市子』、1/1、キノシネマ天神にて鑑賞(映画サービスデーにつき鑑賞料金1300円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

3.『コンクリート・ユートピア』、1/8、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(ハッピーマンデーにつき鑑賞料金は1100円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★☆

4.『アクアマン 失われた王国』、1/20、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(お客様感謝デーにつき鑑賞料金1100円) お気に入り度★★、お薦め度★★

5.『ゴールデンカムイ』、1/20、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(お客様感謝デーにつき鑑賞料金1100円) お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★

6.『カラオケ行こ!』、1/27、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(月イチクーポンにて鑑賞料金1200円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

7.『哀れなるものたち』、1/28、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(更新クーポンにて鑑賞料金1200円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★

8.『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』、2/12、イオンシネマ福岡にて鑑賞(ハッピーマンデーにつき鑑賞料金1100円) お気に入り度★★、お薦め度★★

9.『ネクスト・ゴール・ウィンズ』、2/23、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(2ポイント消費で鑑賞料金1000円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

10.『ボーはおそれている』、2/23、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(2ポイント消費で鑑賞料金1000円) お気に入り度★☆、お薦め度★☆

11.『落下の解剖学』、2/23、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(2ポイント消費で鑑賞料金1000円) お気に入り度★★★、お薦め度★★★☆

12.『コヴェナント 約束の救出』、2/25、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(無料クーポンにて) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★★

13.『マダム・ウェブ』、2/25、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(月イチクーポンにて鑑賞料金1200円 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★

14.『ドッグマン』、3/9、イオンシネマ大野城にて鑑賞(月イチクーポンにて鑑賞料金1200円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★

15.『ゴールド・ボーイ』、3/18、イオンシネマ福岡にて鑑賞(サービスデーにつき鑑賞料金1100円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★

16.『デューン 砂の惑星 PART2』、3/18、イオンシネマ福岡にて鑑賞(サービスデーにつき鑑賞料金1100円) お気に入り度★★★、お薦め度★★★☆

17.『オッペンハイマー』、3/30、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(サービスデーにつき鑑賞料金1100円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

18.『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』、3/30、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(サービスデーにつき鑑賞料金1100円) お気に入り度★★★、お薦め度★★★

19.『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』、4/13、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(月イチクーポンにて鑑賞料金1200円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

20.『碁盤斬り』、5/18、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(鑑賞料金1200円) お気に入り度★★★、お薦め度★★★☆

21.『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』、6/1、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(映画サービスデーにつき鑑賞料金1300円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆

22.『劇場版 おいしい給食 Road to イカメシ』6/1、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(映画サービスデーにつき鑑賞料金1300円) お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★

23.『ミッシング』、6/1、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(映画サービスデーにつき鑑賞料金1300円) お気に入り度★★★、お薦め度★★★

24.『FARANG ファラン』、6/1、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(映画サービスデーにつき鑑賞料金1300円) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★

25.『胸騒ぎ』、6/1、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(映画サービスデーにつき鑑賞料金1300円) お気に入り度★★★、お薦め度★☆

26.『マッドマックス フュリオサ』、6/1、ユナイテッド・シネマトリアス久山にて鑑賞(映画サービスデーにつき鑑賞料金1300円) お気に入り度★★★、お薦め度★★★

27.『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』、6/16、109シネマズ佐賀にて鑑賞(鑑賞料金2000円) お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★

28.『ディア・ファミリー』、6/22、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(無料クーポンにて鑑賞) お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★★

29.『朽ちないサクラ』、6/30、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(お客様感謝デーにつき鑑賞料金1100円 お気に入り度★★★、お薦め度★★★

30.『ルックバック』、6/30、Tジョイ久留米にて鑑賞(ムビチケにて鑑賞料金1600円) お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★


 ★は五つで満点、☆は★の半分です。

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「映画って何?」と思った『ルックバック』。

2024-07-02 21:00:22 | 新作映画
 押山清高監督、河合優実主演、『ルックバック』、6/30、Tジョイ久留米にて鑑賞(ムビチケにて鑑賞料金1600円)。2024年30本目。

 この『ルックバック』を観て最初に思ったのは「映画って何?」ってことでした。
 例えばテレビアニメを編集して劇場で上映したら、それって「映画」と言えるんでしょうか。
 それを映画と言ってよいなら、いっそテレビアニメをそのまま劇場で上映したら、やはりそれも「映画」なのか?
 「映画」の定義って案外難しいです。

