友人に、ホラー映画が死ぬほど怖い、って人がいます。
ホラー映画を観ると、夜眠れなくなるそうです。
正直、その友人が羨ましいです。
なぜかというとその友人は自分がとっくの昔に失ってしまったものを未だに持っているから。
自分も昔はホラー映画が大の苦手でした。
テレビで『十三日の金曜日』の予告が流れるだけでその日は一日テレビをつけられないぐらいの怖がりでした。
しかし今はホラー映画を見ても怖いと思うことがほとんど無くなりましたね。
だって、ホラー映画に出てくるキャラクターは、ホッケーマスクをかぶった殺人鬼や、ゾンビ、井戸から這い出てくる女幽霊など、現実にはいないってことが嫌ってほどわかってしまったから。
現実に存在しないものを怖がることは自分には出来ません。
そういった意味では尼崎の連続殺人のニュース記事を読む方がよっぽど怖い。
ホラー映画を見ても怖くないなら、何でホラー映画を見るんだよ、と疑問に思う人もいるかもしれませんが、自分はホラー映画を見ると、鑑賞後、怖さ以外のものが残るのです。
一番多いのが、悲しさだったり、切なさだったりします。
例えば、ホラー映画として一般的な評価が高い『エスター』を見たとき、自分はすごく切なくなりました。
作中エスターはまるで怪物のように描かれるんですが、本当に彼女が求めたのは人並みの幸せだと思うんです。
誰もが得られるそれを自分は決して手に入れられないと知った時、彼女は狂ってしまった。
そう考えるとすごく切ない。
最恐のホラー映画の呼び声が高い『屋敷女』や倫理的な問題によりツタヤで取り扱われていない『ヒルズ・ハブ・アイズ』を見たときも、怖いというより、やはり悲しさや切なさを覚えました。
優れたホラー映画というものは、鑑賞後、怖さ以外のものも残るというのが持論です。
もちろん稀にですが、本当に怖いと思うホラー映画もあります。
ネットでも賛否両論激しい『マーターズ』は本当に怖かったです。
あの映画の何が怖いかというと、作中に出てくる“組織”が本当に存在していそうで怖い。
その“組織”は女性を攫ってくると散々拷問を加えた挙句、書くのも憚られるやり方でその命を奪うのですが、自分には同様の組織は過去に存在したのではないかと(もしくは現在も存在しているか)思えてならないのです。
だから、怖い。
その『マーターズ』を作った監督の最新作がこのたび公開されることになりました。
その作品のタイトルは『トールマン』。
是非観たい、、、ところなのですが、これが公開が東京のシアターN渋谷という映画館だけなんですよねぇ。しかもそのシアターN渋谷という映画館も今年中には閉館されるという。
う~~~ん、何だかそのうちすべてのホラー映画が映画館では観れなくなりそうで、それが自分にとって一番怖いです。
ホラー映画を観ると、夜眠れなくなるそうです。
正直、その友人が羨ましいです。
なぜかというとその友人は自分がとっくの昔に失ってしまったものを未だに持っているから。
自分も昔はホラー映画が大の苦手でした。
テレビで『十三日の金曜日』の予告が流れるだけでその日は一日テレビをつけられないぐらいの怖がりでした。
しかし今はホラー映画を見ても怖いと思うことがほとんど無くなりましたね。
だって、ホラー映画に出てくるキャラクターは、ホッケーマスクをかぶった殺人鬼や、ゾンビ、井戸から這い出てくる女幽霊など、現実にはいないってことが嫌ってほどわかってしまったから。
現実に存在しないものを怖がることは自分には出来ません。
そういった意味では尼崎の連続殺人のニュース記事を読む方がよっぽど怖い。
ホラー映画を見ても怖くないなら、何でホラー映画を見るんだよ、と疑問に思う人もいるかもしれませんが、自分はホラー映画を見ると、鑑賞後、怖さ以外のものが残るのです。
一番多いのが、悲しさだったり、切なさだったりします。
例えば、ホラー映画として一般的な評価が高い『エスター』を見たとき、自分はすごく切なくなりました。
作中エスターはまるで怪物のように描かれるんですが、本当に彼女が求めたのは人並みの幸せだと思うんです。
誰もが得られるそれを自分は決して手に入れられないと知った時、彼女は狂ってしまった。
そう考えるとすごく切ない。
最恐のホラー映画の呼び声が高い『屋敷女』や倫理的な問題によりツタヤで取り扱われていない『ヒルズ・ハブ・アイズ』を見たときも、怖いというより、やはり悲しさや切なさを覚えました。
優れたホラー映画というものは、鑑賞後、怖さ以外のものも残るというのが持論です。
もちろん稀にですが、本当に怖いと思うホラー映画もあります。
ネットでも賛否両論激しい『マーターズ』は本当に怖かったです。
あの映画の何が怖いかというと、作中に出てくる“組織”が本当に存在していそうで怖い。
その“組織”は女性を攫ってくると散々拷問を加えた挙句、書くのも憚られるやり方でその命を奪うのですが、自分には同様の組織は過去に存在したのではないかと(もしくは現在も存在しているか)思えてならないのです。
だから、怖い。
その『マーターズ』を作った監督の最新作がこのたび公開されることになりました。
その作品のタイトルは『トールマン』。
是非観たい、、、ところなのですが、これが公開が東京のシアターN渋谷という映画館だけなんですよねぇ。しかもそのシアターN渋谷という映画館も今年中には閉館されるという。
う~~~ん、何だかそのうちすべてのホラー映画が映画館では観れなくなりそうで、それが自分にとって一番怖いです。