 上映時間も劇場(で上映されることが前提の)映画なら、90分ぐらいは欲しいですね。
 一時間を切ると映画というよりテレビドラマを見ている感覚になります。

 さて、この『ルックバック』の上映時間はというと、おそらく2024年に自分が劇場で観る映画の中で最短と思われる58分です。
 自分はこの『ルックバック』をムビチケを購入したのですが、上映時間が58分と知っていたら、たぶんムビチケは買わなかったでしょうね。
 上映時間が58分の映画でムビチケが1600円というのは高すぎる気がするからです。

 前置きが長くなりましたが、『ルックバック』、面白かったです。
 ちゃんと映画を観ている気分にさせてくれました。
 映画って60分を切っていても構わないんですね。笑。

 ここから先は勝手な感想ですが、原作の藤本タツキは京都アニメ放火事件で大切な誰かを喪ったのかなと思いました。
 その誰かは現実の世界では死んじゃったわけですけど、別の次元では生きていて、生きていてっていうか、別の次元の自分が救っていて、そして現実の世界の自分と影響し合っている、そう思いたいのではないか。
 原作は既読なので、今さら映画を観てそんなことを思うのも変なんですけどね。笑。

 『ルックバック』を劇場で観てよかったと思っているのですが、そう思っているのは作品の出来が素晴らしかったというだけでなく、入場者特典が恐ろしく豪華だったからです。
 『ルックバック』の入場者特典はオリジナルストーリーボード、原作ネーム集でした。

   

 こんな豪華な入場者特典、聞いたことがない…。
 紙質もまるっきり単行本のそれと変わりないし、買ったら400円はする代物ってことになります。
 
 最初上映時間か58分で鑑賞料金が1700円(ムビチケだと1600円)と聞いた時は高っ!と思いましたが、この入場者特典をもらえるならむしろ安いですよね。
 映画を観終わった直後に原作漫画のネームが読めて、さらに家に帰ってから単行本と読み比べることが出来るんですから。
 ネームの段階では主人公たちの名前が違うことを知ったり、構図や小道具の違いに感心したり、二重三重に楽しめました。
 
 つまり言いたいことは『ルックバック』を観に行くのであれば入場者特典があるうちがいいですよ、ってことです(劇場により数に限りがあるとのこと)。
 
 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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自分には刺さらなかった『朽ちないサクラ』。

2024-07-01 21:09:04 | 新作映画
 杉咲花主演、原廣利監督、『朽ちないサクラ』、6/30、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(お客様感謝デーにつき鑑賞料金1100円)。2024年29本目。

 前日は大阪で社員総会だったのですが、この日は頑張って早起きして『朽ちないサクラ』を観てきました。
 まぁ前日社員総会だったといっても往復で5時間新幹線に乗り、総会の間2時間眠気と戦い(時に負け)、あとはひたすら腹がはちきれるほど食ってただけなんですけどね。笑。

 自分はミステリー映画やサスペンス映画を観るとき、ある程度結末や真相、あるいは黒幕や真犯人を推理しながら見る癖があります(誰でも多かれ、少なかれそうだと思いますが)。
 その推理が、推理というか、ただの想像ですが、まるきり外れることがあります。
 『落下の解剖学』という映画を観ている間、自分は父親殺しの真犯人は息子だとばかり思っていました。
 虫も殺せないような顔をした息子だからこそ真犯人に違いないと思っていたのです。
 が、推理は的外れでした。
 そういう時もあります。笑。
 しかし今回は的中しました。
 『朽ちないサクラ』の登場人物の中で一人だけ「私は怪しくないですよ」とプラカードを掲げて歩いているようなキャラクターがいたのです。
 あまりに怪しくないので、逆に絶対コイツが黒幕じゃん、と思って観ていたら、その通り黒幕でした。
 
 まぁ推理が当たろうが、外れようが、それは作品の評価とは直接関係ありません。
 問題は意外な犯人、もしくは黒幕であることにきちんとした合理性があるかどうか、筋が通っているかどうかです。
 自分は『朽ちないサクラ』でそれが出来ているとは思いませんでした。

 『朽ちないサクラ』では公安警察の腐敗が描かれます。
 公安警察が一般の警察とは行動規範が違う、というのは理解出来ないことではありません。
 わかりやすく言えば、「大きな悪を捕えるためには小さな悪を見逃す」って奴ですね。
 でも『朽ちないサクラ』の公安警察がやっていることって「小さな悪を見逃す」レベルじゃないんですよ。
 もはや普通に犯罪、それもかなり凶悪な犯罪です。
 さすがにそれはないんじゃないかって思ってしまいました。

 それを正すためにしたヒロインの選択も説得力がない気がしました。
 その選択をしたところで、何がどう変わるとも思えなかったのですが…。

 ちょっと厳しめのレビューになっちゃいましたかね。笑
 まぁ役者は主演の杉咲花を始め、演技巧者がそろっていたと思います。

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6月30日に何の映画を観るか、それ以前に映画を観に行くかどうか、それが問題だ。

2024-06-28 20:43:23 | 新作映画
 6月30日は性懲りもなく映画を観に行こうかと考えています。
 なぜ性懲りもなくなのかというと、前日の29日は大阪で社員総会があり、家を出るのが朝の6時半、帰るのが夜の9時だからです。
 前日夜の9時過ぎに帰ってきて、次の日朝から映画を観に行けるのかって話ですね。

 前日大阪で社員総会があるのに、なぜ翌30日に映画を観に行こうかと考えているのかというと、毎月20日と30日はイオンシネマではお客様感謝デーで映画を安く観ることが出来るのです(クレジットカードでのチケットの購入で鑑賞料金が1100円)。
 20日と30日が必ずしも週末に重なるわけではないので、週末に重なるときは出来るだけ映画を観に行くようにしています。

 では何を観に行くのか。
 実はってほどのことでもないのですが、先週の土曜日の22日も映画を観に行きました。
 この日映画を観に行くことにしたのは利用期限がこの日までの無料クーポンがあったからなのですが、何を観に行くかはなかなか決めきれませんでした。
 この時の鑑賞候補作は『ディア・ファミリー』、『ザ・ウォッチャーズ』、『朽ちないサクラ』、『バッドボーイズ RIDE OR DIE』の4本で、結局お袋と観に行くことになったので、『ディア・ファミリー』を観ました。
 まぁお袋を連れて『ザ・ウォッチャーズ』は観れないですからね。笑。
 選外になった3本は30日に観に行けばいいか、と思ってました。

 しかしイオンシネマ筑紫野の30日の上映スケジュールが発表されて、マジかよ、と思いましたね。
 一応理想としては、『ザ・ウォッチャーズ』、『朽ちないサクラ』、それに今週末から公開される『クワイエット・プレイス DAY 1 』の3本を観れたらいいかなと思っていました。
 しかし30日の上映スケジュールでは『ザ・ウォッチャーズ』は8:15~10:10と18:30~20:25、『朽ちないサクラ』は8:40~10:55と18:25~20:40、それぞれ一日二回上映なんですよ。
 土曜日ならともかく、日曜日にそこまで遅く映画を観る気にはなれないので、結局『ザ・ウォッチャーズ』と『朽ちないサクラ』、どちらかを選ぶしかないのです。
 さてどうするか、、、考えて、普段レビューを参考にさせてもらっているブロガーさんにもアドバイスをもらったりして、『朽ちないサクラ』を観ることにしました。

 観ることにしました、といってもそもそも起きられない可能性も高いんですけどね。笑。

 ここまで書いて、何か忘れている気がしたのですが、思い出しました。
 今週末公開の映画の中では「ルックバック」の前売り券を購入していたのでした。 
 といっても『ルックバック』は九州のイオンシネマでは公開されないので、どこかよそのシネコンに観に行かなくちゃいけないんですけどね…。

 6月30日に何の映画を観るか、それ以前に映画を観に行くかどうか、いろいろと頭を悩ませています。
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実話系映画の良さを再確認した『ディア・ファミリー』。

2024-06-22 21:26:05 | 新作映画
 月川翔監督、大泉洋主演、『ディア・ファミリー』、6/22、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞(無料クーポンにて鑑賞)。2024年28本目。

 結局6月22日は『ディア・ファミリー』を観に行きました。
 4本の候補作のうち、殊更この映画が観たかったというわけではないのです。
 暇そうにしていたお袋に「映画でも観に行く?」と聞いたら「行く」と答えたので、『ディア・ファミリー』を観に行くことになりました。
 まぁお袋を連れて『ザ・ウォッチャーズ』を観に行くわけにはいかないですからね。
 たまには親孝行もしないとね、、、いや、先週もしたけどさ!

 普段であればお涙頂戴の難病ものだと敬遠することも多いのですが、観に行ってよかったですよ、『ディア・ファミリー』。
 実話系映画の良さを再確認しました。
 別に自分は実話を基にした映画と創作を基にした映画、どちらが上でどちらが下と考えているわけではないのですが、最近、創作系の映画を観て、萎えることも多くて。
 『ディア・ファミリー』とは全然ジャンルが違うんですが、先日『胸騒ぎ』というホラー映画を観ました。
 ホラー映画なので終盤、エグい展開になります。
 ホラー映画なのでエグい展開になること自体は問題ありません。
 むしろそういう展開になることを期待して観に行っているといっても過言ではないのですが、そういうエグい展開になるために登場人物があり得ない行動を取るんですよ。
 具体的には主人公たちがサイコパス夫婦に対して一切抵抗もしなければ、逃げようともしないのです。
 映画的になぜ主人公がそのような行動を取るか、それはわかります。
 単純に尺が伸びるからでしょう。
 でもそういった製作上の都合を見せつけられると萎えるんですよ。
 もうちょっと主人公たちの行動を自然に出来なかったのかと言いたくなります。

 でも実話を基にした映画であれば、そういった登場人物の行動の不自然さに文句を言いたくなるということも(ほとんど)ありません。
 なぜかというと映画の中の登場人物は実在の人物の行動をトレースしているからです。
 なのである意味安心して観ることが出来ました。
 これからも実話を基にした映画を観に行ってもいいかなという気になりました。
 普段映画をあまり観ないという方にはお薦めの一本です。
 
 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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6月22日に何の映画を観るか、それが問題だ。

2024-06-21 21:23:42 | 新作映画
 本文に入る前に昨日のクイズの答え合わせです(ただし、Q.5だけ)。
 問題は「このもんいにない3このものをなげるとできるゅくごはなに?」でした。
 どうやらこの文章には3このものがないようです。
 その3このないものは何かを考えるのがこのクイズの鍵です。
 「もんい」というのが意味不明なので、これは「もんだい」から「だ」を取ったものだということがわかります。
 同じように「ゅくご」では意味がわからないので、元々は「じゅくご」だということが推察されます。
 一つ目のないものが「だ」、三つ目のないものが「じ」であることがわかりましたが、では二つ目のないものは何でしょう?
 一つ目の「だ」、三つ目の「じ」、共に意味不明なところが共通しているので同じように意味不明なところを探すと「3このものをなげる」があります。
 「なげる」は元々「つなげる」なのです。
 なのでも元々の正しい文章は「このもん(だ)いにない3このものを(つ)なげるとできる(じ)ゅくごはなに?」となり、答えは「だ」と「つ」と「じ」をつなげた「だつじ(脱字)になります。
 「だ」と「つ」と「じ」が脱字しているクイズの答えが「脱字」というのはシャレてるなぁと自分は思いましたよ。

 では本文です。

 明日、6月22日にイオンシネマ筑紫野に映画を観に行きます。
 映画を観に行くというのであれば、何の映画を観に行くか決まっているのが普通だと思いますが、今回に限ってはまだ決まっていません。
 なぜかというと利用期限が明日までの無料クーポンがあり、それで明日イオンシネマで映画を観なくちゃいけないからです。
 何を観るか、候補は次の4作品です。

 まずは大泉洋主演のヒューマンドラマ『ディア・ファミリー』。
 たぶん4作の中で一番これが完成度が高そうな気がするのですが、同時に一番自分が普段見ない映画のような気もします。
 映画.comでのレビュアー評価は4.3です。

 次は自分が普段一番観に行っているジャンルの映画のような気がするが、一番ハズレのような気もする『ザ・ウォッチャーズ』。
 まぁ何だかんだいって観ればそれなりに楽しめるとは思うのですが。
 映画.comでのレビュアー評価は3.3です。

 3作目は主演が杉咲花という時点でたぶんハズレではないだろうなと思う『朽ちないサクラ』(レビュアー評価は4.0)、4作目はこれも観たらそれなりに楽しいだろうなと思う『バッドボーイズ RIDE OR DIE』(レビュアー評価は3.8)です。

 さて、どれを観に行こうかな…。

 話は全然変わりますが、自分が一番推している、けれど打ち切りが決まった漫画『双影双書』が次にくるマンガ大賞ノミネートに合わせて現在全話無料公開中だそうです(ただし日曜日まで)。
 これを逃したら読む機会はないと思うので、是非読んでみてください(こちら)。
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